三人寄れば虫の知恵 の商品レビュー
虫捕りをこよなく愛す…
虫捕りをこよなく愛する三人が虫屋の視点で環境、医療、政治、科学などの社会問題について語り合った、学校の放課後の教室に残って話しているような楽しい鼎談に引き込まれます。市場原理主義で進んだ結果の日本のさまざまな社会問題には、虫屋という儲かることに全く縁の無い事を一番の生きがいとして...
虫捕りをこよなく愛する三人が虫屋の視点で環境、医療、政治、科学などの社会問題について語り合った、学校の放課後の教室に残って話しているような楽しい鼎談に引き込まれます。市場原理主義で進んだ結果の日本のさまざまな社会問題には、虫屋という儲かることに全く縁の無い事を一番の生きがいとしているような人種の視点が必要であると感じさせられました。
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それぞれ職種や専攻し…
それぞれ職種や専攻している分野は違っていても、同じ虫という話題では本当に面白い。
文庫OFF
ちょと古いけど、面白かった。自然に対する考え方や日本の国の特殊性も含めて、いろいろ考えている事の楽しさがある。昔に戻って虫取りがしたくなる。
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虫の愛好家である、解剖学者の養老孟司、フランス文学者の奥本大三郎、生物学者の池田清彦の鼎談です。 「外国語を学ぶことは、もうひとつの目をもつことである」という有名なことばがありますが、虫の視点から見ることで、センチメンタリズムに基づく動物愛護や歴史性を無視した自然保護運動、日本...
虫の愛好家である、解剖学者の養老孟司、フランス文学者の奥本大三郎、生物学者の池田清彦の鼎談です。 「外国語を学ぶことは、もうひとつの目をもつことである」という有名なことばがありますが、虫の視点から見ることで、センチメンタリズムに基づく動物愛護や歴史性を無視した自然保護運動、日本の文化行政などのおかしさが見えてくるということに、新鮮な驚きを感じました。「虫なんて、何であんなものに惹かれるのか」という思ってしまいますが、「虫」であっても著者たちの域にまで到達すれば、世界観がガラリと変わってくるものだということがわかります。
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ムシ好きの方は思わず読んでにやけるはず。 そうでない方はムシ屋の性質がちょっとだけ分かるハズ。 ※高校時代の学級文庫に紛れ込ませたまま行方不明...
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