なんとなくな日々 の商品レビュー
普段の生活を普通に書いているエッセイです。 川上弘美さんの小説はちょっと苦手なのですが、これはスイスイ面白く読めました。 2メートル先を歩く大股の息子とラーメンを食べに行くとか、 夫以外の男の人と喋っていないことに純粋に驚いたとか、 書斎が余りに汚くて本の収納に関する取材を断っ...
普段の生活を普通に書いているエッセイです。 川上弘美さんの小説はちょっと苦手なのですが、これはスイスイ面白く読めました。 2メートル先を歩く大股の息子とラーメンを食べに行くとか、 夫以外の男の人と喋っていないことに純粋に驚いたとか、 書斎が余りに汚くて本の収納に関する取材を断ったとか。 新しい見方とかハッとする発見とかではなく、本当に日常的なことが書かれています。 それが人が読める文章に出来るのはプロだからでしょうか。 一本一本が短いお話なので、ちょっとの休憩時間に読めます。
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大変楽しい、そして面白いエッセイです。川上弘美さんらしい。 書かれたのは1997年〜2000年。「なんとなくな日々」というシリーズと「平成の蜜柑」というシリーズを中心に、その他、短いエッセイが5本、入っています。シリーズと言っても、関連性はそれほどないと思います。 「なんとなくな...
大変楽しい、そして面白いエッセイです。川上弘美さんらしい。 書かれたのは1997年〜2000年。「なんとなくな日々」というシリーズと「平成の蜜柑」というシリーズを中心に、その他、短いエッセイが5本、入っています。シリーズと言っても、関連性はそれほどないと思います。 「なんとなくな日々」は、思わす笑ってしまう、とても愉快なエッセイです。しかし、だんご三兄弟の歌詞の解釈など、ご本人は茶化していらっしゃいますが、なかなか興味深いものがあります。 「平成の蜜柑」は、それに比べるとやや堅くはありますが、弘美節は健在だと思います。そしてなかなか味のあるエッセイだと思います。例えば、最初のエッセイ「平成の蜜柑」は世の変化する物と変化しない物を意識させてくれます。 楽しく読めて、後味の良いエッセイ。
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春宵の台所の不思議.たまの遠出のひそやかな楽しみ.日々の暮らしにひそむ小さく愛おしいもの・ことたち-近年立て続けに文学賞を受賞(芥川賞,ドゥ・マーゴ賞,女流文学賞)し,いま最も注目されている作家の最新エッセイ.ユニークな視点と,独特の柔らかな言語感覚で,なにげない日常生活の断片を...
春宵の台所の不思議.たまの遠出のひそやかな楽しみ.日々の暮らしにひそむ小さく愛おしいもの・ことたち-近年立て続けに文学賞を受賞(芥川賞,ドゥ・マーゴ賞,女流文学賞)し,いま最も注目されている作家の最新エッセイ.ユニークな視点と,独特の柔らかな言語感覚で,なにげない日常生活の断片を鮮やかにすくい取る.
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春宵の台所の不思議.たまの遠出のひそやかな楽しみ.日々の暮らしにひそむ小さく 愛おしいもの・ことたち−近年立て続けに文学賞を受賞(芥川賞,ドゥ・マーゴ賞,女流 文学賞)し,いま最も注目されている作家の最新エッセイ.ユニークな視点と,独特の 柔らかな言語感覚で,なにげない日常生活の...
春宵の台所の不思議.たまの遠出のひそやかな楽しみ.日々の暮らしにひそむ小さく 愛おしいもの・ことたち−近年立て続けに文学賞を受賞(芥川賞,ドゥ・マーゴ賞,女流 文学賞)し,いま最も注目されている作家の最新エッセイ.ユニークな視点と,独特の 柔らかな言語感覚で,なにげない日常生活の断片を鮮やかにすくい取る.
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面白い小説(主観的な言い方で失礼します)を書く人のエッセイは、面白いという持論があるので、(逆は必ずしも真なりという訳にはいかないのですが)川上弘美さんのエッセイを読んでみました。掲載された媒体によって文章が変わるので、「随筆」という感じのものから、「ちょっとしたおしゃべり」のよ...
面白い小説(主観的な言い方で失礼します)を書く人のエッセイは、面白いという持論があるので、(逆は必ずしも真なりという訳にはいかないのですが)川上弘美さんのエッセイを読んでみました。掲載された媒体によって文章が変わるので、「随筆」という感じのものから、「ちょっとしたおしゃべり」のようなものまで、様々なエッセイが収められていてお得な感じ。男っぽい清清しい文章がステキです。
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エッセイです。極普通の日常。家族と過ごす時間、友達との生活、そんなことがつづられています。テーマよりも見せ方、文章なんだろうと思います。それが作家の力。
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思わずふふふと笑いたくなる。別に可笑しいことが書いてあるわけではない。ままならなさに、笑いたくなる。
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