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隠し部屋を査察して の商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2024/01/31

2024-01-31 奇想の爆発。陰惨だがドライで冷笑的。好きなタイプなのだけど、半分くらいはそれだけで物足りない。時間かけて一遍づつ読んだのだが、後半はやや飽きてしまったかなあ

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2023/04/27

マコーマック…マジで殺した嫁の四肢を四人兄弟の腹部にぶち込んだ父親ってアイディアすきなんだろうな… 狂ってんな…

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2019/02/02

わかってらっしゃる、グロテスクというものを。映像にしたらR指定確実。それっぽい味付けをして読者の興味を煽るようなレベルでなく真の狂気なんだけど、書き方が素晴らしい。淡々と普通の感覚で人間の感情を書き、日常的にグロを大さじで盛り込んでくる。表紙の不思議メルヘンと雰囲気違うと思う。人...

わかってらっしゃる、グロテスクというものを。映像にしたらR指定確実。それっぽい味付けをして読者の興味を煽るようなレベルでなく真の狂気なんだけど、書き方が素晴らしい。淡々と普通の感覚で人間の感情を書き、日常的にグロを大さじで盛り込んでくる。表紙の不思議メルヘンと雰囲気違うと思う。人体ザクザク刻まれる。未開の地の現地人の話が好み。作者は教員もやっていたスコットランド人らしいが、涼しい顔で教壇に立ちながらこういうキワイ作品を家に帰って書いていたのですね。。。山田風太郎の初期作品を読んでるような感じがしました。

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2018/01/10

 この短編集を読んで、この作者の次作(当短編集が処女作とのこと)である「パラダイス・モーテル」の成り立ちがはっきりわかったように思える。  この短編集には「パラダイス・モーテル」の要となった「殺された母親の身体の一部を埋め込まれた4人の兄妹」のエピソードが「短編」として掲載され...

 この短編集を読んで、この作者の次作(当短編集が処女作とのこと)である「パラダイス・モーテル」の成り立ちがはっきりわかったように思える。  この短編集には「パラダイス・モーテル」の要となった「殺された母親の身体の一部を埋め込まれた4人の兄妹」のエピソードが「短編」として掲載されている。  それだけでなく、「パラダイス・モーテル」のエピソードが、そのままの形で、あるいは「パラダイス・モーテル」の登場人物が、別の形でこの短編集に登場してくる。  要するに「パラダイス・モーテル」は短編をいくつか散りばめて長編の体を模した短編集のようなものだったわけだ(ある程度予想はできたが)。  仮にこの「隠し部屋を査察して」を先に読んでから「パラダイス・モーテル」を読んだとしたら、感想や受けた印象は随分と違ってきたであろう。  それがいいのか、悪いのか、は別の話。  ましてや「面白いかつまらないか」の話は別次元のこと。 「パラダイス・モーテル」の話が長くなってしまったが、当短編集も面白い。  二十編が収録されているので、まぁまぁのものや、あまり面白くない物も含まれるが、玉石混交の「石」は無かったように思う。  奇想天外(話によっては荒唐無稽)な話が多く、よくまぁ考え付いたもんだなぁ、と感心したりする。  ただ、アイディア勝負なところがあって、きちんとストーリーを紡ぎだすという作家ではないように思える。  いわゆる「ストーリーテラー」としての資質には恵まれていないんじゃないか、それゆえ「パラダイス・モーテル」がああいった形式になったんじゃないか、なんて偉そうに思ってしまう。  ただし、何度も書くが、それ自体が「面白いかつまらないか」には直結してはいない。

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2015/04/09

表題作は奇妙な物語だ。 いや、この本に収められている物語の全てが歪んでいるのだが、とりわけこの作品のインパクトは大きい。 隠し部屋に住まわされている住人たち。 皆同じような造りの家に住まわされている。 「私」はその査察官だ。 彼らの様子を定期的に見まわる。 むせび泣きに気をつけ...

表題作は奇妙な物語だ。 いや、この本に収められている物語の全てが歪んでいるのだが、とりわけこの作品のインパクトは大きい。 隠し部屋に住まわされている住人たち。 皆同じような造りの家に住まわされている。 「私」はその査察官だ。 彼らの様子を定期的に見まわる。 むせび泣きに気をつけながら。 「貿易風」の家の住人は教育を受けていない天才。 「ヒルトップ」の住人は魔女。 「コージーコーナー」では町長が、それぞれ隠し部屋に住んでいる。 見まわる「私」はないはずの村の最後の一人。 本当は「私」も隠し部屋の住人なのかも知れないが、行政当局は何も言わない。 真実は誰も知らないし、知る必要もない。 『海を渡ったノックス』では残酷極まりない物語が展開される。 それは一瞬の嫌悪をもたらしながら、次の瞬間にはその心情は行き着く果てのない物語の波間に消える。 私たちが、普段目にする現実の残酷な物語に心を痛めながらも、それを誰かの現実とは考えないように。 どの物語も残酷さと悲しみが入り混じる。 ただ、その想像力の世界があまりにも広すぎて、そして不条理すぎて私の頭は感情を作らない。 安部公房の『砂の女』、カフカの『変身』、カレールの『口ひげを剃る男』...... 不条理で奇妙な世界は一見して凪いだ海なのである。

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