このミステリーがすごい!(2002年版) の商品レビュー
既読本は、国内編BEST10では3/10、BEST20では6/22、海外編BEST10では1/10、BEST20では0/20。宮部みゆきさんのインタビューと、現在では中堅となっている、当時若手作家の座談会が興味深い。気になる本は以下。『模倣犯』『ミステリ・オペラ』『天狗岬殺人事件...
既読本は、国内編BEST10では3/10、BEST20では6/22、海外編BEST10では1/10、BEST20では0/20。宮部みゆきさんのインタビューと、現在では中堅となっている、当時若手作家の座談会が興味深い。気になる本は以下。『模倣犯』『ミステリ・オペラ』『天狗岬殺人事件』『片想い』『眩暈を愛して夢を見よ』『夜のフロスト』『ザ・スタンド』『ステチーム・タイガーの死走』(既読)『ジャンピング・ジェニイ』『庭に孔雀、裏には死体』『クリムゾン・リバー』『北村薫の本格ミステリ・ライブラリー』『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー』
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※このレビューにはネタバレを含みます
昨年も書いたが、本年もランキングに並んだ作家達の顔ぶれがだいぶん変わっていた。 国内編に関しては1位宮部氏(オメデトウ!!)を筆頭に東野氏、大沢氏、逢坂氏など「このミス」創世紀からの面子がランキングに顔を出し、また昨今の新興勢力もぐんぐん上位に進出してきて面白い所がある(島田、真保両氏の集票力の衰えが気になるが)。 しかし、問題は海外編である。いや1位になったテランがどうのという問題ではなく、獲得票数を見ると国内編が88票に対し、海外編はわずか55票である。しかもウィンズロウ、ハンター、ゴダートが辛うじて20位以内に食い込み、ハイアセン、コナリーはランキング外なのだ。 ここに日本人の熱し易く、冷め易い、云わば使い捨て気質が如実に表れているように思えるのだ。 現在アメリカで人気を博しているレナードの新刊はどうなったのか? バークはもう駄目なのか? ランキンは? こんな状況では海外作家が可哀想である。 興味本位の投票は無効にすべきだろう。ランキングはあくまで指標だよという主張は、書店のランキング作品に対する扱いを見ればもはや現実を直視していない戯言に過ぎない。各投票者は己の内容に責任を持つべきだ。 ここまで影響力を有すると、各自のコメントが一人歩きするのだから。
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1 模倣犯 宮部みゆき 2 邪魔 奥田英朗 3 ミステリ・オペラ 山田正紀 4 スティームタイガーの死走 霞流一 5 超・殺人事件 東野圭吾 6 闇先案内人 大沢在...
1 模倣犯 宮部みゆき 2 邪魔 奥田英朗 3 ミステリ・オペラ 山田正紀 4 スティームタイガーの死走 霞流一 5 超・殺人事件 東野圭吾 6 闇先案内人 大沢在昌 7 天狗岬殺人事件 山田風太郎 8 13階段 高野和明 9 煙か土か食い物 舞城王太郎 10 相棒に気をつけろ 逢坂剛 11 彼岸の奴隷 小川勝己 12 黒い仏 殊能将之 ドミノ 恩田陸 螺旋階段のアリス 加納朋子 15 天国への階段 白川道 片思い 東野圭吾 17 心では重すぎる 大沢在昌 悲鳴 東直己 19 RPG 宮部みゆき 20 忍法創世記 山田風太郎 眩暈を愛して夢を見よ 小川勝己 三人目の幽霊 大倉崇裕
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