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平家物語 の商品レビュー

3.8

61件のお客様レビュー

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難しい部分はなく、気…

難しい部分はなく、気軽に古典文学に触れあうことができます。武士達の生き様がイキイキと描かれおり、その潔さや趣は心を打つものがあります。有名な「なすの与一」などあって、昔教科書で読んだのを思いだし、懐かしく思いました。木曽義仲の最期は感動しました。

文庫OFF

全編の簡単なあらすじ…

全編の簡単なあらすじと、盛り上がる主要部分には原文と現代語訳がつきます。ちょこちょこと資料も載っており、この一冊で平家物語の流れがつかめます。とても読みやすいので初心者にもおすすめ。

文庫OFF

2026/03/20

本書は「ビギナーズ・クラシックス」と銘打ったダイジェスト版であり、平家物語を早送りで読んでるような感じですが、あらすじのまとめ方が良く、物語の流れがよく理解できます。 もともとは琵琶法師が語る「語り本」のため、文章のリズムもいいんでしょう。 印象深いエピソードも多く、読むほどに引...

本書は「ビギナーズ・クラシックス」と銘打ったダイジェスト版であり、平家物語を早送りで読んでるような感じですが、あらすじのまとめ方が良く、物語の流れがよく理解できます。 もともとは琵琶法師が語る「語り本」のため、文章のリズムもいいんでしょう。 印象深いエピソードも多く、読むほどに引き込まれる大変魅力的で面白い物語です。 ■悲劇の賢人・平重盛  「此一門にあらざらむ人はみな人非人なるべし」(平家にあらずんば人にあらず。「人非人」とは身分の低い人、宮中で栄達できない人という意味)と言うほどに栄華を極めた平家一門。  しかし、清盛の嫡男である重盛の死後、その権勢にも翳りが見え始めます。  重盛は、絶対的な権力を誇る父・清盛に対し、その行いを時には強く諌めることもあり、清盛もその諫言を渋々聞くこともありました。  清盛と後白河法皇の対立が深まる中、重盛は清盛の暴政に心を痛め熊野参詣を行い、「子孫が繁栄するならば父の悪心を和らげよ、繁栄が父一代限りなら我が命を縮めよ」と祈願します。  果たして、事態は後者となり、重盛は43歳にして病死し、世は挙げて彼の死を惜しむことに。  悲劇の賢人ともいわれる重盛ですが、その死後に清盛の独裁体制は強化され、他の武士や公家たちの強い反発を招くことになり、平家は滅亡への道を歩み始めるのです。 ■熊谷直実、敦盛を討つ  一ノ谷の合戦で平家軍は敗走。  熊谷直実は敗走する平家軍を追走し、海岸に馬を走らせていると、沖に逃れようとする華やかな鎧武者を発見し、水際に呼び戻します。  直実は鎧武者と組みあい、取り押さえ首をかこうとすると、その姿は年の頃十六、七の美少年でありました。  息子と同じ年頃の鎧武者に思わず息をのみ、命乞いもしない潔い態度に、直実は「なんと立派な若大将か」と感嘆し助けようとするが、味方の追手も迫る中、泣く泣く首を切るのです。  そして、直実が鎧武者の鎧をほどくと、錦の袋に入れた笛を腰にさしていたことに気づきます。  「なんと哀れな。今朝、一ノ谷の場内で管弦を奏していたのはこの方々だったのか。都の高貴な方は、なんと風流なことか」と直実は感嘆し、その笛を司令官の義経に見せて次第を語ると、参謀の者たちもみな涙を流します。  直実が打ち取った鎧武者の名は、当年17歳の貴公子・平敦盛。  幸若舞の題材にもなったこのシーンには、落涙を禁じえません。 ■那須与一  船上の扇を射落とすあまりにも有名なこのシーン。  弓の名手である与一をしても、最初は大役を固辞しますが、これが義経の怒りを買い、やむなく覚悟を決め弓を引くことに。  源氏も平家もこの時ばかりは静まり返って見守る中、もし射損じることがあれば自害やむなしという覚悟で、いざ矢を放つと、扇に見事に突き刺さる。  扇がはらはらと海に散り落ちたその瞬間、平家は船べりを叩き、源氏は箙(えびら。矢を入れる筒)を叩いてどよめき、両軍ともにその見事な腕前を称賛。  この瞬間、戦場は敵味方問わぬ一大エンタメ会場に変貌したのでした。  しかしこのシーン、激戦の中にあって、貴族武士としての一面も持つ平家からのなんとも風流な挑発であり、歴史に残る名場面だと思います。 ■灌頂(かんじょう)の巻  平家物語では、第十二巻において平家の血統が完全に途絶えます。  それに続く「灌頂の巻」は、その後の建礼門院(清盛の娘であり高倉天皇の皇后)の晩年を描くものです。  後白河法皇がお忍びで建礼門院を訪ね、人生の儚さを憂うという幕引きの役割を担っており、物語全体に流れる「諸行無常」を感じさせる、なんとも切ないエピローグです。  戦乱からこの静けさへの落差が、栄枯盛衰の儚さを一層際立たせています。 本書を読み終えてから、やはり全文をみたいと思い、続けざまに尾崎士郎氏の「現代語訳平家物語」を読んでいます。 全文ゆえ700ページ近い大作ですが、諸行無常の世界観をじっくりと嚙みしめたいと思います。 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる者久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。猛き人もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」 人の世は儚きもの、栄えているものもいつかは必ず衰え滅びる。 美しき無常観。

