縁かいな の商品レビュー

樋口修吉(著者)

2011/08/19

　昔へこへこ作っていたホームページなるもので、やっぱり（？）読書録を作っていた。　で、取り上げていた作品。　樋口修吉、好きな作家です。既に物故されていますが。　他にも、「ジェームズ山の李蘭」とか「アバターの島」とか、良い作品・好きな作品です（でも、今は、版元品切れになっているようです。惜しいなぁ。）。　一種、宇江佐真理の描く時代小説のような雰囲気があります。ただし、時代は、明治３０年代。時代考証が微妙に難しいと思いますが、綿密な資料分析などにより、時代の雰囲気を感じることができますし「始末屋」という、まぁ、言ってみればよろずもめ事解決しますという主人公の職業から、興趣あるストーリーが描かれています。