なぜ生きる の商品レビュー
「なぜ生きる」を読んでみた。 この間、「なぜ生きる」のアニメ映画を見てきたので、本はどんなものだったのか思い出したくて読み直した。 10年以上前に読んで、すっかり忘れていて、一つも覚えてなかった。 読んで思う事。 アニメは判りやすいストーリーが付けられていたんだなぁと。本...
「なぜ生きる」を読んでみた。 この間、「なぜ生きる」のアニメ映画を見てきたので、本はどんなものだったのか思い出したくて読み直した。 10年以上前に読んで、すっかり忘れていて、一つも覚えてなかった。 読んで思う事。 アニメは判りやすいストーリーが付けられていたんだなぁと。本はうだうだと「この世は地獄だ」みたいな話が続く。 正直、うんざりしてしまった。 そして最後まで、「なぜ生きる」は謎のまま終わる。 前半はこの世の地獄を憂う話。 後半は親鸞様を称える話。 親鸞様は嫌いではない。そもそも全く知らないに等しい。 単に祖母がお経の代わりに歌っていた歌で出てきた人という程度にしか認識していない。後は教科書に書いてあったこと程度(?) 親しみはあるが、んじゃどんな生き方をした人?と言われると知らない。 それをざっくりと知る事が出来たのはいいと思ったが……「親鸞様はこう言われていた」みたいなものは解釈次第でどうにでもなるような気がしたので、それ……ホントにその解釈で合ってるの?と思ってしまった。 アニメにしても前半は判りやすいストーリーが付いていたけれども、後半は仏教の話ばかりでつまらなかった。 …と、ここまで書いていて思った。 前回も、「この本には『なぜ生きる』の理由なんて書かれてない。つまんない」みたいな感想を書いた気がする。
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(個人的なメモ) 前半がとても面白かった。 「生きることに意味はあるのか」という問いに対して、よくある模範解答をどんどん挙げていってそれを片っ端から否定していくのがまことにスリリング。 結局、もっともらしいありきたりな回答では答えにならないこの問い。 で、後半になると「親鸞聖人は...
(個人的なメモ) 前半がとても面白かった。 「生きることに意味はあるのか」という問いに対して、よくある模範解答をどんどん挙げていってそれを片っ端から否定していくのがまことにスリリング。 結局、もっともらしいありきたりな回答では答えにならないこの問い。 で、後半になると「親鸞聖人はこの問いに答えを出している。そして答えを見つけたおかげで親鸞聖人は素晴らしい人生を送りました」で終わる。 前半の、論理のスリリングさが後半になると失われ、親鸞聖人の言葉の紹介に終わっているのがとても残念。 「で、生きることの意味ってどういう思考過程を経て見つけるといいの?」と言いたくなる。
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印象に残った箇所をまとめました。 文章がかたくやや難しい。 ・生きる目的は、幸せになること。「よく人間に生まれてきた」と生命の歓喜を得て、未来永遠の幸福に生きること。金でも財でも名誉でも地位でもない。これはみんな共通である。 この目的を知った時、一切の悩みも苦しみも意味を持ち、それに向かって生きるとき、全ての努力は報われる ・仕事や趣味、愛する家族等はあくまで手段や幸せを構成する要素であり、目的と混同してはならない。 現に、メダル獲得を目指してきた選手が目的を果たしても虚無感に襲われるのはこのためである
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360ページを超す厚く長い本ですが、 あとがきの3行のみがこのテーマの本質だと思います。 残りは、著名人や偉人の言動を 著者のアナロジーで換言しただけの、 あまりテーマに近づくことに寄与しない 文章が続きます。 テーマが何であって、 それを伝えうる文体かどうか、 ...
360ページを超す厚く長い本ですが、 あとがきの3行のみがこのテーマの本質だと思います。 残りは、著名人や偉人の言動を 著者のアナロジーで換言しただけの、 あまりテーマに近づくことに寄与しない 文章が続きます。 テーマが何であって、 それを伝えうる文体かどうか、 ということを著者は配慮すべき。
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・偽善について〜浦島太郎の話。亀を助けた浦島太郎は、肩に魚釣竿をかついでいた。それは、何千何万の殺生を平気でやっていたということだ。
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2017.8.7 読了 よく新聞広告で 載っていて どんな内容なのか 気になっていた。 簡単な文で書かれていたけど、 なかなか難しい内容だった。 わかったような わからんような。
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タイトルに惹かれて手に取ったが、なんか違和感を感じながら読んだ。 改めて調べたら某カルトの本だったようだ。
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これを読んでも、「なぜ生きるか」についてポジティブな回答は得られません。むしろ、人生は生きるに値しないのではないか・・・と読者を悩ませてしまいます。 しかし、これを読んだあとにに、哲学書「人間はなぜ8本足か?」(土屋)を読んでください。「なぜ生きるか」について、明るい答えが返ってきます。 要は、人生をつまらない、と考える人と、人生はハラハラドキドキの連続だ!とポジティブに考えられる人との違いなのでしょう。 「朝起きて電車にゆられて」とつならない側面だけをとりだして「人生は生きるに値しない」といっているようなものです。 「よく見れば なずな花咲く 垣根かな」 雑草みたいな目立たない花が咲いていたということが、芭蕉の俳句になるのほど重要なことなのです。
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壁にぶつかった時に読むには良い本なのかもしれませんが、有名な作家や、歌手が書いた歌詞の引用が目立ち、何が言いたいのかさっぱりわからない。 心に病を抱えている方が読んで、気持ちが楽になるのかどうかも疑問。
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宗教論。 なぜ生きるのかと他の方の意見わ聞いてみたくなった。 親鸞聖人は生命の尊厳さから「なんと生きるとは素晴らしいことなのか」と仰っている。 だが結局、辛くて死にたいという人に私がどう声を掛けるべきかは分からない。
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