二十億光年の孤独 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
出張先で立ち寄った美術展がとても衝撃的な内容でした。 2回観ました。こういう展示の仕方があるのですね。 愛用しているTシャツを飾ってあるのもまた親近感がわくようなおうちにお邪魔しているような不思議な感覚になりました。 https://www.camk.jp/exhibition/tanikawashuntaro/ 谷川俊太郎さんの作品をあまり知らなかったのですが、ブグログフォロー中のまことさんがお薦めしてくれた、デビュー作を読んでみました。 70年前の作品と感じさせない、透明感と悲しみと美しい日本語とで圧倒されました。泣いた後のすっきりした感じが味わえるような読後感です。読んでよかった。また読み返します。 「かなしみ」「日日」「秘密とレントゲン」「埴輪」 がとても好きです。 はるがもうすこしなので 「はる」も素晴らしいです。ひらがなの美しさを実感しました。 はる はなをこえて しろいくもが くもをこえて ふかいそらが はなをこえ くもをこえ そらをこえ わたしはいつまでものぼつていける はるのひととき わたしはかみさまと しずかなはなしをした
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手元に置いておいて何度も繰り返し読みたい。 じんわりと身体に言葉が染みていくような感覚。 情緒的かつ、根源的な生きること自体への憧れと希望を感じる。
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日本で一番有名な詩人(?)、谷川俊太郎。童謡、教科書、CM etc... いろいろな場所で出会ってきた彼の言葉たちに、大人になった今一度再会してみませんか。選ばれた言葉たちが私たちの感じる心を導いてくれます。 「万有引力とは引き合う孤独の力である」
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あの青い空の波の音が 聞えるあたりに 何かとんでもないおとし物を 僕はしてきてしまつたらしい 透明な過去の駅で 遺失物係の前に立つたら 僕は余計に悲しくなつてしまつた 初刊の装丁を模したデザインの詩集。
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谷川俊太郎さんの詩集をきちんと読んでいなかったので、 手に取りました。 言葉はとても短いのですが、奥に秘められた、 思いや言葉にしみじみ。
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ものすごい難解なのか、ただ意味不明に創り上げたのかも不明。 ただ3割ぐらいは、おお、と思えるものがあった。これから理解できるものが増えていくのであろう。
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名作ぞろいのため名作集等他の詩集で読むことはあってもこの詩集自体を読むのは本当に久しぶり。これを10代が書いた恐怖。
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特に表題作と「梅雨」が気に入った。他の作品は、今の時点ではよくわからないものもあったが、基本的に真摯なような印象を受けた。谷川俊太郎という人には、もともと真摯な印象があったが、しかしここまでとは思いもよらなかった。彼が少年時代に書き溜めたものとあって、ある意味での幼さのようなもの...
特に表題作と「梅雨」が気に入った。他の作品は、今の時点ではよくわからないものもあったが、基本的に真摯なような印象を受けた。谷川俊太郎という人には、もともと真摯な印象があったが、しかしここまでとは思いもよらなかった。彼が少年時代に書き溜めたものとあって、ある意味での幼さのようなものを感じた。しかしそれはこの詩集に限ったことではないかもしれない。この人はいつも、まっすぐなように思う。ただ他の詩集に比べるとこれは難解で、そしてやはり真摯であった。
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有名な詩人なのにどうしても受け付けないのでなぜだろうと思っていた。 買ってから時折思い出したように開いたりしてみて気付いたのだが、彼の詩はものすごく読む人を限定するのだ。もともと万人受けするような内容でないのだと思う。二十億光年の孤独は全人類の孤独ではなくて、私の知らない、ある一...
有名な詩人なのにどうしても受け付けないのでなぜだろうと思っていた。 買ってから時折思い出したように開いたりしてみて気付いたのだが、彼の詩はものすごく読む人を限定するのだ。もともと万人受けするような内容でないのだと思う。二十億光年の孤独は全人類の孤独ではなくて、私の知らない、ある一人の青年の抱え持った孤独だと思ったほうがいいのかもしれない。そしてその孤独が時々読む人の孤独にかさなるのだ。
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谷川俊太郎の中で一番好きな本。 一番知られている詩が多いけれど、 何度読み返しても新鮮な感じがします。
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