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2026/02/14

平家物語のダイジェスト版 原文と現代語訳は主要なエピソードに絞られているが、その他のエピソードも、合間に概要と説明があり、平家物語の全体像がしっかり分かるようになっている。現代語訳は分かりやすく、原文もルビが細かく振っており、どちらも読みやすい。合間に解説が挟まれるとともに、巻末...

平家物語のダイジェスト版 原文と現代語訳は主要なエピソードに絞られているが、その他のエピソードも、合間に概要と説明があり、平家物語の全体像がしっかり分かるようになっている。現代語訳は分かりやすく、原文もルビが細かく振っており、どちらも読みやすい。合間に解説が挟まれるとともに、巻末に系図や年表等がついており、ビギナーズクラシックスの名の通り、古典に馴染みのない初心者にも親切な作りになっている。平家の武士たちの死に様には、後の時代の武士たちの価値観の原型となるエピソードも多く、より詳細な訳注付きの全文や研究書を読み進め、平家物語の世界をもっと味わいたくなった。

Posted byブクログ

2026/01/11

「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」 はい、ビギナーズ・クラシックスは『平家物語』です(ベベン) 冒頭に挙げたのはあまりに有名で、日...

「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」 はい、ビギナーズ・クラシックスは『平家物語』です(ベベン) 冒頭に挙げたのはあまりに有名で、日本文学史上最高の名文とも言われる書き出しですね(ベベン) 当然16歳以上の日本人は全員暗記してるわけですね(ベベン) ここでお役立ち情報をひとつ、もし万が一あなたが海外でパスポートを紛失してしまった場合は直ぐに現地の日本大使館に連絡して「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」と言えば直ぐにパスポートを再発行してくれます(ベベン) それにしてもこの角川ソフィア文庫の『平家物語』ビギナーズ・クラシックスは入門書としてたいへん素晴らしい出来となっております(ベベン) 何が素晴らしいって、原文と訳文の全ての漢字にふりがなが振ってあるんですよ!(ベべベン) これは、ぜひ音読してほしいという願いが込められた配慮らしいんですが、すご〜くたいへんだったと思います(ベベン) そしてぜひとも多くの人に手にとって音読してもらいたいと思いました(ベベン) 書き出しの文がいかに素晴らしいかってのは声に出すことで、より感じられると思います(ベベン) そもそもこの『平家物語』ってのは(ベベン)琵琶法師が琵琶の音色に乗せて(ベベン)、口伝にて今の世に伝えられた物語なので(ベベン)読んで気持ちいい(ベベン)、聞いて気持ちいい(ベベンベン)文章になっているんです!(ベベベーン)って琵琶の音邪魔だわ!( ゚д゚ )クワッ!! ベベンて琵琶の音色だったんだねっていう(わいのレビューの後ろで琵琶をかき鳴らす琵琶法師を想像して下さい)

Posted byブクログ

2025/04/15

平家の落人は各地に点在して行ってみて興味があり、一度は読むべき古典てなので買いました。先ずは全体読み通してみます。

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2024/09/04

『平家物語』の全体像を通読するのにはよかった。一通りそれぞれの話がどんな内容なのかが分かる。 ただ、本当にあらすじもあらすじなので、対訳付きで原文が読む部分以外に関しては、文字通りあらすじしか分からない。『平家物語』の雰囲気を感じられるのは、本当にごく一部なので、内容が知りたいと...

