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フランス 新・男と女 の商品レビュー

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2011/09/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

フランスの民法典自体が、婚姻について「協議離婚がない」など、日本の婚姻に比べて自由度が低い。その点、日本の婚姻は自由度が高いと言える。 しかし、日本は内縁を公的に認める「コンキュビナージュ」制度が存在しないため、内縁関係は他人同然である。 フランスは以上のような経緯から、PACSが認められた。これは同性カップルであろうと異性カップルであろうと契約を結べるし、税金面や財産で優遇される。それについ先日、ニューヨークで同性婚が容認された。 日本ではまだ議論すらされていないが、「同性カップルを公的に容認する。」意味合いで重要ではないだろうか。 それに、働く女性がまだまだ社会的地位が低いことも、婚姻率低下の一つと考えられるし、「結婚していいことがあると思えない。」「自由がなくなる。」など、結婚に肯定的な意見がなされない。 その意味でも、この本は「愛と幸福」について、様々な意見が集約されている。

Posted byブクログ