ドミノ の商品レビュー

恩田陸(著者)

2010/09/04

２００２年４月１３日読了。以下、過去の日記から抜粋。

恩田女史の『ドミノ』が図書館にあったので即ゲット。
ミステリではない・・・強いて言うならば喜劇？
そもそも登場人物がハンパなく多い、覚えきれない。
慣れるまでは「コイツは誰だ？」と頁を行ったり来たリである。
納金ギリギリの保険会社、痴情のもつれから険悪になる男女、
ミス研の幹事長の座をめぐる大学生、俳句仲間のオフ会、
失った爆弾を探す過激派グループ、子役のオーディション舞台裏。
コロコロ場面が変わる中、どこかでどこかがリンクする。
舞台の暗幕、ドリフの回転舞台を見ているような感覚である。
しかし、最後にはどう収集がつくのだろうと思っていたら、
結構あっさりパタパタと片付いていったような気がする。
まさに「ドミノ」、ギリギリまで緊張させて倒れたらあっさり。
恩田女史のお得意パターンかな。

2010/03/20

『ドミノ』・・・西洋カルタの一種。象牙製の２８枚の札で遊ぶ。
（新明解国語辞典より）
「―倒し」・・・ドミノの牌をわずかな間隔で立て並べ、端の一つを倒すと次々に牌が倒れ続けてゆくもの
（大泉林より）

恩田 陸さんの代表的な喜劇小説。
絡み合う、数十人の行動。
その現場は･･･

東京駅！！

なんと言っても、東京駅。
本当に色々な人が集まる場所、

そこで繰り広げる、ドラマ。

１つのドミノが倒れはじめたら、誰も止めることがっできない。

連鎖･･･キミの行動が、誰かの人生に直結している。

こんなに『重く』は考えなかったけど(笑)

それに近いものはあったかなぁ～☆

読み始めたら、やめられない、止まらない！！
まさにドミノ倒しの醍醐味を体感できる。

2010/11/14

随分前に読んだので思い出しながら書いていますが、

確か～ＤＶＤみたんだっけ？と思ってしまったほど。

物語の風景や登場人物が目に浮かびます。

あっという間に読み終わりました。ジェットコースター並です。

2011/10/21

ドミノが１つずつ倒れていって最後に綺麗にまとまる収束感が素晴らしい！ただ単純に面白かったです。登場人物がわんさか出てきてる割りにあまり混乱せずに読めたし。私的にはエリコ姉さんに惚れた笑！

2010/01/21

ドミノですね～。
スピード感があって、読んでても止まらない止まらない！
スッキリ＆サッパリと読了後も爽快です。

2010/01/21

登場人物が多くてどうかなと思いましたが、ちゃんとゴールまで倒れ続けました。私が思う恩田陸ぽくはないけどそれはそれで面白かった。

2010/01/14

数多くの人物が出てくるのだけれど、一人ひとりのキャラクターがしっかり伝わってきてよかった。
何より、人物の関係が緻密に計算されていてすごい。
話自体は、感動するというわけではないけれど、
おもしろかった。

2009/12/29

文句なしに面白い！　やたら登場人物が多そうだな、と思ったものの（実際多い）、まるで混乱しない。全体的に、どのキャラクターも個性豊かで魅力的。登場人物の数に比例して場面も次々変わるけど、それもスムーズに読める。ストーリーもとにかく惹き付けて離さないし、もう止まらない。それこそぱたぱたとドミノが倒れていくように、一気読み完遂。これはすごい。
ところでこれに出てくる映画「ナイトメア」って、「スクリーム」？　監督クレイヴンだしね。「ダリオ」が○○○○だろうってのは見当がついて、それが当たっていたのが妙に嬉しかった（笑）。

2009/11/23

MAZEが迷路の話だったから、ドミノ倒しでもするのかと思った。
けど構内図と人物紹介を見て、あぁ、連鎖して何か起きちゃうんだなと気付いた。人物紹介は見ていて楽しかった。
色々つながっていく図が面白い。けど私が追いきれなかったかな、あとあまりにも絡みすぎて少し冷めたり。
終わり方も締まったような締まらないような。

2009/11/21

まさにドミノなドタバタ劇。
目まぐるしく登場する人物と多くの場面転換で混乱するかなぁと思ったんですが、そんなことはありませんでした。
どんどん話が展開していく様子はスピード感があり、一気に読めます。
結末に向けて最初は何のかかわりも無かった人々が一気に集約していく様子は面白いです。
満足度は★★★★☆。
何も考えずに、さくさくと読めます。