巨匠とマルガリータ(下) の商品レビュー
第一の書は、稲垣足穂の一千一秒物語を長編小説にしたらかくや?と思わせるような雰囲気。第二の書は、散り散りに妖しく明滅していた欠片が、おそろしい風速をもってひとつになる。伏線が美しく回収されるというよりは、爆破の映像を巻き戻しで見されられるような力技。 全編を通じて、滑稽で、まがま...
第一の書は、稲垣足穂の一千一秒物語を長編小説にしたらかくや?と思わせるような雰囲気。第二の書は、散り散りに妖しく明滅していた欠片が、おそろしい風速をもってひとつになる。伏線が美しく回収されるというよりは、爆破の映像を巻き戻しで見されられるような力技。 全編を通じて、滑稽で、まがまがしい。世界観の濃さから一気に読み続けることが難しいのだが、むしろ少しずつ断片を味わうように付き合うのが「吉」ではないか。熱狂的支持者がいるのも頷ける一冊。
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暗示が多すぎるし勢いのある展開で、正直読むのが疲れた。しかしその分、読了後に残るものがある。 何気なく挟まれる名言の数々が印象的。 「原稿は燃えたりしません」
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