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「学ぶ」から「使う」外国語へ の商品レビュー

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筆者の留学、指導経験…

筆者の留学、指導経験と最近の理論をもとに外国語学習の在り方について述べた本。筆者が挙げている方法論はなかなか興味深いものが多く、行き詰まった人やこれから学習をはじめる人におすすめ

文庫OFF

2012/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

使う外国語という視点はその通りだと思う。 大学なら、教科書、資料はじめ、専門分野の多くが英語なので、使っていると思う。 ただ、英語での事業の機会の少ない大学があることも想定できる。 今、一歩、大学で使う情況の設定がよくわからない。 英語で教える先生がいれば、必ず使うのだから。 また、ネットで英語での事業も受けられる最近では、使う外国語はあたりまえではないのだろうか。

Posted byブクログ

2012/02/15

サブタイトルとして,「慶應義塾藤沢キャンパスの実践」とあるが,その実践内容に関わる記述は著書の数パーセントを占めるのみ。あとは,著者のドイツへの留学の経緯と留学体験の随筆形式になっている。著者は,外国語に関しては試験で評価すべきではないという立場をとっており,日本で重視される「偏...

サブタイトルとして,「慶應義塾藤沢キャンパスの実践」とあるが,その実践内容に関わる記述は著書の数パーセントを占めるのみ。あとは,著者のドイツへの留学の経緯と留学体験の随筆形式になっている。著者は,外国語に関しては試験で評価すべきではないという立場をとっており,日本で重視される「偏差値」は「記憶力」を測るものにしか過ぎないと主張する。著者のこういった主張は主にドイツ留学を通しての体験に根付いているが,考古学者であるシュリーマンが20数カ国語使えたということにも触れ,その学習方法を述べている点が興味深い。著書の中盤以降は「使う」学習法の必要性が議論され,外国語教師は「言語学習環境のデザイナー」であり,学習者はその環境の「利用者」であると定義されている。この点については,賛同できる箇所も多い。また,著者は帰国子女のアイデンティティーや無文化状態にも言及しており,国際化・多言語化の進む社会においては,「英語」がすべてではないと議論している。ただし,これは刊行された時点での著者の見解であり,著者がその時点で今日の「英語」=「国際語」という展望ができていなかったことに一因があると思われる。

Posted byブクログ

2012/02/05

来年の卒論に向けて。 全体的に興味深い内容。 「言語環境デザイナー」っていう発想が、もうなんかすごいなぁって。

Posted byブクログ

2014/10/26

[ 内容 ] 日本人の英語の「知識」は世界のトップレベルなのに、なぜ話せないのか。 外国語教育は偏差値とは無縁のもの。 外国語は自転車乗りや水泳と同様、一度覚えたら忘れないはずなのに、知識としてしまいこんでいるからである。 教養として外国語を学んだのは昔の話。 今やコミュニケーシ...

[ 内容 ] 日本人の英語の「知識」は世界のトップレベルなのに、なぜ話せないのか。 外国語教育は偏差値とは無縁のもの。 外国語は自転車乗りや水泳と同様、一度覚えたら忘れないはずなのに、知識としてしまいこんでいるからである。 教養として外国語を学んだのは昔の話。 今やコミュニケーションの道具として使いこなすのが肝要。 コミュニケーションができれば、しぜんに外国人の言語意識や文化も理解できる。 どうしたら効率良く学べるか。 学習者に合った道具選びをする教師は何をすべきか。 慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスで、新しい外国語教育に挑戦し、成果をあげた、ユニークな教授法・学習法を紹介する。 [ 目次 ] 第1章 日本人と異言語環境 第2章 コミュニケーション中心の外国語 第3章 英語と多言語共存の時代 第4章 新しい外国語教育の実践 第5章 認知科学をいかした外国語学習 第6章 語学教員から環境デザイナーへ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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