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教養としての大学受験国語 の商品レビュー

3.7

40件のお客様レビュー

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2020/05/09

 高校生は、絶対に読むべき。  多少中身が古いかもしれないと感じる文章もあるが、それでも、近代から二元論・身体論など受験には、物事を考えるには、必要な考え方のベースが詰め込まれている。  筆者の言う通り、大学生全員がわかっていて欲しい内容であろう。

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2018/10/09

大学受験における国語試験に軽く絶望する本である。 やはり国語力は現状のような読解力試験では計測できないのだろう。 そもそも、論文は、切り取られて意味をなすものではない。 加えて、選択肢で選べるような理解ができるようならば、違う表現構造を持ったものになっているだろう。穴空け問題...

大学受験における国語試験に軽く絶望する本である。 やはり国語力は現状のような読解力試験では計測できないのだろう。 そもそも、論文は、切り取られて意味をなすものではない。 加えて、選択肢で選べるような理解ができるようならば、違う表現構造を持ったものになっているだろう。穴空け問題に至っては、何を言わんや、である。 社会と人間を論じる論文を殺してはいけない。これらの論文には、巧拙浅深はあっても、学ぶに、批評するに値するものなのだ。 今は、ぐっと我慢して、その先に、大学での研究に進んで欲しい。 あとがきで高校時代は落ちこぼれだった著者の言葉に励まされて欲しい。 幸い本書で言及されている「近代」をはじめとする選ばれた概念、自分と文の距離を測る遠近法は健在だ。

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2017/09/16

久々に再読。 折を見ては何度か読む。 すこーし古くなってきている部分もあるかもしれないが、 受験評論の基本は押さえられそう。

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2017/09/12
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IT関連については、時代のズレを補正する必要がありますが、問題と解説をして持論を語るのが新鮮に感じました。 「これは簡単」の問題を間違えたときは、ショックですけど。

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2017/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2000年刊行。大学入試の国語問題のうち評論文につき、解答追及における著者の思考過程を通じ、評論文の読みを会得させようとする。中高大の入試問題を題材として、評論や小説の読解法の会得を試みてきている著者ならではの書。著者は、二項対立や弁証法(擬似的な程度でいい)という物差しだけで、大半の評論は読みこなせる指摘をするが、個人的にも同感。難解な哲学書の読解を、通常、社会人として要求されることはなく、あるいは少ないため、本書記載の思考パターンを会得すること、意識することだけでも、有益な違いが出てくると思う。

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2016/08/30

大学受験問題を元にして出題の意図や解説 社会的背景から あるべき 社会人の教養を考えるもの 教育者としての見方 解答に関する項目はない

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2015/01/07

この本もすごい。大学受験の国語問題からはとても多くを学んだけれど、この本にもぜひ出会っておきたかった。教養の何たるかについて目から鱗の1冊。

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2014/03/07

大学受験の国語の問題と解答解説という方法はとっているものの、そこにあるのは文章から読み取れる思考や哲学の典型的な例を、アラカルト式に教養として紹介する本だと思った。 2000年発行なので、今の新書ブーム的な中では古典になるのかもしれないが、当時はこのような形で出版したのはかなり...

大学受験の国語の問題と解答解説という方法はとっているものの、そこにあるのは文章から読み取れる思考や哲学の典型的な例を、アラカルト式に教養として紹介する本だと思った。 2000年発行なので、今の新書ブーム的な中では古典になるのかもしれないが、当時はこのような形で出版したのはかなり新しい試みだったのではないだろうか。 内容も教養として、視野が開けるような文化的に価値のある文を選び、設問に答える前の解説、設問回答の解説、章末の最後には参考資料も紹介されており、結果的に教養が身に付くという本だと思った。

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2013/07/02

タイトルと目次と序章にはひかれたけど、いかんせん内容というか構成がつまらなすぎる(´Д` ) もう少し知識提供型の新書が読みたいと思う今日この頃(^^;; 2013.7.1(月)

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2013/03/25

もう10年以上まえのセンター試験、国語の現代文は、点数を取る確信がなく当日の出来次第だった。 運よく45/50、小説もほぼ満点、でもなぜか普段とれている漢文が20点ぐらい 合計で160点ぐらいだった。 140点とれればOKと思っていたので、かなり満足な出来だった。 それから10...

もう10年以上まえのセンター試験、国語の現代文は、点数を取る確信がなく当日の出来次第だった。 運よく45/50、小説もほぼ満点、でもなぜか普段とれている漢文が20点ぐらい 合計で160点ぐらいだった。 140点とれればOKと思っていたので、かなり満足な出来だった。 それから10年以上、現代文なるものをまったく読んでいません。新書レベルなら少し読んでいたが。 距離を置いてきた現代文だったが、意を決して、現代文に望みます!! 理由は、特になし! で、この本のコンセプトは、思考力をつけるための方法を身に付けること。 二項対立を基本に大学受験国語の問題を紹介し解説している。 テーマ別に分かれており、そのテーマ事に知っておくべき基礎知識を解説してくれるのでとても親切。 『自己とは他者である』とか、『・・・「絶対的な紙との関係の中で事故を形成することからはじまったヨーロッパの個人」と「世間との関係の中で生まれている」日本の個人とは、優劣の関係になるのではなく、「違う」のだ・・・』 など確かに読んでそんな考え方があるのかと分かるが、とにかく読みにくい、分かりにくい。  著者の千秋さんが、 大学入試に選ばれる文は特徴があって、そのうちの一つが、 悪文であること 悪文でなく良文だと受験者をふるいにかけられないから よく言ってくれました☆ 参考文献に上がっていた本を、注文。読んでイライラしそうな気もするが。。。

Posted byブクログ