沈まぬ太陽(1) の商品レビュー
全5巻の大作。やっぱり山崎豊子はすごい!どっぷり作品の世界に入り込んで読みました。 読後、主人公・恩地には実在のモデルがいらして、実際にカラチ、テヘラン、ナイロビと転々とされていたと知ってさらに衝撃。 国民航空≒J○○の体質は少しは変わったのでしょうか…?
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2月? 久々に、沈まぬ太陽を読み返し始める。組織や、その中で人が生きていく意味などを考える。舞台となる企業の安全に対する意識の低さや営利至上など現在でもニュースに上る話題ばかりである。アフリカ篇は、主人公がカラチへの赴任にいたるまでの内容。
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日航機墜落事故を小説的に再構築した作品。全五巻。 半ば強制的に国民航空の労働組合委員長を任された恩地元。委員長として会社と戦った恩地を組織ぐるみで葬り去ろうとする冷酷さに驚嘆。こんなことがまかり通っていた時代があったなんて・・・。(07/2/2)
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旅行業界にいる私。 さまざまな航空会社を取り扱う中で、J○Lは我々日本人の誇りである航空会社。 であるが、この本を読んで、会社とそこで働く社員、社会の間の『しがらみ』 その、しがらみに巻かれて生きていく人と、最後まで自分を貫く人。 恩地という人間を見て、このような人間に慣れる...
旅行業界にいる私。 さまざまな航空会社を取り扱う中で、J○Lは我々日本人の誇りである航空会社。 であるが、この本を読んで、会社とそこで働く社員、社会の間の『しがらみ』 その、しがらみに巻かれて生きていく人と、最後まで自分を貫く人。 恩地という人間を見て、このような人間に慣れるか?と自問自答した1冊です。 『華麗なる一族』の山崎豊子さんの作品。 全5巻。
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大会社ってすげえ理不尽だと憤りまくり。 でも、昭和30年代にカラチとかケニアとかに行けたのってちょっと貴重な体験とか脳天気なことも思う。 「アフリカの蹄」以来、アフリカが舞台のドラマの主人公は大沢たかおだと相場が決まっているので、恩地もまた大沢たかおだと勝手に思い込んでいます。
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1985年8月に御巣鷹山で多くの犠牲者を出した航空会社を舞台にした話。山崎豊子の取材力の高さはさすが☆です。主人公恩地元とともに苦悩しながら、全5巻一気に読んでしまいます。
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記念すべき第1冊目! 輝ける委員長。補佐役の副委員長。長い時間かけて築いた信頼関係であっても、崩壊するのは非常に些細なことから。欺瞞・疑惑…普段生活するうえで耳にせず、発しもしないようなおそろしい世界が渦巻く作品でした。 人を疑うのはほんとに簡単なこと、でもそれをなかったことに...
記念すべき第1冊目! 輝ける委員長。補佐役の副委員長。長い時間かけて築いた信頼関係であっても、崩壊するのは非常に些細なことから。欺瞞・疑惑…普段生活するうえで耳にせず、発しもしないようなおそろしい世界が渦巻く作品でした。 人を疑うのはほんとに簡単なこと、でもそれをなかったことにするのは本当に大変なこと。(ってかムリ?!) 暗い気持ちになるが、読んでよかったと思っている。
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飛行機事故の悲惨さを著者ならではのきめ細かな取材の下に描いた作品。あのような事故を二度と起こさないようにするために、航空会社の取るべき行動を民間から出すように訴えかけるものです。
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このシリーズは、発売に関して圧力が掛かかったと言う。そして著者には脅迫文まで届いたとの事だ。一応は小説なのにそこまで嫌がらせをするほど、真実なのだとつくづくナショナルフラッグキャリアの陰湿さを知りました。山崎さんにはいつまでもお元気であることを心からお祈りいたします。
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日航ジャンボ機墜落事故の話。1巻〜5巻まであって読み応えあり。最初は内容が難しく読みにくかったけど3巻くらいからは一気に読めました。実話を元にしてるから臨場感たっぷりで考えさせられます。事故後の遺族の苦悩や亡くなった方の遺書は本当に胸に突き刺さる感じです。最後はあまりしっくりこな...
日航ジャンボ機墜落事故の話。1巻〜5巻まであって読み応えあり。最初は内容が難しく読みにくかったけど3巻くらいからは一気に読めました。実話を元にしてるから臨場感たっぷりで考えさせられます。事故後の遺族の苦悩や亡くなった方の遺書は本当に胸に突き刺さる感じです。最後はあまりしっくりこない終わり方でしたが・・。
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