戦後日本の大衆文化史 の商品レビュー
戦犯についての記述は…
戦犯についての記述は今では誤解を招きやすい(大部分が冤罪であったかのような)と思いますが、テレビやラジオなどの文化について勉強になりました。
文庫OFF
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戦後日本を代表する知識人の一人である鶴見俊輔による講義録。大衆文化というカタチを通じて戦後日本のへりを見渡そうとする。1980年に書かれたものだから、あたりまえだが今読むと少し古く感じる。漫才、漫画、この当時は先鋭な感覚を持って迎えられていたのか。いまでは陳腐なものも多くなってしまったよう。。。
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[ 内容 ] 日本思想史の本を、何年にカントが初めて紹介され、紹介した人は誰だというふうに、書きたくないと思った―戦後日本の文化状況を、漫画、流行歌、テレビドラマなどに映し出される、庶民の生活様式や意識の基層にまでたちかえって把握した独自の思想史。 『戦時期日本の精神史』に続く柔軟な視点からの日本思想史完結篇。 [ 目次 ] 占領―押しつけられたものとしての米国風生活様式 占領と正義の感覚について 戦後日本の漫画 寄席の芸術 共通文化を育てる物語 六〇年代以後のはやり歌について 普通の市民と市民運動 くらしぶりについて 旅行案内について [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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このころの大衆文化っていうのはほんとに大衆文化。と、いうのは、老若男女が同じ方向に動いてる感じがある。やはり戦後復興から経済絶頂へ向かう時期だけあって、いまでは見られなくなった活気がある。このあとに『新人類』がでてきて、文化に断層が見え始めるんですなぁ。
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