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猟奇文学館(3) の商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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全部で3巻の完結短編…

全部で3巻の完結短編集。よくぞ出版してくださいました。永久保存版です。中でもこの3巻目が個人的には最高に好きです。順番に呼んでいって最後に感動。良かったです。

文庫OFF

カニバリズムがモチー…

カニバリズムがモチーフの短編集。ホラーというよりもエロティックです。

文庫OFF

2014/07/03

カニバリズムをテーマにしたアンソロジー。 人の肉を食べるという禁忌は、怖いけど指の隙間から覗いてみたい的な怪しげな魅力があって、結構好きなテーマだったりします。 しかし一冊丸々は結構こたえるものがありました。濃い……。 実在の人物のことを書いた「肉屋に化けた人鬼」が凄まじかった。...

カニバリズムをテーマにしたアンソロジー。 人の肉を食べるという禁忌は、怖いけど指の隙間から覗いてみたい的な怪しげな魅力があって、結構好きなテーマだったりします。 しかし一冊丸々は結構こたえるものがありました。濃い……。 実在の人物のことを書いた「肉屋に化けた人鬼」が凄まじかった。 「秘密(タプ)」は他の本で既読でしたが、理不尽な怖さがじわじわ来る。 他は「夜叉神堂の男」「ことろの首」が好きです。 最後の「姫君を喰う話」はテーマであるカニバリズム以外の表現がえぐすぎて、受け付けられなかった…。

Posted byブクログ

2012/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 カニバリズムをテーマにした短編集。  美食による人肉喰いから愛情による人肉喰い、食べた本人が幸福な結末から後悔して自死を選ぶ最後まで、様々な物語を読めるので、カニバファンには一読の価値あり。  全てが気に入る、ということはないだろうが、恐らく何作かは自分好みのカニバに出逢えると思われる。  食べてしまいたいくらいに愛している、というカニバリズムの話は少ないので、一押しは「血と肉の愛情」、「燻煙肉の中の鉄」、「姫君を喰う話」。  「夜叉神堂の男」は、一年に一度だけ人肉が喰いたくなる呪いをかけられた男の話。  一年に一度だけ極楽の美味を食し、一年の残りの364日は、人肉食いである自分を絶望して過ごす日々を想像すると、すさまじい。  

Posted byブクログ

2012/03/14

「猟奇文学館」と銘打たれた全3巻シリーズの3冊目。それぞれ「監禁」「獣姦」テーマと来て今回が「人肉食」テーマのアンソロジー(1、2巻は未読)。 一口に人肉食と言っても、そこには習俗としての食人(厳密にはカニバリスムとはこの事のみを指すらしい)、飢餓ゆえのものから、究極の美食(悪...

「猟奇文学館」と銘打たれた全3巻シリーズの3冊目。それぞれ「監禁」「獣姦」テーマと来て今回が「人肉食」テーマのアンソロジー(1、2巻は未読)。 一口に人肉食と言っても、そこには習俗としての食人(厳密にはカニバリスムとはこの事のみを指すらしい)、飢餓ゆえのものから、究極の美食(悪食)として、あるいは愛情表現の最終形態……等々、様々なものがあるわけだが、このアンソロジーではタイトルの“嗜食”が示すように「飢餓からの食人」を除くテーマの作品が収録されている。 村山槐多「悪魔の舌」、宇野鴻一郎「姫君を喰う話」はタブーを越えた狂的な快楽を描ききって凄まじい。が、収録作中最もおぞましいのは、20世紀初頭、ドイツに実在した人肉嗜食鬼を描いたノンフィクション「肉屋に化けた人鬼」か。

Posted byブクログ

2012/02/16

「悪魔の舌」村山塊多 「狐憑」中島敦 「香肉」生島治郎 「秘密(タプ)」小松左京 「夜叉神堂の男」杉本苑子 ◯ 「子をとろ子とろ 高橋克彦 「ことろの首」夢枕獏 「肉屋に化けた人鬼」牧逸馬 「血と肉の愛情」筒井康隆 「薫煙肉のなかの鉄」山田正紀 ◯ 「姫君を喰う話」宇能鴻一郎 ...

「悪魔の舌」村山塊多 「狐憑」中島敦 「香肉」生島治郎 「秘密(タプ)」小松左京 「夜叉神堂の男」杉本苑子 ◯ 「子をとろ子とろ 高橋克彦 「ことろの首」夢枕獏 「肉屋に化けた人鬼」牧逸馬 「血と肉の愛情」筒井康隆 「薫煙肉のなかの鉄」山田正紀 ◯ 「姫君を喰う話」宇能鴻一郎 この猟奇文学館シリーズはどれも面白のでぜひ復刊、続刊して欲しい。にしても、このシリーズは宇能の◯◯◯◯趣味だけは受け付けない。

Posted byブクログ

2009/10/07

カバーをかけずに電車で立ち読みはやめたほうがいいタイトルでした。おばさんにぎょっとされた。中身は割りとよし。名立たる作家さんが寄せててわりといい。生島治郎の「香肉」は割りと好きだ。グロテスクというよりホラー系とか怪奇系か。

Posted byブクログ