1,800円以上の注文で送料無料

肩胛骨は翼のなごり の商品レビュー

4.1

53件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/03/03

少年は引越先ガレージで見知らぬ男を発見。男(スケリグ)は翼ある不可思議な存在。幼い妹の心臓手術など受入れ難い現実と向き合う姿に少年の成長を感じる。隣の少女との空中浮遊は幻想的。

Posted byブクログ

2023/04/19

図書館 期待していたよりも特におもしろかったところはなかった。 文体はとても読みやすかった。 可もなく不可もなくという印象。でも朝日が昇りはじめた時の空気感を思い出すような作品。 結局スケリグはなんだったのか気になる。

Posted byブクログ

2022/07/20

前情報なしで読み始めたから、「これってホラー?ファンタジー?」って感じ。前半は「彼」の描写もピンと来ず、手探りで生臭い廃屋を進む様。後半一気に日が差し込む様な展開に救われる。

Posted byブクログ

2021/03/07

生まれたばかりの妹の容態や引っ越しなど不安がいっぱいな少年の白昼夢かと思いきや、隣人になった、ミナにも見え、中華の27番と53番を好み、アスピリン飲んだりビール飲んだり、汚かったり。透明な青い夜のイメージと、現実の汚さがまみれて混濁して、不思議な世界だった。高学年や中学以上の読者...

生まれたばかりの妹の容態や引っ越しなど不安がいっぱいな少年の白昼夢かと思いきや、隣人になった、ミナにも見え、中華の27番と53番を好み、アスピリン飲んだりビール飲んだり、汚かったり。透明な青い夜のイメージと、現実の汚さがまみれて混濁して、不思議な世界だった。高学年や中学以上の読者感想画にしたら面白そうな題材だと思う。 翻訳でしか出会えないようなお話。

Posted byブクログ

2021/02/25

落ち着いた淡々と進む話で不思議な要素がありつつ登場人物の言い分などもしっかりと感情移入が出来るなどそつなく纏まっていて良かった。

Posted byブクログ

2019/08/26

ファンタジー。ボーイ・ミーツ・ガール。児童書。 タイトルに惹かれた。 不気味な序盤から、感動的な結末。良い話。 子供から大人まで、誰でも楽しめる良作。

Posted byブクログ

2017/03/08

家族に問題があり、気を遣って生きている少年が、誰かと出会って、不思議な体験をし、成長する。 YA作品ではありがちな物語。 それでも、その人物が「不可思議な生き物」であるという点において、独特の空気感がある作品だった。 病と死いう暗い影とともに、苦痛と拒絶を隠さないスケリグという存...

家族に問題があり、気を遣って生きている少年が、誰かと出会って、不思議な体験をし、成長する。 YA作品ではありがちな物語。 それでも、その人物が「不可思議な生き物」であるという点において、独特の空気感がある作品だった。 病と死いう暗い影とともに、苦痛と拒絶を隠さないスケリグという存在も、闇を背負っているように感じる。 一体彼は何者だったのか。 繊細でアンバランスな少年の心を代弁しているようだった。

Posted byブクログ

2015/08/21

冬の夜の薄氷のような、春の日差しのような、透明で繊細で美しい物語です。題名もとても素敵。肩胛骨がほんとうに翼のなごりだったらいいなと夢見ることができる話です。 できれば子供の頃に読みたかったなとおもいます。子供の頃に読んで、それから大人になってから再読したかった。きっと受ける印象...

冬の夜の薄氷のような、春の日差しのような、透明で繊細で美しい物語です。題名もとても素敵。肩胛骨がほんとうに翼のなごりだったらいいなと夢見ることができる話です。 できれば子供の頃に読みたかったなとおもいます。子供の頃に読んで、それから大人になってから再読したかった。きっと受ける印象が違ったことでしょう。 子供は子供なりに生や死について考え、それを受け入れたり反発したりしてすこしだけ大人になるのだと感じさせてくれます。 息せききらしてページを捲るような極彩の面白さはないけれど、読んだあとにじわーっと堪らなくなる、胸がいっぱいになって喜びが滲んでくるような素敵な一冊です。

Posted byブクログ

2014/04/11

大ざっぱにいえば、児童書なのでしょうがもったいないので、子どもには見せたくない本。 生きている今、妹の死について考えるお兄ちゃん、ザクロのエピソードがイタい。子どもたちは生きているということに恐れおののいて生きていると いうこと、大人はすっかり忘れてしまってる。 大人のための児童...

大ざっぱにいえば、児童書なのでしょうがもったいないので、子どもには見せたくない本。 生きている今、妹の死について考えるお兄ちゃん、ザクロのエピソードがイタい。子どもたちは生きているということに恐れおののいて生きていると いうこと、大人はすっかり忘れてしまってる。 大人のための児童書。

Posted byブクログ

2013/05/26

タイトルに惹かれて読みたいと思っていたが、はじまりがタイトルと結びつかない不穏な空気で、読もうとおもいつつ後回しにしていた。

Posted byブクログ