活動寫眞の女 の商品レビュー
泣ける作品ではありま…
泣ける作品ではありません。しかし情熱を感じる京都を舞台にした作品。
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本来であれば、直木賞…
本来であれば、直木賞を受賞していたかもしれない作品だそうです。ホラーなのでしょうか。
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自らの淡い恋の思い出…
自らの淡い恋の思い出を重ねて懐かしむことのできる青春恋愛小説です。
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浅田氏らしい恋愛小説…
浅田氏らしい恋愛小説です。日本映画に興味のある人にもおすすめ。
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変わり映えしない浅田…
変わり映えしない浅田作品で、全てがありきたり。読んだことあるよなカンジです。
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友人が恋に落ちた相手…
友人が恋に落ちた相手は、30年前に死んだ大部屋女優だった。本全体が、綺麗な文章で書かれてます。
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日本映画に思い入れの…
日本映画に思い入れのある人なら唸るのではないでしょうか。僕はほとんど知らなかったので、映画のくだりは2回読み返しても想像することしかできませんでしたが、ストーリーは古きよきという感じがしました。
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昭和40年代の京都太秦が舞台のミステリタッチの小説。ふとしたことから映画のエキストラに出た京大生3人が体験するひと夏のできごとを京都の四季・風情を織り交ぜながら叙情的に描いていく。主な登場人物は京大生の主人公・薫と先輩であり恋人の早苗、医学部の友人・清家、最後の活動屋を自認する辻...
昭和40年代の京都太秦が舞台のミステリタッチの小説。ふとしたことから映画のエキストラに出た京大生3人が体験するひと夏のできごとを京都の四季・風情を織り交ぜながら叙情的に描いていく。主な登場人物は京大生の主人公・薫と先輩であり恋人の早苗、医学部の友人・清家、最後の活動屋を自認する辻、大部屋女優でしかもこの世の人ではない伏見夕霞。 読了して感じたことは、著者の出世作となった『鉄道員』と随分似通っている内容であるということだ。短編・長編の違いはあるが、対を成す作品であるような気がする。初版は1997年7月発行(『鉄道員』は同年4月発行)になっているので、『鉄道員』以後の作品となるが、ここでは脇役で出てくる活動屋・辻のいわゆる“職人気質モノ”を、更に内容を複雑にした長編と解釈できなくもない。 『鉄道員』で完成されたかに見えるお涙頂戴・職人路線を、作者が再度こだわる必要がなんだったのか分からない。『鉄道員』の中でも有名になった台詞『したって、俺はポッポヤだから』はこの作品では『俺、カツドウヤさかい』という言葉に置きかえられており、思わず(またか…)とげんなり。そして、大部屋女優の伏見夕霞が著者お得意の“幽霊”で出てくると、再度幻滅。最後のとどめは活動屋の辻の昇天が職場であるフィルム倉庫の試写室での殉職ということになると、開いた口が塞がらない。僕にとっては長い長い『鉄道員PArt2』を読まされたような気がした。…ということで、この手の話はあまり新鮮さがなく、二番煎じの感も強いが、そこは著者のうまさか、気がついたらあっという間に読まされてしまった。(うーん、やられた)
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怪談かと思いきや、さわやかーな恋愛&青春小説だった。愛する人やモノがあるって、本当にいいなぁ…。でもモノより、やっぱり人を愛した方が、幸せですね。 著者が楽しんで京都弁書いてるなーと思ったのと、映画好きなんだなーというのが印象的??(^^; 気持ちよく読めた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1969年に京大に入学した主人公が友人や下宿の先輩と出会い、織り成す青春の一コマ。映画ニューシネマパラダイスを思わせる映画への情熱、そしてふとした始まり、終わる恋。古色蒼然、セピア色の思い出となっている学生時代を過ごした大文字、哲学の小径、南禅寺、百万遍の学生喫茶・進々堂などが昨日のように鮮明に蘇ってきました。そして、いつもの死者の登場。懐かしさで一杯になる浅田ワールドを満喫しました。特に同じ時代を京都で過ごした人にはお奨めです。テーマは全く異なるものの、「シェエラザード」と通じるものがあります。
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