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夜の記憶 の商品レビュー

3.5

26件のお客様レビュー

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ミステリー作家のポー…

ミステリー作家のポールが50年前の少女殺害事件の真相を解くよう依頼される。クックの作品の中でも一番暗い作品かも知れない。

文庫OFF

後半になるにつれて、…

後半になるにつれて、どんどん引き込まれました。怖いなぁと思いながら、読みました。

文庫OFF

幼い頃、両親を事故で…

幼い頃、両親を事故で亡くし、その直後に姉も亡くしたミステリー作家ポール・グレーヴス。故郷のフロリダを離れ、ニューヨークに暮らす彼のところに50年前の少女殺害事件の真相を調査して欲しいという依頼が舞い込む。グレーヴスは嫌々ながらも、ある興味からそれを引き受ける。「記憶」シリーズで一...

幼い頃、両親を事故で亡くし、その直後に姉も亡くしたミステリー作家ポール・グレーヴス。故郷のフロリダを離れ、ニューヨークに暮らす彼のところに50年前の少女殺害事件の真相を調査して欲しいという依頼が舞い込む。グレーヴスは嫌々ながらも、ある興味からそれを引き受ける。「記憶」シリーズで一番のお気に入りです。とにかく全体の雰囲気&最後のオチが秀逸です。

文庫OFF

2026/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

クックの記憶シリーズ。 いつでも自殺できる用意をして暮らしている、ミステリ作家ポールの記憶。 13歳の時に姉を殺された悲惨な体験が書くことの核になってしまっている。 今でもそのトラウマに悩まされている。 そこにまことに奇妙な依頼がくる。50年も前に殺されたある少女の事件の真相を推理してほしいと言うのだ。 かつてはその土地の富豪であった家の女主人に、美しい邸宅「リバーウッド」に招かれ、同時に来ていた劇作家の女性とともに考え始める。 世捨て人のような暮らしから出て行くつもりもなく、あまり気乗りはしなかったのだが、その女性に引かれて次第にのめりこんでいく。 ここにも理不尽に殺された無垢な少女がいて、みんなから愛されていただけにその死は不可解であった。 同時進行する物語がある。ポールが書いている小説の、シリーズに登場する刑事と殺人鬼が、人格を持った分身のように加わって、現れては彼を悩ます。時々蘇る記憶の描写が次第に明確になっていくところなどは素晴らしい。 その想像力で謎を解いてほしいと望まれただけあって、周りの人たちに会えばみんな動機を持っているように思われ怪しい。事実、何か暗い影がすべての人々には付きまとっている。 となかなか込み入った作りになっている。 少し見当が付くところもあるが、話に厚みもあり面白かった。

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2025/04/12

読了後の達成感ハンパねぇ…。 主人公の記憶側は想像がついたけど事件の真相が「えぇ重すぎる…つら…」 リヴァーウッドは素晴らしいところです (各方面で闇しかねぇよ)

Posted byブクログ

2025/02/09

失敗したと思った。 いや、図書館で渡された本の汚いこと。 表紙に(水濡れ跡あり ご了承ください)の黄色のシールが貼ってある。 なんだか本自体も黄ばんで膨らんでいる。 表紙も古臭い感じ。 しか〜〜〜し!! これおもしろいわー! ★3の上。 うっかり4にするとこだった。 子ど...

失敗したと思った。 いや、図書館で渡された本の汚いこと。 表紙に(水濡れ跡あり ご了承ください)の黄色のシールが貼ってある。 なんだか本自体も黄ばんで膨らんでいる。 表紙も古臭い感じ。 しか〜〜〜し!! これおもしろいわー! ★3の上。 うっかり4にするとこだった。 子どもの頃に唯一の家族だった姉を無惨な形で惨殺された経験を持つミステリー作家。 彼は、とある場所で五十年前に起こった少女殺人事件に納得のいく物語を考えるように依頼される。 暗い。 というより冥い。 陰鬱な香りがプンプンします。 黒い液体に浸されたズッシリと重いコートを着て歩かされているかのような主人公。 全体的な重苦しさがたまんない。 真相を探るうちに主人公の姉がどんな虐待を受けて殺されたのかも読者に明されていきます。 善人だらけの完璧な場所と謳われたはずが、主人公の捜査が進むうちにボロボロと壁紙が剥がれ、その真の姿が次第に見えてきます。 全員に愛されていたといわれる少女は、いったい誰に、なんの目的で殺されたのか? 二転三転する真相。 巧妙な伏線。 そして少女の死の真相にたどり着いたそのとき、主人公の姉の事件も明らかにされます。 あ~、辛い。きっつい。 でも凄く良かった。 これ誰に教えてもらったんだっけ? 嫌な予感がするけど、もしかしたらひまわりめろんさんかな。 ずいぶん前だけど。 勢いで★4付けそうだったけど、でも冷静に内容を思い返すとちょっと荒いわ。 そうはならんだろ、とか。 おかしくね? とか。 動機は何よ? とか。 いろいろ粗が見えてくる。 でも力のある作家さんだと思った。 感情が持ってかれて粗なんかどうでもよくなりそうになる。 他の作品も読んでみようかな〜。 凄く、もの凄く不本意だけど仕方ないからひまわりめろんさんにミリ単位の感謝しとくわ。 (ー_ー)アザース

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2024/02/03

久しぶりにクックの小説を読んだ。暗く沈んだ、重厚で美しい文体は各作品に共通している。この作品もそうだった。 主人公はポール・グレーヴスという小説家。少年の頃、両親を事故でなくしたうえに、姉を目の前で殺されるという悲劇にも見舞われる。ある時、彼の小説を読んだ読者の一人から、彼女が住...

