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グッドラック の商品レビュー

4.2

92件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

    38

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

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2013/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

敵性体ジャムが人間を認識し始めたことからジャムとの戦いが新しい展開を見せはじめた。 全体的に冗長な感じがしてあまり楽しめなかった。

Posted byブクログ

2013/02/11

ああもう5をつけるよ。 人間的、機械的、と言ってしまうのは簡単だ。 だがその土台をどう定義する? その基準をどう伝達する? 人とは? 機械とは? “わたし”とは? ガトリングガン並の勢いで、普段の生活では棚上げされているあれこれを突きつけられる1冊。 1作目より視点は深く、人物...

ああもう5をつけるよ。 人間的、機械的、と言ってしまうのは簡単だ。 だがその土台をどう定義する? その基準をどう伝達する? 人とは? 機械とは? “わたし”とは? ガトリングガン並の勢いで、普段の生活では棚上げされているあれこれを突きつけられる1冊。 1作目より視点は深く、人物も世界も深く濃くなったSF。 雪風の格好よさったらない。 そして桂城少尉がドストライクすぎて転がった。

Posted byブクログ

2012/12/02

戦闘妖精雪風の続編。 単なる戦記モノでもなく、戦争を通じた人間ドラマでもなく、社会派でもなく。シンプルにこれはエンターテインメント。SFである。 人口知能テーマで、高度に発達した電子頭脳と人間の関係がうんたらとかいうともはやテーマとしては陳腐ではないかと思われるが、それはこれでも...

戦闘妖精雪風の続編。 単なる戦記モノでもなく、戦争を通じた人間ドラマでもなく、社会派でもなく。シンプルにこれはエンターテインメント。SFである。 人口知能テーマで、高度に発達した電子頭脳と人間の関係がうんたらとかいうともはやテーマとしては陳腐ではないかと思われるが、それはこれでもかというほどの博覧強記なマニアックな描写が強烈なリアリティを持たせてじっくり読ませるし、無駄にキャラが出てきたり無駄に饒舌だったりしないし、本編に無関係なエピソードもなければ、意味のない恋愛や性描写もなく、ひたすら冷徹なまでにフェアリー世界を描いている。凄い。 最後はいよいよこれからってところでメイヴ雪風が飛翔して終わるって、これは「さらば宇宙戦艦ヤマト」じゃないんだから!という読後感。続きを読めってことですな。

Posted byブクログ

2012/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

雪風シリーズ2作目。 前作の、「友人だと思っていた奴から置いてけぼりを喰らった衝撃」とは また少し異なる感じの読後感。 零と雪風は、必要とあらば相手を切り捨てることが出来るし、お互いにそのことを理解していて、だからこそ固い信頼で結ばれている。その関係を“愛”と呼んでしまうところに痺れた。 ようやく接触することになるJAMの本体との対話も興味深い。 自分の認識で把握出来ない敵にどう向き合えばいいのか。

Posted byブクログ

2012/11/02

作中では前作から時間の経過が然程無いようですが、主人公の人格が事件をきっかけとしても変わりすぎ?1巻、2巻と読み進めると少々違和感が有りました。また、前作よりもドッグファイトの描写が減り、エンターテイメント小説と云うよりも観念・哲学的な話が殆どになってきています。 そして物凄く良...

作中では前作から時間の経過が然程無いようですが、主人公の人格が事件をきっかけとしても変わりすぎ?1巻、2巻と読み進めると少々違和感が有りました。また、前作よりもドッグファイトの描写が減り、エンターテイメント小説と云うよりも観念・哲学的な話が殆どになってきています。 そして物凄く良い処で終わってしまっているのもなあ…。

Posted byブクログ

2012/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第2弾、前作では謎の異星体ジャムとの戦いを短編形式で描いていた。今作ではより深く、ジャムとは?そして主人公深井零大尉と彼の愛機「雪風」との関係性が描かれている。 結果SFアクション的戦闘シーンは縮小され、ジャム、人間(深井零大尉その他FAFの関係者)機械(雪風、戦闘知性体であるコンピュータ)それぞれに関する相互認識についてのページが多く、読み進めるに時間と根気が必要であった。 読了して疲労を覚えたが、心地よくもあり次が気になる展開で終わっている。 とにもかくにも脳みそをこれほど使って読む小説はあまりないだろう、と思う。深井大尉と雪風の関係については、一つの回答が提示されている。互いを己の一部分を見做す「複合生命体」という在り方は、戦闘機乗りを描く読み物にあって共通のモノであろうが、細かい理屈抜きにして読者のロマン(男子の)を掻き立てるに十分であった。 時間を置かずに次に行きたいと思う。

