ムギと王さま の商品レビュー
(もくじ) 作者まえがき ムギと王さま 月がほしいと王女さまが泣いた ヤング・ケート 名のない花 金魚 レモン色の子犬 貧しい島の奇跡 モモの木をたすけた女の子 西ノ森 手まわしオルガン 巨人と小人 小さな仕立屋さん おくさまの部屋 七ばんめの王女 さし絵 エドワード・アー...
(もくじ) 作者まえがき ムギと王さま 月がほしいと王女さまが泣いた ヤング・ケート 名のない花 金魚 レモン色の子犬 貧しい島の奇跡 モモの木をたすけた女の子 西ノ森 手まわしオルガン 巨人と小人 小さな仕立屋さん おくさまの部屋 七ばんめの王女 さし絵 エドワード・アーディゾーニ
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本が大好きな著者の童話は、喧騒の都会とおとぎの瞬間が地続きで融け合って不思議なキラキラした読み心地です。表題作が好きです。レモン色の仔犬が可愛い!伝統的なお姫様の童話に意表をつくラスト。結構煙に巻かれたような。
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おとぎ話の日常 児童文学にはあまり縁が無いが、良い児童文学は説教くささを隠した美しい物語のことだろうと勝手に思っていた。でも、その抽象的な「児童文学」が実際のものになったときどのような物語になるのか考えたことはなかった。実際どんなものであっただろう? エリナー・ファージョンの物...
おとぎ話の日常 児童文学にはあまり縁が無いが、良い児童文学は説教くささを隠した美しい物語のことだろうと勝手に思っていた。でも、その抽象的な「児童文学」が実際のものになったときどのような物語になるのか考えたことはなかった。実際どんなものであっただろう? エリナー・ファージョンの物語は、確かに王さまや王女さまがでて来て、木こりや言葉をしゃべる鳥達のいる世界を描いていて、おとぎ話の枠に入っている。しかしその物語自体は、村外れの忘れられた納屋にある秘密基地のように、楽しい場所である一方で何か見えないものが隠れているような不安感を与える。物語は密やかで無邪気なきれいさを持っているのだが、それは目をそらした隙にどこかに消えてしまいそうな気がするのだ。おとぎ話の日常、と言えばいいだろうか。不思議な世界の一日を切り取ったかのような短編なのだ。 あるいは、私のような大人にとっては、おとぎ話は昔の思い出を想起させるトリガーであり、この感覚はその思い出自体の儚さのせいなのかもしれない。懐かしい祖母のテーブルにのった紙風船や、父と馬に揺られて歩いた不思議な山道は、もはや何処とも知れない。つまり、子ども達のものは子ども達のところにあるべきであって、大人が紐解くものでは無いということだろう。
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新しいおとぎ話という印象をもった。 繰り返しの技法など、昔話が持つ特徴をいかしつつも、型にはまりきってはいないように思う。 また、登場人物たちの感情も書かれているところが多々あり、昔話よりも個性があり生き生きとしている。 いくつもの異なった話が一冊の中に入っているので、いろんな雰...
新しいおとぎ話という印象をもった。 繰り返しの技法など、昔話が持つ特徴をいかしつつも、型にはまりきってはいないように思う。 また、登場人物たちの感情も書かれているところが多々あり、昔話よりも個性があり生き生きとしている。 いくつもの異なった話が一冊の中に入っているので、いろんな雰囲気を楽しむことができた。 <小学校上級から中学校向き> ***** リストに入っていたのは、文庫の方ではないのですが……! よくよく考えるとどれも深い話ばかりでした。でも、あっさりと読んだ方が楽しめる気がします。 「小さな仕立て屋さん」が特にかわいかったです。ただ単に結婚してハッピーエンドではなくて、その過程できちんと恋をしてるなーという。おとぎ話チックな話しながらも、さみしさとかがにじみ出てて好きでした。人間っぽいのです。 でも印象的だったのは「七ばんめの王女」と「名のない花」
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「わたくしが子どものころ住んでいた家には、わたくしたちが『本の小部屋』とよんでいた部屋がありました。…」こう始まるこの前書きの挿絵は、独特で繊細な味わいのあるペン画のエドワード・アーディゾーニによるもの。壁一面の本棚から溢れた本がうず高く周囲に積みあがられた中で、一心に本に読みふ...
「わたくしが子どものころ住んでいた家には、わたくしたちが『本の小部屋』とよんでいた部屋がありました。…」こう始まるこの前書きの挿絵は、独特で繊細な味わいのあるペン画のエドワード・アーディゾーニによるもの。壁一面の本棚から溢れた本がうず高く周囲に積みあがられた中で、一心に本に読みふける小さな女の子の姿。可憐で美しいファージョンの短編集の世界は、小さくともきらめく宝のようです。
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2年生の娘には味わい深すぎるのかまだわからない話が多い。私が愛してやまない『小さな仕立て屋さん』を読んでやったらやっと目をきらきらさせて聴いていた。1年前には途中で飽きちゃったのにね。『小さい仕立て屋さん』はどんでん返し、のまたどんでん返し、が素敵。貧しい少女が王妃さま・・・には...
2年生の娘には味わい深すぎるのかまだわからない話が多い。私が愛してやまない『小さな仕立て屋さん』を読んでやったらやっと目をきらきらさせて聴いていた。1年前には途中で飽きちゃったのにね。『小さい仕立て屋さん』はどんでん返し、のまたどんでん返し、が素敵。貧しい少女が王妃さま・・・にはならない素敵さが大人になってようやくわかった。娘もきっと、ひとつひとつこの本の素敵さを見つけてくれると思う。
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エリナー・ファージョンのムギと王さまを途中まで読みました。mixiで面白いと紹介している日記があったので注文して買って読んでみましたが、二つ目の短編を読んでいる途中で飽きてしまいました。ストーリーがいい加減で、子ども向けとは言え、全く面白くありませんでした。日記で紹介されていたの...
エリナー・ファージョンのムギと王さまを途中まで読みました。mixiで面白いと紹介している日記があったので注文して買って読んでみましたが、二つ目の短編を読んでいる途中で飽きてしまいました。ストーリーがいい加減で、子ども向けとは言え、全く面白くありませんでした。日記で紹介されていたのが、7番目の王女の話だったので、これだけはあとで拾い読みしてみましたが、何を言いたいのかわからない物語で、子供にこんなしょうもない内容を読ませるから本に興味を持たなくなるのではないか、と思ってしまいました。
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