久しぶりにクックの小説を読んだ。暗く沈んだ、重厚で美しい文体は各作品に共通している。この作品もそうだった。 主人公はポール・グレーヴスという小説家。少年の頃、両親を事故でなくしたうえに、姉を目の前で殺されるという悲劇にも見舞われる。ある時、彼の小説を読んだ読者の一人から、彼女が住んでいる場所で起きた50年前の少女の殺害事件の真相究明を依頼され引き受ける。調査を進めるにつれ、少女に起こった悲劇が、姉を殺された事件と重なっていく。小説の最後に、主人公は少女殺害事件の謎を解くが、それが姉を殺された事件の本当の悲劇を彼に呼び起こさせ、彼の心はその記憶に耐えきれなくなる。 ミステリーとしての謎解きよりも、主人公のポール・グレイヴスの少年時代に起きた、姉の死という物理的な悲劇と、その出来事が彼に与えた生涯に渡って消えない傷の物語が主なテーマ。小説の最後は、彼が希望に向かって歩めそうな場面で終わり、それが救い。

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2022/04/12

まずはこの非常に印象的な表紙に触れねばなるまい 初めに皆さんが本を手に取るにあたっての表紙がその行為に与える影響は如何ばかりであろうかを考えてみたい 私自身のことで言えばかなりの影響があることを認めるのにやぶさかではないし 世にジャケ買いという言葉があることや このブクログ内に...

まずはこの非常に印象的な表紙に触れねばなるまい 初めに皆さんが本を手に取るにあたっての表紙がその行為に与える影響は如何ばかりであろうかを考えてみたい 私自身のことで言えばかなりの影響があることを認めるのにやぶさかではないし 世にジャケ買いという言葉があることや このブクログ内においても表紙をテーマにしたブックリストを多くの方が作成していることからも その影響は(多少のばらつきはあったとしても)非常に大きいと結論付けてしまっても賛同してくれる方もまた多いのではなかろうか 本書の表紙に話を戻すと 冒頭に述べた通り非常に印象的である 非常にショッキングと言ってもいい 小さな子供の足元が力なく垂れ下がっており、否応なく吊るされているであろうことを想像させ 内容についても多くのことを暗示しているように感じられる 果たしてこれはどんな物語なのか! 吊るされている子供は誰なのか! 子供は自殺なのか他殺なのか! そしてこの表紙間違いなく見たことあるぞ! 『要は既読』なんちて(前置き史上最長) さて『夜の記憶』です 読んだことありました! もちろん表紙で気が付いたので読み始める前なんですが気にせず読み返しました 中身忘れてますからね!(読み進めるうちに中身も思い出しましたが) 面白かったんですがちょっと時間かかっちゃいましたね 全体的にもったりしてるというか… 展開がゆったりというかね 展開がゆったりでも先へ先へと思わせる作品はいくらでもあるので自分としてはそこまで早く解き明かしたい謎みたいなんはなかったんかなと思いました 最後まであやふやなままなこともたくさんありましたしね ただ真相へのアプローチの仕方や主人公の内面の描き出し方に他にはない面白さを感じました でもですね ちょっとこの裏テーマというか事件の背景みたいなんをきちっと納得のいく形に仕上げるにはちょっとページが足りなかったかな〜

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2021/12/12

この重苦しい気持ちをどう表現していいのか全く分からない。話の構成としては面白いと思ったけど、何だろう…今迄読んだ作品の『闇』とは違う二度と読みたくない、おすすめしたくない本

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2021/09/08

米原万理の「打ちのめされるような小説」に丸谷才一の「笹まくら」と比較され、気の毒くなくらいきめが粗いと評されてしまっているのだから、私がまた、日影丈吉の『女の家』とくらべてしまうのは筋違いかもしれない。 『女の家』のしっとりとした、それでいて人間の暗い部分、記憶のおぞましさの恐...

米原万理の「打ちのめされるような小説」に丸谷才一の「笹まくら」と比較され、気の毒くなくらいきめが粗いと評されてしまっているのだから、私がまた、日影丈吉の『女の家』とくらべてしまうのは筋違いかもしれない。 『女の家』のしっとりとした、それでいて人間の暗い部分、記憶のおぞましさの恐さが迫ってくるのにはかなわない。 たまたま続けて読んだ私のせいかもしれない。 ミステリー作家の少年時代の過酷な経験と作家自身の作品とまた別件、50年前の少女殺害事件の謎が交互に記されていくそのストーリーは、それなりに夢中に読ませるのだけれど、過去と現在を交錯させる手法に頼りすぎているのかと思う。 解説によると、薄皮をはぐようなサスペンスと読み応えのあるトマス・H・クックの作品は、次作「心の砕ける音」だそう。いつか読もう。

Posted byブクログ