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TOKYO NOBODY の商品レビュー

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33件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2023/09/16

日本でずっと暮らしてると、東京特有の景色がどこを切り取ったものかが分からなくなるけど、この写真集でなんだか分かった気がする:) あ~これが日本ね、東京ね:)

Posted byブクログ

2020/05/20

写真家が銀座・麻布等で無人の瞬間を撮影した1冊。 合併で随分前に消滅した銀行の看板が風景に存在していることから相当な時間をかけて 丁寧に作られたものであることが伺える。 また人が存在することが当たり前となっている場所で人が消え店舗等の賑やかな 看板が残る世界。読み手に非常に不...

写真家が銀座・麻布等で無人の瞬間を撮影した1冊。 合併で随分前に消滅した銀行の看板が風景に存在していることから相当な時間をかけて 丁寧に作られたものであることが伺える。 また人が存在することが当たり前となっている場所で人が消え店舗等の賑やかな 看板が残る世界。読み手に非常に不思議な感覚を与えてくる作品。

Posted byブクログ

2018/02/14

わたしが十代で田舎から上京したとき、どこにいっても人の多い東京に、度肝を抜かれた。 しかし、この写真集の東京に人はいない。 元日の早朝など、人がいない時間に撮ったものらしい。 人がいない東京は、東京じゃないみたいで、不思議な感じがする。 大学時代、どこかで読んだ本に載ってい...

わたしが十代で田舎から上京したとき、どこにいっても人の多い東京に、度肝を抜かれた。 しかし、この写真集の東京に人はいない。 元日の早朝など、人がいない時間に撮ったものらしい。 人がいない東京は、東京じゃないみたいで、不思議な感じがする。 大学時代、どこかで読んだ本に載っていて興味を持って 手に取った、人生初の写真集。

Posted byブクログ

2014/07/24

東京という都市に誰も写っていない写真ばかりの写真集。 歓楽街やオフィス街、高速道路に人が写っていない写真ばかり見ていると不思議な気分になる。早朝の写真が大半、と思いきや時計の針が11を指している差写真もあったりして、著者が時間を書けて向き合っていたことがうかがえる。 息のない東...

東京という都市に誰も写っていない写真ばかりの写真集。 歓楽街やオフィス街、高速道路に人が写っていない写真ばかり見ていると不思議な気分になる。早朝の写真が大半、と思いきや時計の針が11を指している差写真もあったりして、著者が時間を書けて向き合っていたことがうかがえる。 息のない東京という街は、不気味さとおかしさが交じり合っている。

Posted byブクログ

2013/05/26

渋谷・青山・麻布・銀座・新宿などの東京各所で、全く人がいない写真のみ。 よくこれだけの写真を集めたなあ。 見ていると、不安感や寂しさのようなものが湧き上がってくる。ただの風景写真ではそんな感情はでない。それは東京という世界有数の人口過密地帯において、『人』も風景の一部として認...

渋谷・青山・麻布・銀座・新宿などの東京各所で、全く人がいない写真のみ。 よくこれだけの写真を集めたなあ。 見ていると、不安感や寂しさのようなものが湧き上がってくる。ただの風景写真ではそんな感情はでない。それは東京という世界有数の人口過密地帯において、『人』も風景の一部として認識されているからであろう。だから人が抜けることで単なる風景写真にも関わらず物足りなさを感じるのでは。 写真集としてはアイデア+根性系であるが、見ているといろんなことが頭をよぎる作品であり、一見の価値有。

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2013/03/10

13023 原発事故で避難した町ってこういう感じなんだろうな。 朝帰りの飲み屋街ってこういう風景だ。

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2012/07/06

Googleマップで、地図を航空写真に換えて見ることできますが 道路上を走っているクルマの姿がほとんどありません あれ、どうなってるんでしょうね? それとも、自分も道路を走って地上から見ているとたくさん走っているようでも 空から見るとクルマってまばらに見えるんでしょうか?  ...

Googleマップで、地図を航空写真に換えて見ることできますが 道路上を走っているクルマの姿がほとんどありません あれ、どうなってるんでしょうね? それとも、自分も道路を走って地上から見ているとたくさん走っているようでも 空から見るとクルマってまばらに見えるんでしょうか?      □  □  □ 図書館で『TOKYO NOBODY』という写真集を借りてきました 東京都内のあちこちの風景を撮ったものですが...人間が一人も写っていない! 都会から「人間」という要素だけが抜き取られた風景なのですが これが不思議な雰囲気を漂わせています ...止まった時間が流れている 矛盾した表現ですが、そう言いたくなってきます 写真とは一瞬を切り取るということでもあるのですが これらの写真はトリックでもデジタル処理でもなく 本当に人の姿が見えなくなった一瞬を撮ったそうです ワタクシの家の近所で歩行者の入った写真を撮るのも難しいことですが(笑) 銀座のド真ん中で歩行者や動いているクルマがいない瞬間を撮るなんてもっと難しい SF映画なんかで、無人になった都市を主人公が歩くシーンなんてのがありますが 映画と違ってこれは動かない写真です。ゴミが風で舞っていません 人がいない、クルマがいない、風景は動かない... でも時間だけが流れているんです もちろん時間が流れても太陽の傾きが変わらないのだから 理屈から言えば流れていないのと同じなのですが でも、流れているのを感じるんです 静かなところにいると耳鳴りみたいなのが聞こえてきて それが「無音の音」だなんて言う人がいますけど ちょっとそんな感じですね。止まった時間が流れているっていうのは 夜、人が活動を停めて休んでいるときに森や山が会話を始める... そんな言い伝えがどこかにあったような気もしますが 人やクルマが消えた時間の狭間で 都会が何かを語りかけようとしているのかもしれません (http://todomatsu.com/archives/2009/02/22/tokyo_nobody.php)

Posted byブクログ

2012/06/12

すごい! 東京に一人も道路に一台の自動車やバイクも存在しない不思議な写真集です。 まるで世界が静止してしまったかのようです。 きっと正月の早朝などを狙って撮影したんであろう力作です。

Posted byブクログ

2011/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

素晴らしい。 1990年から2000年の間で、東京の街に人がいない瞬間を撮った写真集らしい。 お正月とか、早朝とか、大雪の時とか人の少ない時を選んで動いたのだろうけど、それにしてもパノラマ写真のどこにも、人どころか車一台見えないのは壮観。その瞬間を求めた根気に脱帽。 新しくても10年以上前の写真なので、今と変わった部分も多くて楽しい。メガバンクが誕生してなかったり、大江戸線の工事中だったり、お台場がほとんど更地だったりする。写真という形での風景の記録は、時を経るほど価値の生まれるものだと感じた。カメラが欲しくなる。

Posted byブクログ

2011/11/08

はじめは「わーほんとに誰もいない!」と一人はしゃいでページをめくっていたけど、だんだん無口に。この一枚を撮るために費やした時間や、「他の人も同じことをやってるかもしれない」という不安を抱えつつ撮り続ける精神力…写真の重み、背景の深さを感じた。すごい、の一言に尽きる。陳腐に聞こえて...

はじめは「わーほんとに誰もいない!」と一人はしゃいでページをめくっていたけど、だんだん無口に。この一枚を撮るために費やした時間や、「他の人も同じことをやってるかもしれない」という不安を抱えつつ撮り続ける精神力…写真の重み、背景の深さを感じた。すごい、の一言に尽きる。陳腐に聞こえてしまうのがすごく嫌なのだけど。

Posted byブクログ