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漆の実のみのる国(上) の商品レビュー

3.6

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2011/09/13

この時代だからこそぜひ読んでほしい一冊ですね。 天災、貧しさ、政治を行う人のあるべき姿。 人はそれぞれに「格闘」して生きていくんですね。

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2011/07/27

難しい。藤沢作品はもう30作品は手にとったが、藤沢氏の最後の作品ということもあってか今までとは毛色が異なる作品だと感じた。 焦ることなくゆっくり腰をすえて読みたい本。

Posted byブクログ

2011/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

米沢藩がはじめから貧乏だったのではなく、高家吉良家から養子を迎えてからジリ貧になったということをはじめて知った。 ここに描かれている地名、人名は馴染み深いものだったので、そういった意味でも面白かった。

Posted byブクログ

2010/11/24

唐津の、古色蒼然とした本屋にふらっと入ってしまい、なにか買わずには出るに出られなくなって買った本。 なので、裏表紙の紹介以上の知識は持たずに読み始めた。 そうしたら、貧困に喘ぐ米沢藩が可哀想で可哀想で、これがどうなるんだろうとついつい引き込まれた。後半から登場する治憲が、のちの上...

唐津の、古色蒼然とした本屋にふらっと入ってしまい、なにか買わずには出るに出られなくなって買った本。 なので、裏表紙の紹介以上の知識は持たずに読み始めた。 そうしたら、貧困に喘ぐ米沢藩が可哀想で可哀想で、これがどうなるんだろうとついつい引き込まれた。後半から登場する治憲が、のちの上杉鷹山。 うまくいきますようにと願いつつ、上巻終了。

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2010/04/22

筒井君の顔がどうも浮かんできてしょうがない。それほどTVのインパクトが大きかった。大河ドラマでもそのうち取り上げてくれないかな。政治ドラマは受けないかなぁ。あきらめない、治憲はすごいです。 下巻も読み終わりましたが、えっここで終わり???、というくらい唐突に終了してしまいます。作...

筒井君の顔がどうも浮かんできてしょうがない。それほどTVのインパクトが大きかった。大河ドラマでもそのうち取り上げてくれないかな。政治ドラマは受けないかなぁ。あきらめない、治憲はすごいです。 下巻も読み終わりましたが、えっここで終わり???、というくらい唐突に終了してしまいます。作者もやはり無念だったのでは?このあとの善政の逆襲をこの筆致でぜひとも続けて欲しかったです。残念。

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2010/01/01

藤沢周平には、文学色の強いものや、活劇風のものなどいろいろな作品があるが、こちらは、『市塵』などと同じリアル政治ものとでも呼べばあいそうなジャンルの作品。逼迫する藩財政の建て直しを目指せども一向に景気の良い話は見えてこないなか、改革を志すいい男たちも、疲れたり、やけになったり、隠...

藤沢周平には、文学色の強いものや、活劇風のものなどいろいろな作品があるが、こちらは、『市塵』などと同じリアル政治ものとでも呼べばあいそうなジャンルの作品。逼迫する藩財政の建て直しを目指せども一向に景気の良い話は見えてこないなか、改革を志すいい男たちも、疲れたり、やけになったり、隠居したり、とこの辺もリアル政治だ。当然読んでいてすっきりする内容はないのだが、剛毅だが、思い込みと自制の少なさのために閉門になってしまう竹俣当綱や重責を負いながら飄々と工夫をもって仕事を為そうとする莅戸善政、さらには能狂いの暗君だが、他意のないおっさん上杉重定など作者自身年をとったからこそかけたであろう魅力的な人物像がたくさん描かれて、退屈することはない。

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2009/11/07

故藤沢周平の絶筆作となったものです。米沢上杉家中興の祖といわれる上杉鷹山公を主人公としています。 上杉鷹山公は、米国のJFケネディ大統領が偉大な日本の政治家として尊敬していたことでよく知られるようになりましたが、有名な「伝国の辞」などは現代でも通用するものではないかと感心させられ...

故藤沢周平の絶筆作となったものです。米沢上杉家中興の祖といわれる上杉鷹山公を主人公としています。 上杉鷹山公は、米国のJFケネディ大統領が偉大な日本の政治家として尊敬していたことでよく知られるようになりましたが、有名な「伝国の辞」などは現代でも通用するものではないかと感心させられるものです。 鷹山公は謙信公と並んでただ二人だけ上杉神社に祀られていますが、それだけ偉大な政治家だったのだろうと思います。 作品は藤沢周平の体調が悪くなる中で描き進まれ、最後のところはやや唐突な感じはしますが、藤沢周平が最後の原稿を奥さんに手渡しする際に「これでいい」と言ったと伝えられている通り、この終わり方で大きな余韻を残しており、私はよくできた作品だと思います。 藤沢ファン、鷹山公ファンどちらにとっても読んでほしい本だと思います。

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2009/10/04

母校、米沢興譲館高校は上杉鷹山の藩校でしたんで、講堂には上杉鷹山の額がありました。 歴史書とかイロイロある中でも、一番です。

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2009/10/04

上杉鷹山といえば「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり。」の言葉で有名。 借金まみれで倒産寸前の米沢藩の藩政をどう改革していったのかが丁寧に描かれていて読ませる。これから!というところで藤沢修平が病に倒れ絶筆に…。惜しい。

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2009/10/04

こういう人物を歴史小説の主人公に選ぶのは藤沢周平らしいなと思った。しかしいつものウ海坂藩の時代小説のほうが好きだな。数字のデータが多すぎて、読むのに疲れる。情景描写等はは美しく、さすが、というべきか。しかし、引用部分と小説が混在する所や、時系列がおかしくなるような所もあり、読みづ...

こういう人物を歴史小説の主人公に選ぶのは藤沢周平らしいなと思った。しかしいつものウ海坂藩の時代小説のほうが好きだな。数字のデータが多すぎて、読むのに疲れる。情景描写等はは美しく、さすが、というべきか。しかし、引用部分と小説が混在する所や、時系列がおかしくなるような所もあり、読みづらい。

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