すいかの匂い の商品レビュー
どの物語にも不思議とじぶんがいる気がして、知らないのに知ってる、みたことある、と感じるような場面がたくさんある。スイスイと吸い込まれていって、あっという間に全編読み終えてしまった
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理解できないところもあったが 夏の眩しさと対照的な薄気味悪さ、居心地の悪さをこんな的確に文章にできるんだと驚いた また読み返したい
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解説で川上弘美さんも書いていたけどこどもの頃絶対経験してないはずなのになんか共感して懐かしくなった。夏っぽい小説読みたいって思って買ってよかった
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今の季節に合わせて読んでみたけど読んで良かったです。自分の子供時代とはだいぶ違うけど、それでも共感出来たりドキドキ出来る部分があったので、面白かったです。
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今の季節に読めてよかった。ちょっとした病気の治療中。家の中から、眩しい外を眺めては目眩がする。外が色づき始めているのはめまいがする、こんな描写がどこかにあって、同じだ、と思ったり。 薔薇のアーチが好き。昔習い事の大会で出会って、文通していた子のことを思い出した。何処で何してるんだ...
今の季節に読めてよかった。ちょっとした病気の治療中。家の中から、眩しい外を眺めては目眩がする。外が色づき始めているのはめまいがする、こんな描写がどこかにあって、同じだ、と思ったり。 薔薇のアーチが好き。昔習い事の大会で出会って、文通していた子のことを思い出した。何処で何してるんだろう。
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もうすぐ夏だからこれを読もうと思った。 また読み返すと思う。淡々と涼しくてどこか寂しい。 江國香織さんの本は自分の気持ちの温度を冷やしてくれる。凪にしてくれる感じがある
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誰しも記憶の奥深くに仕舞うひと夏のあんなことやこんなこと、後ろめたかったことや気持ちよかったことを、大人になってからこんな風に引き出してきて、こんな風に表現できるなんて、なんてうらやましいこと。 たしかに子どもの頃って、まだ世の中の仕組みがよくわからなくて、いまなら「こんなもん...
誰しも記憶の奥深くに仕舞うひと夏のあんなことやこんなこと、後ろめたかったことや気持ちよかったことを、大人になってからこんな風に引き出してきて、こんな風に表現できるなんて、なんてうらやましいこと。 たしかに子どもの頃って、まだ世の中の仕組みがよくわからなくて、いまなら「こんなもんだよね」と思うことが気味悪かったり、見逃せなかったりするのだった。 わたしもそういえばこんなことがあった、と思い出すけど、こんな風には書けない(あたりまえ)。 最後の川上弘美さんの「江國さんのひみつ」も必読! 本作を読んで感じたことがそのままこれまた美しく心地よい文章で書き表わされていて、「そうそう!そういうことをわたしも言いたかったの!」と思う。 そういえば江國香織さんの作品との出会いは、20年近く前に、中学受験の国語の試験で「すいかの匂い」が使われていたことだったな。
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好きな本だった記憶。 数年前、夏っぽい本が読みたいと思い購入。 不思議な、少し涼しくなりそうな一冊だったような。今夏もう一度読みたいな
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最後の川上弘美さんまで読んでよかった。 読後の感情をなんて表せばいいかもやもやしてたけど、なるほどなって。 どのお話もいわゆる起承転結がないけど、江國さんの文章力でこんなに面白くざわざわしながら読めたんだなあ。 「あげは蝶」「焼却炉」「ジャミパン」がよかった。 物語として読んでた...
最後の川上弘美さんまで読んでよかった。 読後の感情をなんて表せばいいかもやもやしてたけど、なるほどなって。 どのお話もいわゆる起承転結がないけど、江國さんの文章力でこんなに面白くざわざわしながら読めたんだなあ。 「あげは蝶」「焼却炉」「ジャミパン」がよかった。 物語として読んでたけどきっと私も少女の頃はこのような自分だけの秘密があって、あの頃は幼いなりに不安に思ったり葛藤したりしてたんだって思いました。
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「夏」というとどんなイメージが湧くでしょうか? この『すいかの匂い』は夏を感じさせる短篇11作が集まった江國香織さんの短篇集。 この一冊に漂うのはどこか気だるい、湿度のある、そしてどこか不穏な空気。 誰にも話せない、自分だけの秘密。 ジャムのように粘っとした夏の空気感。 サクッ...
「夏」というとどんなイメージが湧くでしょうか? この『すいかの匂い』は夏を感じさせる短篇11作が集まった江國香織さんの短篇集。 この一冊に漂うのはどこか気だるい、湿度のある、そしてどこか不穏な空気。 誰にも話せない、自分だけの秘密。 ジャムのように粘っとした夏の空気感。 サクッと読める読みやすさと、見ては行けないものを覗き見るような読書感が共存した本でした。
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