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喜知次 の商品レビュー

3.9

20件のお客様レビュー

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裕福な武家の嫡男を主…

裕福な武家の嫡男を主人公に描かれています。義理の妹へのほのかな恋心や友情など青春を軸にしたとても心に響く時代小説です。

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幼いころ義妹となった…

幼いころ義妹となった喜知次は、守ってやるべき大切な妹から、いつかゆるぎなき大切な人と気づくが・・・。人としての成長を丁寧に描き、時代小説の次代を担う作者の心に響く作品。

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良質の時代ものであり…

良質の時代ものであり青春もの。読後に切なさとともに爽快な余韻が残ります。人生を動かすほんの些細なこと(意地や悪意や淡い思慕など)について考えてしまいます。男性作家ですが女性の描き方がステキだと思わせる作家さんです。

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時代物の青春小説。藤…

時代物の青春小説。藤沢周平っぽいですが、少々退屈かな、とも思いました。

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藤沢周平『蝉しぐれ』…

藤沢周平『蝉しぐれ』を髣髴とさせる青春時代小説です。

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2023/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 身分は違えど仲の良い少年3人の成長、藩内派閥抗争による父親の死と仇討ち、兄と義妹の恋心、この3つの軸が絡み合った長編大作、411頁、一息に読了。 乙川優三郎「喜知次(きちじ)」、1998.2刊行、2001.3文庫。3つの軸ではありますが、主題は、12歳の日野小太郎(後の弥平次)と6歳で日野家に養子に来た義妹・花哉(かや)(小太郎に喜知次と呼ばれていた)の2人の「浪漫」に間違いないと思います!

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2020/11/28

上町63マスター推薦本 付箋 ・喜知次 ありふれた魚 成魚はアカジとも呼ばれ ・五年、六年先のことがひどく遠いことのようにも、すぐそこにあるようにも思われた ・酒はゆっくりとやれば体にも馴染むし味わいも深くなる しみじみとそんな人生もあるのかと一筋の愛を貫いた女性の強い気持ちを感...

上町63マスター推薦本 付箋 ・喜知次 ありふれた魚 成魚はアカジとも呼ばれ ・五年、六年先のことがひどく遠いことのようにも、すぐそこにあるようにも思われた ・酒はゆっくりとやれば体にも馴染むし味わいも深くなる しみじみとそんな人生もあるのかと一筋の愛を貫いた女性の強い気持ちを感じることができた

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2019/01/10

予備知識なしに勧められて読み始めたら引き込まれて2日で読了。東北の藩の元服前の侍の若者3名の青春群像劇、藩の改革派と保守派の確執、暗殺陰謀、義妹への想い、といったプロットが巧みに織り交ぜられて話がすすむ。複数の登場人物のキャラや置かれた立場の描き方も秀逸。広げた風呂敷を本の終盤に...

予備知識なしに勧められて読み始めたら引き込まれて2日で読了。東北の藩の元服前の侍の若者3名の青春群像劇、藩の改革派と保守派の確執、暗殺陰謀、義妹への想い、といったプロットが巧みに織り交ぜられて話がすすむ。複数の登場人物のキャラや置かれた立場の描き方も秀逸。広げた風呂敷を本の終盤に一気に回収する手法も見事。いい話だった。 オークランドに飛ぶ飛行機を成田で待ちながら読了。

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2017/11/16

藤沢周平の名作「蝉しぐれ」を思わせる作品です。少年三人と幼い恋の少女一人。主人公は藩の復興を目指し少年から青年へ。そして盛りを過ぎ始めた頃の少女との再会。物語りの大きな流れも似ていますし、全体を通して感じられる清冽でしっとりした雰囲気も似ています。 もちろん単なる物まねでは無く...

藤沢周平の名作「蝉しぐれ」を思わせる作品です。少年三人と幼い恋の少女一人。主人公は藩の復興を目指し少年から青年へ。そして盛りを過ぎ始めた頃の少女との再会。物語りの大きな流れも似ていますし、全体を通して感じられる清冽でしっとりした雰囲気も似ています。 もちろん単なる物まねでは無く、一つの世界が出来上がり、素晴らしい作品になっています。 この人の文章はよほど私の性に合うのでしょうか、適度な湿度感と手触りの良さを感じさせ、物語にどんどん引き込まれていきます。 ただ、この作品の最後には大きな「傷」が有ります。最終章につなぐための伏線ですが、そのために丸々一章が安出来なメロドラマになってしまいました そこさえ上手く処理できれば「蝉しぐれ」に比肩し得る作品になれたかも。とても残念です

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2013/10/12

義父からもらったシリーズ。 初めて読む作者。直木賞候補作品。 江戸時代小藩の裕福な武家の嫡男の成長を描いていた。 おもしろかった! 他の作品も読んでみよ。

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