生存者、一名 の商品レビュー

歌野晶午(著者)

2012/12/15

祥伝社文庫の企画、テーマ競作「無人島」の4冊の一つで、発売後22年目にして、やっと4冊目が読めた。
なぜかこの本だけが未読、当時なぜ読まなかったのか、探せなかったのか・・・。

軽めの中編で面白い。
JR駅で爆破テロを起こし、逃亡中の6人の男女が無人島に上陸。
彼らは新興宗教の信者たち。
最後に生き残るのは誰か、予想外の結末だった。
(図書館)

2012/09/10

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/1898619.html)

2012/08/03

なんで書き下ろし系の本て、わかりやすく
作者のやる気のなさがにじみ出るのだろう…ひどいぜ。

オウムあたりのカルトを下敷きに、
絶海の孤島で人が死んでいく、というミステリーっぽい感じにして、
その実　特にひねりもなく、思った通りの人が
大体そんな感じかなと思った理由で人を殺してまして、
最後は軽くリドル風、と。

はい、歯磨きにぴったりでした～～

2012/02/16

読みやすく、短いお話のためすぐに読み終えられる。

値段も381円＋税なので、ちょっとした暇つぶしには丁度いいだろう。

名作というわけでは決してないが、サバイバル物が好きな人にはオススメできる。

2011/07/17

最後のどんでん返しはそう来たかーと。
中篇でさらっと読めるし、わくわくどきどき楽しい本だったかと。
「さらっと読めて痛快」なんて。
本当はこんな本を書くのがきっと一番難しい。

2011/11/14

　　東シナ海南西部に位置する屍島(かばねじま)という無人島に上陸したのは真の道(まことのみち)福音教会の信者4人と幹部2人。実は彼らはJRで爆破テロを起こし、逃亡中の身であった。いずれは海外に逃げる予定であったが、準備ができるまでの間、協会の長である法王の命により屍島に避難することになったのだ。しかしながら到着した翌日に幹部の1人が唯一の船と共に姿を消し、残った幹部から、4人の信者達は実はこのまま教会から見捨てられる運命にあると聞かされる。信じられず戸惑いが広がる中、さらにこの島で1人ずつメンバーが殺されていく・・・。

　長編とはいえない中編ぐらいのボリュームなので1時間くらいでさらっと読めたのだが、内容は割と濃い。ありきたりなクローズドシチュエーションだったのでどうなるかと思ったが、新聞記事を使った小出しの真相暴露、後半の畳み掛けはうまいことやったなぁと感心。タイトル通り生存者が一名残るが、その予想も見事に外された。ひっくり返し方がおもしろい。

2011/03/10

孤島ものの中編。
殺人が起きる環境について、とても納得のいくものですし、オチについても作者らしい斬れの良さ。
中編なので、肉付けが薄いですけれど、このすっきりとした感じはいいですね。
もしかすると今だと入手が難しいかも。

2011/02/16

短めの本で淡々と書かれています。
「生存者、一名」の意味が途中で分かったことが嬉しかった。ただ犯人はわからなかったが。特別感じることがない作品

2010/11/02

薄い本なので昨夜寝る前あっという間に読了。
何度も書くが歌野晶午作品は騙されないぞと意気込んで読んでしまう。この作品もそうだったが裏の裏の裏をかかれてしまった。裏の裏までは読めていたのだが…作者の術にはまってしまった。というのも裏の裏まではしっかりヒントがあって、そこまでは気づかされていたということだ。作者の手のひらで踊った感じかな？

2010/04/15

★☆☆　お手軽に本格ミステリーを読むなら☆彡

絶海の孤島に残された５人が、一人ずつ消えていく。まさに本格ミステリ☆ですな(o＾-＾o)
登場人物が人間らしいなぁって思った。
トリックとかにすごい衝撃はないけれど、本格ものとして楽しめた☆彡
割と短いから、ミステリな一晩にはオススメ♪

（2007.10メモ→2010.04ブクログ）