T.R.Y. の商品レビュー
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横溝正史賞作品。明治33年(Y2K問題で良く出てくる1900年)から辛亥革命までの日本、清が舞台となり、日本人詐欺師が主人公、革命に情熱を燃やす中国人、日本への憎しみに燃える韓国人、中国美人などが、チームとなって日本陸軍幹部を詐欺に陥れようとする。騙しに継ぐ騙し、どんでん返しの面白さ、読後感も爽やか、痛快、そしてお洒落な、ぜひお勧め本です。
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高校生くらいの頃に出た作品で、ずっと気にはなってて読んでみた。 起承転結が分かりやすく読みやすい本。 明治の時を感じられて良い。
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同著者による『C.H.E.』を読み始めたので、懐かしくなり検索してみた。 覚えている内容は……… ●面白かった。一気読みした。 ●戦中の話だった。(実は明治の日本) ●重要そうに思われたサブキャラがあっけなく爆死して衝撃を受けた。 ●横浜中華街の描写が印象的だった。 ………程度。一日半ぐらいで一気に読むくらいに夢中になったはずなのに。 面白かった印象は残っているも、何がどう面白かったのか等、詳細は全く記憶に無し。 人間の記憶って、結構あっさりと失われてしまうものなのね。 5~6年前に古本で読んだ。 2012.02.21.書。
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構成も練られているし、よくできた小説です。 でも、個人的にはあまりはまらなかった。色んな要素積み込み過ぎて脇役達がモブキャラみたいになってて、終盤の大事な場面でも緊張感が無かった。ゴチャゴチャ色んなキャラが出て来て、パニック小説みたくなってた。 焦点を合わせている場所が...
構成も練られているし、よくできた小説です。 でも、個人的にはあまりはまらなかった。色んな要素積み込み過ぎて脇役達がモブキャラみたいになってて、終盤の大事な場面でも緊張感が無かった。ゴチャゴチャ色んなキャラが出て来て、パニック小説みたくなってた。 焦点を合わせている場所がところどころずれていて、そこにページ数を割かなくてもいいじゃないかと言う場面で何ページと会話があったり、重要な伏線が淡白に描かれていて、うーんとちょっと首を捻ってしまった。 けれど、パズル的には上手くはまるところにはまるので、そういうのが好きな方は楽しめるでしょう。
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読み始めは緻密さの無い福井晴敏作品って感じ。主人公を軸に話が進むのでわかりやすい。 でも甘い。どんでん返し満載なんだが、緊張感に欠ける。なんでやろ? 登場人物に感情移入できないからなんだが、書き込みが足りなということか。ハードカバー故重かったから一気読みしたが、それなりの作...
読み始めは緻密さの無い福井晴敏作品って感じ。主人公を軸に話が進むのでわかりやすい。 でも甘い。どんでん返し満載なんだが、緊張感に欠ける。なんでやろ? 登場人物に感情移入できないからなんだが、書き込みが足りなということか。ハードカバー故重かったから一気読みしたが、それなりの作品かな。
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クロスカウンターやキャピタルダンスがなかなか面白かった 井上さんのデビュー作を読んでみました。 時代は日露戦争後の明治時代。 主人公の詐欺師が日本の陸軍のお偉いさんから 武器を騙し取ろうとする話。 途中まではあまり盛り上がってこないなぁ。。と思っていたのですが、 後...
クロスカウンターやキャピタルダンスがなかなか面白かった 井上さんのデビュー作を読んでみました。 時代は日露戦争後の明治時代。 主人公の詐欺師が日本の陸軍のお偉いさんから 武器を騙し取ろうとする話。 途中まではあまり盛り上がってこないなぁ。。と思っていたのですが、 後半、裏の裏の裏をかく展開部分はイッキ読み! (ただしラストの展開は好みが分かれるかも…。) この時代の歴史に自分はあまり詳しくないので、 どこまでがノンフィクションで、 どこからがフィクションなのか、全くわかりませんでした。 それだけ話が完成されている物語でした。 実はこの話、織田裕二主演で映画化されているそうな。 映画で見ても、明治時代の風情が楽しめて、 かなり面白い造りになったのでは?と推測しています。 DVDでも見てみたい。。 続編があるので、こちらもその内読んでみようと思います。
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主人公の井沢をはじめ、登場人物が生き生きしている感じがした。 話はスリリングで面白く、一気に読めた。歴史的背景の説明が長くて難しかったのが、ちょっと辛かったかも。
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1911年、上海。服役中の刑務所で暗殺者に命を狙われた日本人詐欺師、伊沢修は、同房の中国人、関に助けられる。その夜、伊沢は革命家である関からある計画への協力を要請された。暗殺者から身を守ることを交換条件に協力を決意した伊沢は、関たちとともに壮大な計画を進めていく。計画の目的とは。...
1911年、上海。服役中の刑務所で暗殺者に命を狙われた日本人詐欺師、伊沢修は、同房の中国人、関に助けられる。その夜、伊沢は革命家である関からある計画への協力を要請された。暗殺者から身を守ることを交換条件に協力を決意した伊沢は、関たちとともに壮大な計画を進めていく。計画の目的とは。そして、そのターゲットとは──。 日本と中国、韓国をめぐる歴史の上で決して軽視することのできない時代を舞台にした物語で、ここ最近の日中関係についてもそうだし、いろいろと改めて考えさせられることもたくさんあった。 自分自身が中国とつながりを持っているということもあり、革命派の考えに同調できる部分も少なからずあった。 詐欺師の騙し騙され、裏をかき、裏の裏をかく、という心理戦には、正直舌を巻いた。よくこんな考えが思いつくなぁと素直に感じて、おもしろい小説だった。 個人的には、関の人柄にとても好感が持てる。
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とても痛快で、理屈抜きで楽しめた本である。舞台は日露戦争後の中国と日本。主人公である詐欺師が、中国の革命を助けるため、日本陸軍の有力者から武器をだまし取る話である。 もともと、こういった詐欺の話は大好きで、目についたものはだいたい読んでいるつもりだ。名作といわれるものはたくさ...
とても痛快で、理屈抜きで楽しめた本である。舞台は日露戦争後の中国と日本。主人公である詐欺師が、中国の革命を助けるため、日本陸軍の有力者から武器をだまし取る話である。 もともと、こういった詐欺の話は大好きで、目についたものはだいたい読んでいるつもりだ。名作といわれるものはたくさんあるけど、これも引けを取らないと思う。仕掛けから意外で皮肉な結末まで、ある意味ではお約束通り、でも鮮やかに決めてくれる。特に結末に向けて、様々な要素が入り組みながら進んでいく感じは、とても読むのが中断できる感じではなかった。読み終わって、「ああ楽しかった」とため息をつく本は久しぶりである。 映画化もされていて、その主演男優のファンだという人から借りた本だったから、どうも主人公が「目に浮かんで」しまいすぎるところがちょっと欠点。が、最近読んだ本の中では、すこぶるヒット作である。
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読み始めてから、読み終えるのにずいぶん時間がかかってしまった本。 終わりのほうの騙し合いはかなり盛り上がっていておもしろかった。ほろりとした人間関係もあって感動した。 映画でも見てみたいと思った。
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