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フランクルに学ぶ の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2021/10/02

フランクルの「夜と霧」ができた過程がよくわかる。アウシュビッツでの極限の体験から導かれたのではなく、既に精神科医として自己の哲学や論理を持っていたからこそ極限状態の人々の心理を的確に見抜いていったと理解した。また精神療法としてロゴセラピーなるものを確立している。 人生に何かを期待...

フランクルの「夜と霧」ができた過程がよくわかる。アウシュビッツでの極限の体験から導かれたのではなく、既に精神科医として自己の哲学や論理を持っていたからこそ極限状態の人々の心理を的確に見抜いていったと理解した。また精神療法としてロゴセラピーなるものを確立している。 人生に何かを期待するのは間違っている。人生があなたに期待しているのだ。これがフランクルのコペルニクス的転換としている。一貫してロゴス(神性)の追求が根底にあるようだ。

Posted byブクログ

2018/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

差別とは、自分を他者より優位に立たせようとする行為である。その根底にあるのは、おそらく自己保存の欲求であろう 「死と愛」国籍や母国語や出生地のために責任を問われるなど、自分の体の大きさの責任を取らせるのと同じように馬鹿げたことに思われるはずです フランクルによれば、人間の本質とは、物質次元を超えた「精神」である どんな役柄であれ、それを輝かしく演じたときに、人は心の底からの充実感をつかむことができる

Posted byブクログ

2013/12/01

「われわれが人生の意味を問うのではなく、われわれ自身が意味を問われている」  死んだ者は身体という物質を離れて精神的な存在になり、生きるわれわれを見ている。とか過去の出来事は永遠に現存されていて、それらは超世界という時間が存在しない世界に存在していて、生きるとは超世界に彫刻を彫...

「われわれが人生の意味を問うのではなく、われわれ自身が意味を問われている」  死んだ者は身体という物質を離れて精神的な存在になり、生きるわれわれを見ている。とか過去の出来事は永遠に現存されていて、それらは超世界という時間が存在しない世界に存在していて、生きるとは超世界に彫刻を彫っているようなもの。とか、神秘思想的なことが書かれていますが、読み違えてはいけないことは、ヴィクトール・E・フランクルは精神科医だということ。  理系のはしくれとしては、神秘思想にはどうしても馴染めないのですが、それで苦悩する人に幸福を与えられるのならば、薄っぺらい科学主義なんか持ち出すのは筋違いという気もします。  言い方は悪いのかもしれないけれど、苦悩に苦しむ人に対する治療という側面がロゴセラピーにはあるんだと思います。現実に苦悩する人を現実が救う事はできないのかもしれません。そして、物質を超えたものに対するフランクルの確信が、人々にロゴスを存在せしめるのです。  著者が魂の覚醒とか神秘思想とかに親和的な人だから、フランクルの思想にバイアスがかかっているように思うので、夜と霧を読みたいと思います。

Posted byブクログ

2012/06/03

フランクルは最高、多くの書籍が出されていますが、要点をよく取りまとめています。感動の一冊をありがとう。斉藤啓一さんありがとう

Posted byブクログ

2011/05/27

われわれが、人生の意味を問うのではなく、自身が人生の意味を問われているのであり、答える責任があるのだ。そして、究極的な意味は、われられの理解を超えており、ただその意味を信じるしかなかったのだ。(本文より)第二次世界大戦中、ユダヤ人であるフランクル氏はナチスによって強制収容所に送ら...

われわれが、人生の意味を問うのではなく、自身が人生の意味を問われているのであり、答える責任があるのだ。そして、究極的な意味は、われられの理解を超えており、ただその意味を信じるしかなかったのだ。(本文より)第二次世界大戦中、ユダヤ人であるフランクル氏はナチスによって強制収容所に送られた時の体験をもとに『夜と霧』。 日本語を含め多くの言語に訳され、60年以上に渡って読み継がれている世界的にもベストセラー また『それでも人生にイエスと言う』などのロングセラーで世界的に著名な精神科医V・E・フランクル。 「人生の本質」についての思索をもとに、私たち一人一人に宿る「ロゴス」(愛、生命力、原理)を目覚めさせる「ロゴセラピー」を開発し、多くの人々の深い心の傷を癒しつづけた。私たちが最良の人生を築くための糧となる30のエッセンスを示す。 本文から一部紹介 苦しみが偽りの自分や幸福を壊したあと、愛が本当の自分と幸福をうち建てる人生に何かを期待するのは間違っている。人生が、あなたに期待しているのだ 人間は悩みに苦しむのではない。悩んでいる「自分自身」に苦しむのだ ヴィクトール・エミール・フランクル(Viktor Emil Frankl)オーストリアの精神科医、心理学者。

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2009/10/09

研究室の先生が貸してくれた。 恐怖には立ち向かわなければならない。目を逸らしたらいけないんだよね。人の痛みがわかる人になりたい。 わたしは神経症があるんで、ナルホドと思ったり、感動したりする部分が多かった。こういう考え方って今までしなかったなっていう、目から鱗的な。 極限状態に陥...

研究室の先生が貸してくれた。 恐怖には立ち向かわなければならない。目を逸らしたらいけないんだよね。人の痛みがわかる人になりたい。 わたしは神経症があるんで、ナルホドと思ったり、感動したりする部分が多かった。こういう考え方って今までしなかったなっていう、目から鱗的な。 極限状態に陥ってはじめてひとはひとらしくなれるんかもね。 そういう意味ではわたしは病気になってすごくいいチャンスを得たのかもしれないって思えた。

Posted byブクログ

2009/10/04

「誇りは他者を必要としない」。フランクル哲学の一つです。他にも、読む人それぞれにグサリと刺さる一言が見つかるはず。ぜひご一読をお勧めします。

Posted byブクログ

2009/10/04

ナチス強制収容所の地獄を生き抜いた精神科医で、20世紀の代表的思想家でもあったフラクルの人と教えを紹介した入門書のような一冊。 強い説得力を持つフランクルの教えに、大変引き込まれました。

Posted byブクログ