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阿部一族 他二篇 の商品レビュー

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2016/04/10

古典は、淘汰されてきたものなので、どれも良い、と聞きまして、自宅にあったので読んでみた。ぬぬぬ。で?っていう…。エンターテインメント性を求めがちなのかな、わたし。まぁでも、江戸時代当時の殉死に対する見方?は、そういうものだったんだな、とわかった。上司に気に入られないとなかなかいろ...

古典は、淘汰されてきたものなので、どれも良い、と聞きまして、自宅にあったので読んでみた。ぬぬぬ。で?っていう…。エンターテインメント性を求めがちなのかな、わたし。まぁでも、江戸時代当時の殉死に対する見方?は、そういうものだったんだな、とわかった。上司に気に入られないとなかなかいろいろ難しい、というのも、現代も同じかな、とかとも思った。

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2009/10/04

私の中で、武士を描いた小説では?1です  藤沢周平や山本周五郎は、下級武士の人情ものや夫婦の情愛、日々の生活のあれこれを書いていますが、これはそんな生っちょろいものではありません。藩主への忠義心と武士としてのプライドの間で揺れ動く阿部家の行動が、一切の感情抜きで坦々と描かれてい...

私の中で、武士を描いた小説では?1です  藤沢周平や山本周五郎は、下級武士の人情ものや夫婦の情愛、日々の生活のあれこれを書いていますが、これはそんな生っちょろいものではありません。藩主への忠義心と武士としてのプライドの間で揺れ動く阿部家の行動が、一切の感情抜きで坦々と描かれています  藩主の命に背いた阿部一族は、屋敷に篭城して追っ手に立ち向かいます。戦うにあたって邪魔となる女子どもを一斉に殺し、庭に穴を掘って埋めるのですが、その描写がまるでゴミを捨てるかのように坦々と書かれています。怖いです  そして昨日まで仲良くしてた隣近所の人達が追っ手となって乗り込んでくるのですが、阿部家の15歳位の少年が「おじさま、お相手!」等と言って昨日までお隣だったおじさんに槍で突っ込んできて、あっさり殺されてしまう様がこれまたあっさりと書かれています。かわいそうです。まさしく「昨日の友は今日の敵」です  結局阿部一族は破れ、その後誰が誉められたか、誰の殺し方が上手かったか等々が坦々と書かれてこのお話は終わります。まるで歴史上起こった出来事を教科書で読んだかのようなあっさりとした文章です。感情面での描写が殆どないのです  藩主に尽くすことを武士道と取るか、自分の家の名誉を守ることを武士道と取るか。阿部家は後者を取った訳ですが、どちらにせよ武士の世界は厳しいとつくづく思わされる一冊です

Posted byブクログ

2009/10/04

森鴎外の初期の時代小説を収めた短編集で、武士道というものを知らなかった私にとってはなかなか画期的なお話でした。切腹をするということの意味が少しわかったような気がします。しかし、「切腹をしないはずはない」みたいな空気出されたら私は間違いなくKYで行きます。武士の心得ナンテシラナイヨ...

森鴎外の初期の時代小説を収めた短編集で、武士道というものを知らなかった私にとってはなかなか画期的なお話でした。切腹をするということの意味が少しわかったような気がします。しかし、「切腹をしないはずはない」みたいな空気出されたら私は間違いなくKYで行きます。武士の心得ナンテシラナイヨ。

Posted byブクログ