Posted byブクログ

2014/08/14
  • ネタバレ

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戦闘妖精・雪風シリーズ第2弾 生まれ変わった深井零と雪風の新たな物語 ただ依存するだけであった雪風との関係、自身の戦いの意味を見つめることで、自身のあり方を再認識し周囲への関わり方を変えてゆく深井大尉。軍医のエディス・フォス大尉、過去の自身を喚起させる雪風の新フライトオフィサ桂城彰少尉との関わりを経ることで自身の変化と向き合い雪風との関係性も変化していく。メイヴという新たな体を得た雪風、フォス大尉にもたらされたツールも駆使して機械の戦闘知性体としてそのキャラクターを確立してゆく。愛する/人と機械の複合生命体というようにフォス大尉が評した深井大尉と雪風の関係性の描写も素晴らしい。 ジャムとの接触、戦局も新たな局面を迎えFAFの面々も重要な選択を迫られることとなる。 ジャムの発したことば「われはわれである」 同じツール(ことば)を使うが故に、決して相互理解が叶わないのではと思わせるひとことであった。 新たな戦場への零と雪風の飛翔で物語は幕を閉じる。

Posted byブクログ

2012/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦闘妖精・雪風の続編です。 前編は雪風がジャム機との戦いで損耗し、 自己のデータを新型機へ転送して、新型機(メイブ)へ 転生した後からの話になるのですが・・・。 前作ではジャムは何であるのか? コミュニケーションは取れるのか? などは、あまり描写されなかったのですが、 本作ではジャムとコミュニケーションをとったり、 心理分析をしたりとジャムを理解しようと試みる描写が 多くなり、戦闘SFという感じより、哲学的な感じが色濃く なった感じです。 アニメ版ではグッドラックまでの内容を元に製作されているのですが、 エンディングが違います・・・。 アニメ版では完結してしまうのですが、小説はまだまだ続くといった感じです・・・。 (実際に続編があります。) 気になる方はぜひ一読をお勧めします。

Posted byブクログ

2012/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このまた続きが出ていることに最近気づいて(マヌケ)、慌てて読んだ; 1冊目(というか零がw)好き過ぎて、続きでどうにかなってしてしまうのを見るのが怖くてずぅっと放置(って何年だ!?)していたので、期待が育ち過ぎてた感有り。 機械と人がさらに一体化している描写は、実際にあり得そうで面白い。 色々現実の方が追いついてるところが多くなってるなぁと思ったので、続きは間をおかずに読みます。

Posted byブクログ

2013/01/12

 戦闘妖精・雪風シリーズ2作目。  三ヶ月間意識のない零を心配するブッカー少佐とか、部下を誰一人失いたくないブッカー少佐とか、ブッカー少佐は天使なところがおおい。  零は雪風のことを愛している。自分の一部を失おうともそれを守ろうとするほどに。その愛こそがジャムの、人間の理解し...

 戦闘妖精・雪風シリーズ2作目。  三ヶ月間意識のない零を心配するブッカー少佐とか、部下を誰一人失いたくないブッカー少佐とか、ブッカー少佐は天使なところがおおい。  零は雪風のことを愛している。自分の一部を失おうともそれを守ろうとするほどに。その愛こそがジャムの、人間の理解しがたいところであり、だからそれが戦略の要となればいいのに。  コミュニケーションというものが根底のテーマとしてあるが、それそのものが何れ程に意味を持つかというのがよくわかる。意思疏通ができないことから起こる、ジャムと人間の擦れ違い、戦闘。  桂城少尉がいちばん人間らしくおちゃめでキュートになってた。ビフテキ3ポンド!!!  ロンバート大佐は娘とかにすごい甘そう。雪風の「わたしを信じろ」とか、零が雪風を疑わずに真意を理解するところとか、1作目とは全く違う意味でドキドキしたし、面白かった。

Posted byブクログ