皆月 の商品レビュー

花村萬月(著者)

2009/10/07

10月30日読了。初めて読む花村萬月作品。暴力とセックスの香りが横溢し、男と女の強さと弱さが交錯する小説。登場人物たちは皆「ろくでもない」人種ばかりだが、ひたむきさ・純粋さのようなものを強く感じる。突然姿を消した女房を探す男･･･というお話に意外性はないが、世界観とキャラクターで最後まで退屈せずに読まされる。ま、とは言え結末の意外性や凝ったギミックで読者を驚かせるミステリより、こちらの方が小説としてはまっとうと言えるものか？

2009/10/04

失踪した妻を捜す中年男とその義弟、そしてソープ嬢。再読。一度目はエロイだけのイメージで全然おもしろくなかったのですが、2度目は結構おもしろく読めました。ソープ嬢との恋愛よりも、義弟との擬似父子愛の方が惹かれたかなぁ。結局妻と義弟が求めていたことは同じだったんですよね。妻との関係では気づけなかっただけで。清清しい終わり方はとても好きです。

2009/10/04

アウトロー要素満載のストーリーの中に愛や絆が芽生えていく。
テンポの良い展開と中盤〜終盤の胸の高鳴りが止まらないスリリングなストーリーは秀逸！

読み終えた後、唸りを上げれる一冊！素晴らしい！

2009/10/04

花村萬月さんの特徴『暴力とセックス』が出ているハードボイルド作品。おっさん、やくざ、ソープ嬢…。とても刺激的なお話です。

2009/10/04

長編だけど、一気に読んだ。主人公(オッサンであり、兄貴であり、おとうさん)がどんどん変化していくところが面白い。

2009/10/04

花村萬月好きに薦められて読了。ヤクザもののハードボイルド系小説だけに、暴力描写は読んでて引いてしまうくらいの迫力。SEX描写もかなり痛々しくて生々しい。でもこの“痛さ”が癖になるってのは分かる気がする。読後感も意外と爽快。

2009/10/04

圧倒的な暴力とリアルな性描写の中に垣間見せる人間の本質。初めてこの作家に触れた時はガツンときました。芥川賞受賞前の作品が好き。

2009/10/04

やはり、萬月らしく、激しい暴力と性描写。過激です。でもその中で人間の本質にせまっていていささか感傷的になってしまった。展開もスリリングであっという間に読みきった。

2009/10/04

アキラみたいな男をかっこいいを呼ぶのだと思う。できないことができる奴は誰だってかっこいい。それが他人のために見返りも求めずにならなおさら。

2009/10/04

この話すごいです。映画みたいな話と思っていたら、映画化していたらしいです。刺激いっぱい外国の小説っぽいですね。