アメリカ文学のレッスン の商品レビュー
タイトル通り、アメリ…
タイトル通り、アメリカ文学についての柴田先生の講義。読みやすくて、アメリカ文学にある程度親しんでいる人には共感する部分も多いのでは。アメリカ文学の素人には、ブックガイドとして楽しめる。著者オススメの作品はとても魅力的だ。
文庫OFF
アメリカ文学の常識的なところをエッセイ風に書いた本。マッカッシーについての評価があればと思ったが、なくて残念。代わりにパワーズがあったのでそこは参考になった。作者的には、ようは楽しければいいじゃん的に卑下している。
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「名前」「食べる」「幽霊の正体」などキーワードを上げ、その言葉に沿ったアメリカ文学を紹介していくスタイル。 ひとつのキーワードに2~3つのアメリカ文学が紹介されており、必然的に寄せ集められた感が楽しい本。 この本から実際に何冊か「読んでみてよかった!」という本に出会えました。 ...
「名前」「食べる」「幽霊の正体」などキーワードを上げ、その言葉に沿ったアメリカ文学を紹介していくスタイル。 ひとつのキーワードに2~3つのアメリカ文学が紹介されており、必然的に寄せ集められた感が楽しい本。 この本から実際に何冊か「読んでみてよかった!」という本に出会えました。 柴田元幸と本のタイトルに惹かれ過ぎたのか、一度紛失したのか、同じ本が2冊あります。
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大学の英文学の読解授業にすごく似ていた。はるかに分かりやすかったけど。 アメリカ文学の典型的パターンを面白く解説していくなかで、一人一人の作家の描きたかったであろうことやその意味をきちんと私たちに教えてくれる。読むのは好きでもメッセージを言語化して説明するのは難しい、私みたいな人...
大学の英文学の読解授業にすごく似ていた。はるかに分かりやすかったけど。 アメリカ文学の典型的パターンを面白く解説していくなかで、一人一人の作家の描きたかったであろうことやその意味をきちんと私たちに教えてくれる。読むのは好きでもメッセージを言語化して説明するのは難しい、私みたいな人には全くありがたい本だった。 これくらい教養があればなぁと思う。知識や人間性を兼ね備えた上で諦念を持って今の暮らしをするのと、ただ今の暮らしをするのとでは人生の謳歌具合が違うと信じているので。 虚無主義も主義には変わらない、考えて生きていきたいなぁとやっぱり思わされた。
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15のテーマについて、アメリカ文学におけるさまざまな作品のなかでどのように語られているのかということを論じている本です。 とりあげられているテーマは、「名前」「食べる」「幽霊の正体」「破滅」「建てる」「組織」「愛の伝達」「勤労」「親子」「ラジオ」となっており、文学上の大問題とい...
15のテーマについて、アメリカ文学におけるさまざまな作品のなかでどのように語られているのかということを論じている本です。 とりあげられているテーマは、「名前」「食べる」「幽霊の正体」「破滅」「建てる」「組織」「愛の伝達」「勤労」「親子」「ラジオ」となっており、文学上の大問題というようなものではありませんが、それぞれのテーマがひとつの窓からさまざまなテクストが織り成すことで構成されているアメリカ文学の風景を見わたすような興味深い視点を提供しています。 手軽に読めるアメリカ文学についてのエッセイといった体裁で書かれていますが、アメリカ文学のそれぞれの風景を切り出してくる著者の手腕が光っています。
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象徴として立ち現れる事物を軸に、様々な作品を比較。その中からアメリカ文学の特徴を洗い出している。しかも口語体だからわかりやすい。これからアメリカ文学に触れようという人に特にオススメ。
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なんか私が読んだのと表紙が違うな…。まぁいいか。 この本を元に何冊か読んでみたい本が出てきたので、今年頑張って英語で読みたいと思います。
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たいへん楽しく読んだ。エピローグでの、「『面白い』『面白くない』を唯一の基準に小説を読むことが悪いとは全然思っていない(というか、それ以外で小説に対して失礼にならない読み方なんて思いつかない)」という言葉と、それに続く「小説のなかの人物たちが〈他者〉を消費することについて考えよう...
たいへん楽しく読んだ。エピローグでの、「『面白い』『面白くない』を唯一の基準に小説を読むことが悪いとは全然思っていない(というか、それ以外で小説に対して失礼にならない読み方なんて思いつかない)」という言葉と、それに続く「小説のなかの人物たちが〈他者〉を消費することについて考えようとするなら、少なくとも、なぜ自分がこれを面白いと思いあれをつまらなく思うのか、それもあわせて考えてみるべきであろう」の言葉に、軟弱な小説読みである私はいやに慰められた。
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アメリカ文学が多様に価値あることがひしひしと感じられる本。切り取り方、いろいろな小説をコンパクトに比較し、魅力を抽出している。小説の力を体感できる本。
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自分一人では手に取らないような、出会いがないような作品を齧ることができた。違う作品を同じテーマに沿って比較する、文学の見方の一つを知れた。
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