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工学部・水柿助教授の日常 の商品レビュー

3.4

36件のお客様レビュー

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2012/01/24

2012/1/24 borrow a book from Osaka Municipal Central Library

Posted byブクログ

2011/07/27

水柿君33歳。のちにミステリィ作家となるが、いまはN大学工学部助教授である。専門は建築学科の建築材料。しばしば独身と間違われるが、須摩子さんというミステリィ好きの、二つ年下の奥さんがいる。水柿君は、いつしか自分の身の回りで起こるなにげない細やかな不思議を、須摩子さんに披露するよう...

水柿君33歳。のちにミステリィ作家となるが、いまはN大学工学部助教授である。専門は建築学科の建築材料。しばしば独身と間違われるが、須摩子さんというミステリィ好きの、二つ年下の奥さんがいる。水柿君は、いつしか自分の身の回りで起こるなにげない細やかな不思議を、須摩子さんに披露するようになっていた。水柿君の周りには、ほのぼのミステリィがいっぱい。今日もまた、あれが消え、これが不思議、そいつは変だ、誰かなんとかしろ!と謎は深まる……。

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2010/09/24

奥様との会話から進むものが多いが、水柿助教授の周りで起きた、一見不思議なことや疑問が短編となっている。膝を打つほどではないが、理系っぽい文が面白い。

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2019/01/16

工学部建築学科で建築材料を専門とする水柿助教授の日常を語った小説。 学会ってこんなもの。 試験ってこんなもの。 実験ってこんなもの。 と解説しつつ、水柿センセの周辺を描いています。 「面白くない小説はない」と京極夏彦は言っていますが、ほぼ同感。読み方次第で面白さは見つ...

工学部建築学科で建築材料を専門とする水柿助教授の日常を語った小説。 学会ってこんなもの。 試験ってこんなもの。 実験ってこんなもの。 と解説しつつ、水柿センセの周辺を描いています。 「面白くない小説はない」と京極夏彦は言っていますが、ほぼ同感。読み方次第で面白さは見つけられる気がしています。基本的に。 でもこれはちょっとダメだった。 読みにくい。 すごく脱線するし、まぜっかえすし。 これを楽しんで読める人もいるのかなあ。いるんだろうなあ。 これ、小説なの?と思うような文章。 で、自分で「これは小説なのだから」とか「はたしてこれは小説なのか?」とか言っちゃう。 言い訳じみていてNGですよ、それは。 漫画にしたらもうちょっとは面白いかも。 「動物のお医者さん」みたいな感じで。 ・・・と思いながら、漫画にしたらこんな感じかな、とイメージしつつ読んでみたけど、やっぱりダメでした。残念。

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2010/08/20

殺人などと言うようなものはなく 本当に日常の不思議を書いている作品です 内容はともかく書き手の地の文が好きです とくに説明が脱線したときとか 水柿助教授の設定が面白いです

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2010/06/28

ブログにレビューを書きました。 http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/2008/04/post_df55.html

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2010/06/25

水柿君のキャラクターが独特で、話の進め方も面白かった。ただ、作中というか、章の名前にもあるように、小説なのかな…?と疑問に思うような本ではあった。

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2010/05/24

すると、相手の先生というのは、女性なのだろうか? うーん、しかし、男性かもしれない。 さて、西之園萌絵が乗っていた車は何でしょうか? 君たちも若い頃があっただろう。忘れてしまったのか。それを思い出せ 「太陽が爆発したら人間はみんな死んじゃうの?」の答は 「太陽が爆発しなくて...

すると、相手の先生というのは、女性なのだろうか? うーん、しかし、男性かもしれない。 さて、西之園萌絵が乗っていた車は何でしょうか? 君たちも若い頃があっただろう。忘れてしまったのか。それを思い出せ 「太陽が爆発したら人間はみんな死んじゃうの?」の答は 「太陽が爆発しなくても、人間はみんな死んじゃうの」である

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2010/04/03

久しぶりに読みました。 たまにこういう軽いのも読みたいなあ、と思ったり。 須磨子さんは可愛い。 【2010.04.02】

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2009/11/24

このMシリーズの2作目「工学部・水柿助教授の逡巡」を2年前に読んだことがありましたが、この作品は一体なんなのかが掴めず、結果面白くなく感じ、3ページくらいで読むのをやめたことがあります。 その当時は森作品をさほど読んでおらず(シリーズものは全て未読状態)、森作品の特徴や魅力、森氏...

このMシリーズの2作目「工学部・水柿助教授の逡巡」を2年前に読んだことがありましたが、この作品は一体なんなのかが掴めず、結果面白くなく感じ、3ページくらいで読むのをやめたことがあります。 その当時は森作品をさほど読んでおらず(シリーズものは全て未読状態)、森作品の特徴や魅力、森氏とはどんな人なのかが掴めていなかったので面白く感じなかったのかなと現時点で自己分析。 で、2年後の現在はシリーズものもだいたい読み、森氏の人となりもなんとなく分かってきて、この作品は私小説風な作品なんだなぁと2年越しに分かりました。 と言うことで、森作品をより多く読んだ方がより楽しめるのがこのMシリーズだと思います。 この作品の軸は日常に存在する不思議話をネタにして、ミステリィにおけるトリックやルールなどについての森氏(水柿君か)の考察が書かれています。 が、ほとんどは水柿君の助手時代の話や大学の愉快な人々の話、奥さんとの馴れ初め話などが主で、話の飛び方や日本語に対しての突っ込み、妙な間、などなど森氏らしいなぁと言う文章の書き方は楽しかったです。 「ふはっ」と思わず笑うこともありましたし。 四七人の力士のあたりは京極氏の「どすこい(仮)」を意識して書いたのかしらと思ったんですが…そう言えば「すべてがデブになる」があったなと今気付きました。 「どすこい(仮)」を読んだ当時は「すべてがFになる」を読んでいなかったので、また読もうかなと思ったり(「すべてがデブになる」の内容はまったく覚えてません)。 まぁ、森氏のセンスが楽しめるならこの本も楽しめると思います。

Posted byブクログ