モロッコ流謫 の商品レビュー
面白かったはずなんだけど、固有名詞の多さに割とストーリーを見失ってしまったのでまた再チャレンジしたい。
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作家ボウルズを追った、モロッコ滞在のエッセイとなるのか。文学的な話も多く、立ち止まりながらゆっくり読み終えた。 モロッコの風景描写に感銘を受けた。文体は硬質だが、風景、街がまとう雰囲気、住民から発せられる雰囲気がまざまざと想像できた。まるでモロッコに来たようなリアルさだった。 ...
作家ボウルズを追った、モロッコ滞在のエッセイとなるのか。文学的な話も多く、立ち止まりながらゆっくり読み終えた。 モロッコの風景描写に感銘を受けた。文体は硬質だが、風景、街がまとう雰囲気、住民から発せられる雰囲気がまざまざと想像できた。まるでモロッコに来たようなリアルさだった。 また取り上げられる作家の人間性、思想も絡み、大変勉強にもなった。
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◆『ひとりの人間が余所の社会を訪れその地に留まること自体が、 現地人の眼にはしばしば根拠のない暴力として映る。 それに対して反作用として生じる現地人の行為は、 訪問者の振りかざす一方的な道徳規準の元 判断されるべきでない。』
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作家、作曲家ボウルズの住んだモロッコ、物語の元になったモロッコ。そのモロッコとボウルズに関するエッセイ。時々、これはノンフィクションであったかどうかわからなくなる。美しい語り口と表現が物語りな気分にさせる。しかし、モロッコというよりは、ボウルズ、小説についてのエッセイなので、モロ...
作家、作曲家ボウルズの住んだモロッコ、物語の元になったモロッコ。そのモロッコとボウルズに関するエッセイ。時々、これはノンフィクションであったかどうかわからなくなる。美しい語り口と表現が物語りな気分にさせる。しかし、モロッコというよりは、ボウルズ、小説についてのエッセイなので、モロッコの空気、息遣いは少ししか感じられない。ボウルズを読めばきっと、これはかなり面白いはず。
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