銀河鉄道の夜 の商品レビュー
大ちゃんが感想文を書くために借りてきた本。 文章が美しく、1900代の時代を超えて感動した。 ジョバンニたちと一緒に銀河鉄道を旅し、幻想的な景色に心癒される。 挿絵も美しく文章との相乗効果もすばらしい。 返却日がせまり、書店購入を決定。 手元において時々読み返したい本だ。
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2024.07.20 童話なのでざっと読めてしまう。言葉の使い方がとても綺麗で描写も美しい。 改めて、ゆっくり時間をかけて読みたい作品。 友と最後にできた思い出。その思い出を胸に、ジョバンニには幸せをたくさん見つけて欲しいと思った。 特に好きな表現は新世界交響楽が遠くから聞こえ...
2024.07.20 童話なのでざっと読めてしまう。言葉の使い方がとても綺麗で描写も美しい。 改めて、ゆっくり時間をかけて読みたい作品。 友と最後にできた思い出。その思い出を胸に、ジョバンニには幸せをたくさん見つけて欲しいと思った。 特に好きな表現は新世界交響楽が遠くから聞こえてくる表現。言葉に出して読みたくなる。本当にのはらのかなたから、少しずつ少しずつオーケストラの旋律が聞こえてくるように感じた。 その正面の青白い時計はかっきり第二時を示し、風もなくなり汽車もうごかず、しずかなしずかなのはらの中にその振り子はカチッカチッと正しく時を刻んでいくのでした。 そしてまったくその振り子の音のたえまを遠くの遠くののはらのはてから、かすかなかすかな旋律が糸のように流れてくるのでした。
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難しいのかなと勝手に避けていたけどいざ読んでみると、とっても美しい文章だった。日本語が丁寧に丁寧に書かれていて、特に比喩表現が素敵だった。昔読み聞かせしてもらった絵本のような優しい感じと、この世のものではないような本の内容が唯一の世界観としてあった。 「銀河鉄道の夜」の車窓からの...
難しいのかなと勝手に避けていたけどいざ読んでみると、とっても美しい文章だった。日本語が丁寧に丁寧に書かれていて、特に比喩表現が素敵だった。昔読み聞かせしてもらった絵本のような優しい感じと、この世のものではないような本の内容が唯一の世界観としてあった。 「銀河鉄道の夜」の車窓からの眺めの描写は本来見れるはずのない景色が、文章を読むことによってありありと目に浮かぶ。この場面を一から作り出し、それを文字に書き起す。私には到底思いも至らない言葉遣いは、遠すぎるからこそとても光っていて読んでいる私をふわふわさせた。
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幸せ=他者貢献 こんな式が頭に浮かぶ。 隣にいる人、今は遠くにいる人、今後出会うであろう人、その全ての人の幸せを願い、時に自分を犠牲にすること。 んーでも、自分が犠牲になってでも他者貢献する、それは本当に幸せにつながるのだろうか。 カムパネルラがしたように、自らの命を犠牲にしてま...
幸せ=他者貢献 こんな式が頭に浮かぶ。 隣にいる人、今は遠くにいる人、今後出会うであろう人、その全ての人の幸せを願い、時に自分を犠牲にすること。 んーでも、自分が犠牲になってでも他者貢献する、それは本当に幸せにつながるのだろうか。 カムパネルラがしたように、自らの命を犠牲にしてまでする他者貢献は、自分の周りにいる人を本当に幸せにするのか。 本当に全員が幸せになれる他社貢献の仕方ってなんなんだろうと考えました。
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美しく、そして切ない世界だなと改めて感じました。本当に綺麗だし儚い、一側面のみではない多面的な描き出され方が素敵だなと思います。
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テレビで島本理生さんが薦めていたので再読。おっしゃる通り前半はうっすらと覚えているものの後半は全く思い出せない。ゆえに続きが気になって新鮮な気持ちで読み進められた。正直大人になって読み返して、ここまで引き込まれるとは思っていなかた。本を離れてもソワソワする。 岩手県出身の田原田...
テレビで島本理生さんが薦めていたので再読。おっしゃる通り前半はうっすらと覚えているものの後半は全く思い出せない。ゆえに続きが気になって新鮮な気持ちで読み進められた。正直大人になって読み返して、ここまで引き込まれるとは思っていなかた。本を離れてもソワソワする。 岩手県出身の田原田鶴子さん描かれる現代的で整理された美しい絵が、時にわかりづらくなる賢治特有の描写の理解を助けてくれた。全編明朝体のルビがふってあり、底本のルビはゴシック体にしてあるという徹底ぶり。さらに、原稿用紙が抜けていたりマスが飛んでいる箇所はきちんと注記されている。巻末に用語解説もあり、字も大きく、大人から子供まで読みやすそう。モノとしての完成度が高い。賢治への愛が感じられます。
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2012年は日食あり月食ありと宇宙の天体ショーが続いている。 宇宙といえば、やはり星。銀河系宇宙と聞いて、 子供の頃読んだままの宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読み返した。 主人公はジョバンニという名の少年。お父さんが遠くで漁をしていてお母さんと二人暮らしの、あまり裕福でない家庭の...
2012年は日食あり月食ありと宇宙の天体ショーが続いている。 宇宙といえば、やはり星。銀河系宇宙と聞いて、 子供の頃読んだままの宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読み返した。 主人公はジョバンニという名の少年。お父さんが遠くで漁をしていてお母さんと二人暮らしの、あまり裕福でない家庭の少年だ。住んでいる町もどこの国かはっきりとわからない。仲のよいカムパネラと遊んだりしているが、銀河のお祭りの夜、友人たちと一緒にでかけられず、ジョバンニはただひとり、お使いに出る。 そして気がつくと天の川を走る小さな列車に乗っていた・・・。 子供の頃読んだとき、主人公がわかりにくい名前だったことに少しいらだった記憶がある。今読み返しても、わかりにくい。ストーリー的には昔よりはいろいろな教訓が隠されているなという気がするが、何よりも賢治がいた大正時代に、星空を舞台とした物語が生みだされたことに驚ろいた。 この本は児童書であり、奇麗な挿絵がついている。最近、見られなくなった美しい星空が天の川付きで描かれているのだ。確かにこの広い星空を駆け抜ける列車があるのなら、特別切符を手に入れて乗ってみたい。 銀河ステーションから地球を飛び出して、どこへいくのだろう。時空をさかのぼって過去へ行くのか、そのまま天の川を登り切って未来へ行くのか。又はそのまま銀河系をまわって、星座を巡る旅に出るのだろうか。 苦しくて切ない現実の生活をつかの間忘れ、広い宇宙で外から自分の世界を見つめると、生まれ変わったような気がするだろう。 舞台を星空にしているところにロマンを感じる一冊だ。
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宮沢賢治の作品を初めて読んだ。名作中の名作なのだろうが…世界観についていけないというか、理解出来なかった。 間を開けてまた読んでみたいと思う。 ということで評価なし。
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午後の授業の最初の5行でこの物語の世界に引き込まれてしまいます。 どの部分から読んでも おもしろいです。4時限空間で起こる夢のような出来事その中で揺れる ジョバンニの純粋な心 本当の幸せとは何なのか? いつも考えさせられる作品です。
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内容(「MARC」データベースより) 銀河ステーションから夜の軽便鉄道に乗ったジョバンニとカムパネルラ。「人々みんなの本当の幸せは何か」を考え求めながら、さまざまな場所へ不思議な旅をする少年達の物語。
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