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逃れの森の魔女 の商品レビュー

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26件のお客様レビュー

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2023/09/09

似鳥鶏さんの「レジまでの推理」に出てきた一冊。 ヘンゼルとグレーテルの魔女を主人公にしたパロディ。とは言え、ヘンゼルとグレーテルが登場するのは後半から。 前半は魔女になった経緯やお菓子の家を作り始めた意味など。切ない寄りでした。

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2021/05/25

最初にヘンゼルグレーテルの裏話的なことが書いてあったが、そのシーンは後半だけで、なんかよくわからないまま話が終わってた。

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2021/05/08

ヘンゼルとグレーテルに出てくる魔女に焦点を当てたパロディ作品。 とは言っても、ヘンゼルとグレーテルは結構後半にならないと登場しない。 前半〜中盤まで、魔女が普通の産婆として、母として暮らしてきた生活を描き、なぜ、お菓子の家を作ったのか、に説得力を持たす。 後半がヘンゼルとグレーテ...

ヘンゼルとグレーテルに出てくる魔女に焦点を当てたパロディ作品。 とは言っても、ヘンゼルとグレーテルは結構後半にならないと登場しない。 前半〜中盤まで、魔女が普通の産婆として、母として暮らしてきた生活を描き、なぜ、お菓子の家を作ったのか、に説得力を持たす。 後半がヘンゼルとグレーテルの話になるが、その前半や魔女の性格・内面を知った上で読むと、全く違う話になる。 悲劇だけど、美しい女性の話だと感じた。 わたしは死んでいく。 素晴らしい死。 死んでいく。 死んで。 自由に。 最期、魔女は誇りを持って死に、赦されたのかな。

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2018/01/08

似鳥鶏の「レジまでの推理」に出てきた本。 「ヘンゼルとグレーテル」の魔女の方が主人公の話で、彼女がなぜ魔女になり、なぜヘンデルとグレーテルを食べようとしたのかが書かれた、「気持ち悪い感じの絵」の絵本として紹介されていた。 興味を持ったので、読んでみたいな。

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2017/03/16

ヘンゼルとグレーテルに出てくる魔女のお話。 どうして魔女になったのか…悲しい女の話です。 悪魔を召喚とかよくわからないのも多かったけど。 前に読んだ本にこの本のことが出てきたので読んで見ました。

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2016/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お菓子の家、ヘンゼルとグレーテルの登場は後半だけど、どうして魔女がそうなったかがわかる。 知ってるつもりの物語にもこんなサイドストーリーが。

Posted byブクログ

2014/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

金原瑞人オフィシャルホームページ内「トーハン通信 第9回」(http://www.kanehara.jp/osusume/tohan/tohan1.htm#anchor9)をきっかけに。 ヘンゼルとグレーテルのパロディ。もっともパロディというよりも再解釈に近いかも。 読み始めはどうつながるのか全く分からなかったが、だからこそ、我々の知るヘンゼルとグレーテルの話に近づいた時の魔女の気持ちがより伝わってくる。 愛情もあって、人を救っていたからこそ、悪魔にとりつかれても森に逃げて。それでお菓子の家を作る点にヘンゼルとグレーテルのある種の抜けを合理的に補完していると思った。サラマンダーだからこそ痛みを感じずに死ねて、そこは救いだとも思った。 宝石で物語に色合いを付けながらうまく語られていると思った。女性中心で語られ、グレーテルが姉としてふるまうことも思い返せば違和感だが、読んでいる間は気にならなかった。 再解釈の面白さを感じさせる作品。

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2013/09/24

童話「ヘンゼルとグレーテル」に登場する魔女を主役とした、悲しいパロディ。 醜いながらも美しい娘に恵まれ、子供達を救う為に悪魔を掌握する術を身につけた主人公。 その心は純真であり、神や美を崇める優しい人間であったがとあることから術が失敗してしまい… ◆結末は何もかわりませんが、見...

童話「ヘンゼルとグレーテル」に登場する魔女を主役とした、悲しいパロディ。 醜いながらも美しい娘に恵まれ、子供達を救う為に悪魔を掌握する術を身につけた主人公。 その心は純真であり、神や美を崇める優しい人間であったがとあることから術が失敗してしまい… ◆結末は何もかわりませんが、見方は大きく変わります。 用意された絶望に近づていくラストは胸を焦がされるようですが、それでもなお自らの信念を貫き通す主人公は美しい。

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2013/07/10

そう来たか。 序盤はどの辺りが『ヘンゼルとグレーテル』なの? って思ったけれど、いやはや、その切り口か。 オリジナルから切り口を変えたという面白味だけでなく、一つの物語して感動を禁じ得ない。 単純に善と悪を描くだけではなく、あくまで一人の存在として捉える視点がユニーク。 願わ...

そう来たか。 序盤はどの辺りが『ヘンゼルとグレーテル』なの? って思ったけれど、いやはや、その切り口か。 オリジナルから切り口を変えたという面白味だけでなく、一つの物語して感動を禁じ得ない。 単純に善と悪を描くだけではなく、あくまで一人の存在として捉える視点がユニーク。 願わずも魔女となってしまった苦悩や葛藤や絶望、そして最後の最後で照らし出される救い…。 読み始めた時にはこんなに感動するとは思わなかった。 著者の他の作品も読んでみたいと思う。

Posted byブクログ

2012/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ヘンゼルとグレーテル」の物語の魔女を主人公にした物語。 さらりと読めてしまうのに、設定や人物の考え方などが、すごく真実味がある。 シンプルなラストも良い。

Posted byブクログ