損料屋喜八郎始末控え の商品レビュー
2009/8/18 サライに紹介されていたので読んでみよう! 「山本 一力」の本は前にも読んで、すごくおもしろかった。 この本も、すごく面白い! 善人、悪人、両面を持つ複雑な人間を暖かくまた鋭く描いています。 江戸時代の札差の経済社会における役割、それを取り巻く仕組みも面白い。...
2009/8/18 サライに紹介されていたので読んでみよう! 「山本 一力」の本は前にも読んで、すごくおもしろかった。 この本も、すごく面白い! 善人、悪人、両面を持つ複雑な人間を暖かくまた鋭く描いています。 江戸時代の札差の経済社会における役割、それを取り巻く仕組みも面白い。 深川の祭りのシーンも、鮮やか! 庶民相手に鍋釜や小金を貸す「損料屋」!?って仕事もはじめて知りました。 江戸の庶民は最小限のものしか持たず、宵越しの金も持たない(持てない)暮らし。 とは聞いていたが、まさか!! 鍋釜まで借りる暮らしだったとは 驚きです。 ムダを削ってリサイクル、エコな社会だったようで。 その割には、祭りにぱっと使ったりする、いいのか悪いのか・・・。 内容 : 上司の不始末の責めを負って同心を辞め、庶民相手に鍋釜や小銭を貸す「損料屋」に身をやつした喜八郎。 元上役やいなせな仲間たちと力を合わせ、巨利を貪る札差と打打発止と渡り合う。 『オール読物』掲載作に書き下ろしを加える。 著者 : 1948年高知県生まれ。世田谷工業高等学校電子科卒業。 会社員を経て、97年「蒼竜」で第77回オール読物新人賞受賞。
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内容(「BOOK」データベースより) 金の力を笠に着た札差に、知恵と度胸で立ち向かえ!上司の不始末の責めを負って同心の職を辞し、庶民相手に鍋釜や小銭を貸す損料屋に身をやつした喜八郎。元上役の秋山や深川のいなせな仲間たちと力を合わせ、巨利を貪る札差たちと打打発止と渡り合う。オール...
内容(「BOOK」データベースより) 金の力を笠に着た札差に、知恵と度胸で立ち向かえ!上司の不始末の責めを負って同心の職を辞し、庶民相手に鍋釜や小銭を貸す損料屋に身をやつした喜八郎。元上役の秋山や深川のいなせな仲間たちと力を合わせ、巨利を貪る札差たちと打打発止と渡り合う。オール読物新人賞受賞の新鋭が贈る痛快時代小説。 平成30年5月9日~12日
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
元同心で現在は損料屋(今で言うレンタル業のようなもの)をやっている喜八郎が、恩義のある先代の米屋に頼まれて2代目を助け、札差(特に伊勢屋)や武家と相対する… 喜八郎は相当な腕の侍だったみたいだけど、大立ち回りは出てこず、ずっと頭脳勝負という感じ。 ただそれが逆に良い♪ …米屋の2代目、ダメすぎて先代が心配するのも分かるww それを直接言うのではなく行動で示す喜八郎に粋さを感じる。 さらに江戸屋の秀弥との恋愛模様やところどころに出てくる江戸のファッションなどを織り交ぜているところが喜八郎の男っぷりを上げているような演出に取れる。
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損料屋という仕事はほとんど関係なく、江戸の札差業界が舞台で驕る実力者に虐げられる相手を助ける快男子という時代小説のパターン。読み易く、すっきりした感じがいい。恋愛も絡みそうで、シリーズの展開が楽しみとなる
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久しぶりに読んだ時代小説。 すごく面白かったです。 ヒーローは決して目立たない人だけど それがかえっていいんだよなぁ。 この本に出てくる男は 訳あって同心を辞めざるを得なくなった男。 そんな男が始めたのは損料屋、 いわば物貸し屋なのです。 (寝具とかね…) でもそんな男は 仕...
久しぶりに読んだ時代小説。 すごく面白かったです。 ヒーローは決して目立たない人だけど それがかえっていいんだよなぁ。 この本に出てくる男は 訳あって同心を辞めざるを得なくなった男。 そんな男が始めたのは損料屋、 いわば物貸し屋なのです。 (寝具とかね…) でもそんな男は 仕えていたものの義理上 仕事をするわけなのです。 中には幸せな結婚を邪魔する ふてい奴や、贋金で私腹を肥やそうとするものに 鉄槌を下すことも… お勧めは「いわし祝詞」です。 ハッピーエンドでスカッとすること 間違いなしです。
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元同心、訳あって今は損料屋である喜八郎。 恩ある米屋の後ろ盾となり、与力秋山や嘉介らと 札差相手に知恵を巡らす。 初期の作品とは思えないほどの出来ではないか。 ますます山本ファンになってしまった。
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江戸の捕物っぽい雰囲気のタイトルと装丁に惹かれて借りてみました。「損料屋」て今で言うリース会社でしょ。まあ江戸であれば 所帯道具にも事欠く連中に 夏の蚊帳 冬の炬燵から鍋、釜、布団なんかを賃貸ししちゃう 隠居の片手間商売みたいなかんじ、らしい。それはそれで面白そう、、と思ったけど...
江戸の捕物っぽい雰囲気のタイトルと装丁に惹かれて借りてみました。「損料屋」て今で言うリース会社でしょ。まあ江戸であれば 所帯道具にも事欠く連中に 夏の蚊帳 冬の炬燵から鍋、釜、布団なんかを賃貸ししちゃう 隠居の片手間商売みたいなかんじ、らしい。それはそれで面白そう、、と思ったけど喜八郎さん、損料屋は表の仮面で 裏は与力の右腕として 剣と頭脳を活躍させる影のヒーロー。札差VS幕府側 みたいな勝負。肝心の損料屋の商いの様子は全く出てこず。。 札差が儲けを第一に商売すんのは当たり前で でも 武家側も困窮すれば 国の政策として借金を棒引きにしちゃったり、なんていう、 米高で給料が払われていた武家社会ならではの金融トラブル、が読みどころかな。 喜八郎はとにかく洞察力も度胸も剣の腕も一流。想いを寄せる女もちらほら。でもなんだか、なんだかありきたりすぎて……… 。もうひと声ホシイ、な印象でした;。
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