錆びる心 の商品レビュー
短編集。そのどれもが…
短編集。そのどれもが著者らしい人物描写のしっかりした内容で読み応えがある。錆びる心は主婦であれば共感できることも多いと思う。人は誰かのために存在したいと願う生き物なのかもしれない。
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短編集。ホラーからユ…
短編集。ホラーからユーモアのある作品まで幅広いです。
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短編集。夫に尽くして…
短編集。夫に尽くしてきた主婦が家出して家政婦として生きていく姿等を描いている
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掛け値なしに面白い
全6篇を収録した短編集。人間の内面を深く突いた作品から、ユーモアある作品まで、桐野ワールドを堪能できます。各タイトルの秀逸さもまた、魅力のひとつ。初めて桐野作品に触れる人にもお勧め。
yoko
虫卵の配列 羊歯の庭 ジェイソン 月下の楽園 ネオン 錆びる心 「現状を変えたい」とか「こんな生活はイヤだ」とか思って 現状を変えるべく何かことを起こしたら、必ず誰かに影響を及ぼす。 自分の思うように、思った通りに、事態は推移していかない。そういう中で 立ち現れる、その人それぞ...
虫卵の配列 羊歯の庭 ジェイソン 月下の楽園 ネオン 錆びる心 「現状を変えたい」とか「こんな生活はイヤだ」とか思って 現状を変えるべく何かことを起こしたら、必ず誰かに影響を及ぼす。 自分の思うように、思った通りに、事態は推移していかない。そういう中で 立ち現れる、その人それぞれの姿、本性、実力? イチオシは「虫卵の配列」。静かな狂気と思い込みの脆さ。 表題作「錆びる心」も良かったです。
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先日『ナニカアル』で初めて読んだ作家さんの初の短編。 『グロテスク』や『東京島』で名前は知っていたが、それまで読んでいなかった。 『グロテスク』を図書館で見つけて借りたまま読んでいなかったんだけど、一時帰国時にこちらをみつけて購入し、『グロテスク』が結構面白かったのでつづけて読了...
先日『ナニカアル』で初めて読んだ作家さんの初の短編。 『グロテスク』や『東京島』で名前は知っていたが、それまで読んでいなかった。 『グロテスク』を図書館で見つけて借りたまま読んでいなかったんだけど、一時帰国時にこちらをみつけて購入し、『グロテスク』が結構面白かったのでつづけて読了。 まず、文章がとても読みやすい。 抵抗なくぐいぐいと本の世界に引き込まれ、没頭することができた。 本作は六篇の短編からなっている。 どの作品にも共通するのは自己と他者との意識・認識の乖離かな、と思う。 そして、主人公はみんなとても自己中心的だ。 もう、後戻りができないようなところまできて、墜ちる。 人の自己中な所、思い込み、思い上がり、妄想、欲望、恨み妬み・・・そんなものたちが、桐野さんによってかなりアンプリチュードされて描かれていると思う。・・・ぞっ。 読んでいて、今村夏子さんの作品のような居心地の悪さを感じたが、今村さんが柔らかな文体で書くのに対し、桐野さんはもう少しシャープな感じ。 個人的には"虫卵の配列"と"羊歯の庭"が好きかな。 "月下の楽園"は羊歯の庭に少し似ている気がする・・・荒廃した庭に惹かれるようになったきっかけの部分が凄く気味悪いけど・・・。 "ネオン"は個人的には微妙でした。 "ジェイソン"は主人公の心理描写が凄くよかったけど、最後のパンチが弱い気がした。 登場人物に教職が多いが、何か桐野さんの経歴などと関係あるのだろうか。
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桐野夏生は好きな作家のtop3に入るけど、人間のおどろおどろしい感情を描くのが得意な彼女だからさっぱりとしたら短編小説は合わないのかもしれない。
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6の短編集。 初っ端から驚きの話でした。 これは相手が知り合いだからなのか 普通だったからなのか。 どれもこれも、普通に始まっているのに 妙な方向へねじ曲がって着地するので 不思議になってしまいます。
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サクッと読める短編集。 一番おもしろかったのはジェイソン。 アルコールの破壊力は侮れないと思いました。
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6つのお話、ミステリーというのだろうけど、怪しげな世界観があり、ファンタジー(大人向け?)という感じもする。 表題となっている『錆びる心』。自分が去ることで、相手に「自分を植え付けたかった」というところ。共感しすぎて、息が詰まりそうだった。
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