天使の骨 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ミチルさんシリーズ第二弾。 盟友であるトオルも、劇団も何もかも喪って、戯曲も舞台の小道具も全て処分して、ボロボロの羽根を持った天使たちにとりつかれてようよう息をするだけの生活を送っていたミチルさんが、ひょんなことから欧州を巡る旅をする中で、重要な出会いをする。 トルコの少年とその家族の温かさやフランスでの出会い、新たな出会いのおかげでまた戯曲をかけるようになったミチルさんの今後も、トオルさんが何故ミチルさんを見捨てたのか、続編でぜひ知りたい。
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気楽には決して読めないけど、ついパラパラとページを捲ってしまう。 王寺ミチルの過去にはあまり興味がないけど、未来には興味がある。
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これは、『猫背の王子』という作品の続編ですが、そっちを読んでない人でも充分に楽しめると思います。 (ちなみに私は、『猫背の王子』は苦手です。これは大好きなのに。) ヨーロッパを放浪する話なので、旅本好きの人にも良いかも。 あと、人生を一度あきらめかけた人にも。 たぶん、女子向き...
これは、『猫背の王子』という作品の続編ですが、そっちを読んでない人でも充分に楽しめると思います。 (ちなみに私は、『猫背の王子』は苦手です。これは大好きなのに。) ヨーロッパを放浪する話なので、旅本好きの人にも良いかも。 あと、人生を一度あきらめかけた人にも。 たぶん、女子向きなんでしょうね。これ。
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「猫背の王子」の続編。 相変わらず不器用なミチル。 そのミチルが以前よりもずっと深い闇に落ちていることが分かり なんとも言えない複雑な気持ちになりました。 ミチルには幸せになってほしい! 「猫背の王子」を読んでいないとミチルの性格、苦しみが分からないと思うので 先に「猫背の王子」...
「猫背の王子」の続編。 相変わらず不器用なミチル。 そのミチルが以前よりもずっと深い闇に落ちていることが分かり なんとも言えない複雑な気持ちになりました。 ミチルには幸せになってほしい! 「猫背の王子」を読んでいないとミチルの性格、苦しみが分からないと思うので 先に「猫背の王子」をよむ事を強くオススメします。 【ぼろぼろの守護天使たちがわたしにつきまとう…。人生のすべてをかけた劇団を失い、世捨て人のように暮らす劇作家ミチル。絶望の果てに、彼女は天使の幻覚を見るようになる。この天使たちを葬るために―。イスタンブールからリスボンへ、そしてパリへ。ヨーロッパを彷徨うミチル。再生の光は果たして見つかるのか?】
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「猫背の王子」の続編である。読み始めて怖くなって身体の震えを感じたのは初めてだ。嫌に現実的で嫌になった。三部作と聞いている。続きはまだか?
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ミチルは劇作家だが、現在は世捨て人同然の暮らしをしている。 彼女にだけ見える天使の幻覚。 それを追うためにはイスタンブール、アテネ、ミラノ・・・と長旅に出るのだが、占い師に「西に行くとロクなことがない」と言われたのがひっかかる。 何が起こるのか。 「猫背の王子」の続編...
ミチルは劇作家だが、現在は世捨て人同然の暮らしをしている。 彼女にだけ見える天使の幻覚。 それを追うためにはイスタンブール、アテネ、ミラノ・・・と長旅に出るのだが、占い師に「西に行くとロクなことがない」と言われたのがひっかかる。 何が起こるのか。 「猫背の王子」の続編とのことだけど、前作を読まなくても普通に楽しめる。 ミチルは心底演劇を愛しているらしいのだが、その様子があまり伝わらず、もっと詳しく書いて欲しい。 と思ったら、前作に詳しく書かれているそうですね、はい。 全体的に特に印象に残る話ではないけど、独特の雰囲気が好き。部分部分の印象が強いかな。 ミチルがそれぞれの土地でであった人たち。 「普通」だったら絶対会わないはずで、自分がもしミチルの立場だったら一生忘れることのないような出会いだろうなー。 特にミチルにコートを着せた、あの女黒人店員が気になるね!どれだけ妖艶な人なんだろうー。 トオルの存在は・・・?などのもやもやは残るけどー。 どうでもいいんだけど、ミチルが「演劇をやるためだけに入った」大学は早稲田がモデルみたい。演劇博物館・・・。
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ミチルの生き方があまりに痛々しくて、気晴らしに読める一冊ではないけれど繰り返し読んでしまう作品。 旅の持つ力についても巧く描かれていると思う。 このまた続編を読みたい。 恩田陸の演劇作品に触発されて、芝居といえばミチルだ!と思い、猫背の王子と合わせて一気読みしました。
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カッコよくてすさんでいて傷つきやすい女性の役者のお話だった。 しかしこんな人が実際に演劇をしていたらファンになるかもしれないね。
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『猫背の王子』続編、読みました。これ、かなりキた。『猫背〜』よりも感動が大きかったです。今あるトップ3にくい込んできそうなほど印象に残ったし、気に入りました。そして、今回この本を読んで、この人はやはり神だ、と思いました。可穂さま最高!!!
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絶望した人が再び立ち上がるときには力強くなっていると思いたい。 ただ同性愛を絡める必要ってあんのか?あんだろうな、わからんけど。 そのうち前作も読もうかとも思うけど、覚えていたらばの話。
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