『平家物語』の全体像を通読するのにはよかった。一通りそれぞれの話がどんな内容なのかが分かる。 ただ、本当にあらすじもあらすじなので、対訳付きで原文が読む部分以外に関しては、文字通りあらすじしか分からない。『平家物語』の雰囲気を感じられるのは、本当にごく一部なので、内容が知りたいというだけの人にはおすすめ。 原文と対訳になっているところが、冒頭の「祇園精舎」、「木曽の最期」や「那須与一」といった有名どころに、個人的に好きな「祇王」「忠度都落ち」「敦盛最期」などだったので、雰囲気としてもそこそこ満足だった。なんとなく解説は全体的にピンと来なかった。なんだろう。登場人物の評価が、個人的な感想感が強い。「日本人」といったワードが使われているあたりも、何とも古い感じがする。 読んで思ったのは、今更だけれども、灌頂の巻を除くとラストは、平家の嫡子、六代が切られるところで終わるのだなあということ。なんとなく壇ノ浦の戦いと、安徳天皇が抱かれて入水するところの印象が強くて、その後の展開の影が、自分の中で薄い。 十二歳で助命されたものの、頼朝の死後、平家の嫡流であり、謀反の罪で捕まった文覚の弟子だったことを理由に、三十余歳にもなってから斬られたとき、何を思ったのだろうかとは考えてしまう。延命されたがゆえに、十八年余りもの時間を経てから、父の血によって斬られるところが、すごくあわれに思った。今まで読んだことがなかったが、六代のくだりも原文で読んでみたくなった。 『平家物語』は、一般向けに色々な形で本が出ているが、本によってスポットが当てているところが違い、知識が積み重なるに従って、気になるところも変わってくる。原文を全部読めば早いのかもしれないけれど、そうじゃないアマチュアにとっては、これくらいのペースで少しずつ少しずつ好きなところ、気になるところを見つけていくくらいがちょうどいい。それぞれの著者、編者、解説者による視点の違いが、適度なガイドになってくれる。 そうやって、原文の雰囲気に触れていきたいと思う読書だった。

Posted byブクログ

2024/08/12

原文や解説、コラム、地図、年表があるのもよい。これは誰か?と思う人も多々いるので、巻末に家系図があるので初めて読む入門書としても最適。 義経や木曽義仲の、ヒーロー的な側面だけじゃなくて、横柄で短気な俗物的部分も垣間見えて興味深い。 誰か忘れたけどそこそこの身分の人(多分平家側...

原文や解説、コラム、地図、年表があるのもよい。これは誰か?と思う人も多々いるので、巻末に家系図があるので初めて読む入門書としても最適。 義経や木曽義仲の、ヒーロー的な側面だけじゃなくて、横柄で短気な俗物的部分も垣間見えて興味深い。 誰か忘れたけどそこそこの身分の人(多分平家側)が身分の低い女性を好きになって、父親に反対されて高い身分の女性と結婚をすすめられたときの発言が興味深い。人生盛りの時は30年と短いのに、醜い女と一緒になったら一生後悔する、と。そして最後は出家してしまう。なかなか失礼な奴だが、今も昔も真理。

Posted byブクログ

2024/07/14

★★★★☆面白かったです。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり〜という一節は、小学生時代に国語の時間で暗記した記憶がよみがえります。最近まで放送されていた大河ドラマも見ていましたので思い返しながら読めました。

Posted byブクログ

2024/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

平家物語の流れをつかめる解説でとてもよかった。いいところを抜いて原文もあるので、味わいもあるなと思った。入道逝去の前にある、琴の名手、小督(こごう)を訪ねるところとか、木曾の最期とか、判官都落ちの辺り、灌頂の建礼門院とかが印象に残った。源義経にしたがって静が、禿をつかっていて、大物スパイだったんじゃないかとか、一の谷で敦盛を討ち取った熊谷直実の出家が領地争いで敗れたことが真因だったらしいとか書いてあって、勉強になった。

Posted byブクログ