消されかけたファイル の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
警察でないと知り得なかった秘められた真実が著者の手によって鮮やかに私たちに生々しく明らかにされます。信じられないような事実が日本で起こっていた! 警察の汗と涙が伝わってきます。オウムによる警察庁長官狙撃事件追跡、金大中拉致事件に関与したとされる元自衛官、中川一郎の怪死の裏の真実、グリコ事件を追う16年間、吉展ちゃん事件の犯人逮捕までのドラマ、そして小淵総理の生死と青木官房長官の「嘘」など。しかし、吉展ちゃん事件の解決に比べ、その他は今一つ真相が謎であり、ストレスが残りました。
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国松長官狙撃事件、2012年になって平田信が出頭したニュースを見た今、記憶を呼び戻す内容。どんなに凄惨な事件でも時が経てば風化する。日本の社会がいち宗教団体の過激化を許した過去に学ぶことは大事だと感じる。グリコ・森永事件、2011年頃テレビで再現番組をやっていたのでその映像が頭を...
国松長官狙撃事件、2012年になって平田信が出頭したニュースを見た今、記憶を呼び戻す内容。どんなに凄惨な事件でも時が経てば風化する。日本の社会がいち宗教団体の過激化を許した過去に学ぶことは大事だと感じる。グリコ・森永事件、2011年頃テレビで再現番組をやっていたのでその映像が頭をよぎる。通常の仕事をしていた警察官による不審車両への職務質問がミッション失敗となるが、箝口令を惹いていた以上仕方ないことであろう。函館ハイジャックの解決に警視庁SATが投入されたことは、今後の同種事件の抑止力になると信じる。 本書を読んで一番の問題を感じたのは小渕恵三総理の死と政治の空白である。警察内部への綿密な取材によってなし得たリアリティあふれる文章で息つく暇もない。全編を通じて警察力の強さを感じた。
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