T.R.Y. の商品レビュー
第19回横溝正史賞受賞作品。 もう文句なしに面白い。読み出したら最後やめられないものだから、結局、明け方まで起きて読んでしまった。 明治から戦前の中国は上海から日本を股に駆けて活躍したひとりの日系人伊沢修。その波乱万丈ながらも、人情に満ち満ちた生き方が、なんとも小気味よい。...
第19回横溝正史賞受賞作品。 もう文句なしに面白い。読み出したら最後やめられないものだから、結局、明け方まで起きて読んでしまった。 明治から戦前の中国は上海から日本を股に駆けて活躍したひとりの日系人伊沢修。その波乱万丈ながらも、人情に満ち満ちた生き方が、なんとも小気味よい。 彼をとりまく人々も、我知らずその気性に飲み込まれ、実にあっぱれな生き様を見せる。 歴史小説とエンターテイメントな部分とを小憎らしいくらいにあっさりと、くるりとまとめあげた手法には舌を巻く。 なにはともあれ、読んで絶対損はない。出会えてよかったなあと思った一冊だ。
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2007/1/26読了。映画化されたのを知らず読みましたが、鮮やかな詐欺の手口はなかなかのものでした。確かに映像化したくなる作品かも。
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20世紀初頭の上海で、詐欺師 伊沢修(いざわ しゅう)は、ふとしたことから中国革命軍と共に、革命に必要な武器を日本軍から騙し取る手伝いをする羽目になる。 こちらにあるのは頭脳のみ。日本軍の秀才であり、信じるのは自分だけという東をいかにして騙し、武器を手中におさめるのか・・・。...
20世紀初頭の上海で、詐欺師 伊沢修(いざわ しゅう)は、ふとしたことから中国革命軍と共に、革命に必要な武器を日本軍から騙し取る手伝いをする羽目になる。 こちらにあるのは頭脳のみ。日本軍の秀才であり、信じるのは自分だけという東をいかにして騙し、武器を手中におさめるのか・・・。 ハプニングに遭遇しながらも、逆にそれを利用して次々と問題をクリアしていく伊沢。最後の最後までどちらが騙しているのか、騙されているのかわからない最高のエンターテインメント作品。 ちなみに、残念ながら映画のポスターにもなった「ヤバくなったらさっさと逃げる」という台詞は出てきません(笑)。
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織田裕二主演で映画化してこけた本。 映画はこけたが、小説は面白かった。もう少し時代背景を勉強していればもっと面白く読めたと思う。映画を楽しみにしていたのだが、評判がイマイチなので見るのやめた。
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言わずと知れた織田裕二主演の映画の原作。 主人公?は天才詐欺師の伊沢修。 織田裕二がやるとどうも自信過剰な人に見えるけど原作の伊沢はもっと控えめ。 天才ではあるけど完璧じゃなくてヘマもやるところがいい。 映画を見たかったけど金欠だったので原作を読んだ。 でも原作を読んだら映画を見...
言わずと知れた織田裕二主演の映画の原作。 主人公?は天才詐欺師の伊沢修。 織田裕二がやるとどうも自信過剰な人に見えるけど原作の伊沢はもっと控えめ。 天才ではあるけど完璧じゃなくてヘマもやるところがいい。 映画を見たかったけど金欠だったので原作を読んだ。 でも原作を読んだら映画を見たくなってしまった…。
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詐欺師のお話。 登場人物が多数入り乱れて騙し騙されのオンパレード。 リズミカルに話が進むので最後まで一気に読めます。 秀作です。
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明治後期、中国清王朝に不満を持つ中国革命同盟会が、東京で創建される。 朝鮮においては日韓併合、朝鮮総督府設置、反日感情が高まる。 日本政府は陸軍が力を持ち、中国進出推進派と慎重派が対立する。 そんなアジアの混沌とした時代に、日本軍が持つ武器をめぐって、だましだまされ殺し合い、 群...
明治後期、中国清王朝に不満を持つ中国革命同盟会が、東京で創建される。 朝鮮においては日韓併合、朝鮮総督府設置、反日感情が高まる。 日本政府は陸軍が力を持ち、中国進出推進派と慎重派が対立する。 そんなアジアの混沌とした時代に、日本軍が持つ武器をめぐって、だましだまされ殺し合い、 群がる男たちの壮大なストーリーだ。 歴史のお勉強もしつつ、楽しめる小説。 映画ではどんな風に明治の町を撮るのか見てみたい。
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