肩胛骨は翼のなごり の商品レビュー
不思議な話で、物語に引き込まれてしまいました 人間はかつて天使だったのか? そんな事を少し考えさせられる本です
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なんかちょっとピュアすぎるな。 この本は日本人で好きな人は少ないんじゃないかな、と思う。 カモメのジョナサンと似た欧米っぽさを感じる。
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すごく美しい、その一言に尽きる作品。 描写はとてもリアルで、ゆっくり想像しながら読めば本当にその場にいるような気分まで味わえるような、そんな表現力の豊かさがあると思う。 読んでる最中も読み終えた後も、しばらく夢の中にいるような気分になった。 私もこんな出会いをしてみたいな。 ...
すごく美しい、その一言に尽きる作品。 描写はとてもリアルで、ゆっくり想像しながら読めば本当にその場にいるような気分まで味わえるような、そんな表現力の豊かさがあると思う。 読んでる最中も読み終えた後も、しばらく夢の中にいるような気分になった。 私もこんな出会いをしてみたいな。 是非原書を読んでみたい。 ちなみに、スタジオジブリの宮崎駿監督のお勧め作品だそう。
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シンプルな文章がとても良かったです。書き過ぎないことで、マイケルの素直な感情が強く伝わってきます。大袈裟に書かれがちな「生と死」が、ここでは真正面から静かに(あるいは淡々と言ってもいいぐらいに)扱われていて、不思議なほど穏やかな気持ちで受け入れることができました。「肩胛骨は人間が...
シンプルな文章がとても良かったです。書き過ぎないことで、マイケルの素直な感情が強く伝わってきます。大袈裟に書かれがちな「生と死」が、ここでは真正面から静かに(あるいは淡々と言ってもいいぐらいに)扱われていて、不思議なほど穏やかな気持ちで受け入れることができました。「肩胛骨は人間が天使だったときの翼のなごりだといわれている」、これはマイケルが肩胛骨はなんのためにあるのか?と母親に聞いたときの答えです。このやりとりを読んで、ほわほわとしたあたたかい気分になりました。子供騙しな返答と思う人もいるでしょうが、私はとても素敵だと思います。
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よく、YA向けの本として紹介されている一冊。 今年1月にスタートした「20歳の20冊」にも入ってました。 主人公の男の子は両親と、病弱な赤ちゃんと4人家族。 古い一戸建てに越してきます。 そこには、がらくただらけで、今にも崩れそうなガレージがあります。 ガレージに忍び込んだ男...
よく、YA向けの本として紹介されている一冊。 今年1月にスタートした「20歳の20冊」にも入ってました。 主人公の男の子は両親と、病弱な赤ちゃんと4人家族。 古い一戸建てに越してきます。 そこには、がらくただらけで、今にも崩れそうなガレージがあります。 ガレージに忍び込んだ男の子は、ひからびて、ほこりだらけの スーツ姿の男を見つけます。 男の背中には、とりの翼のようなものが折りたたまれていて。 主人公の男の子の弟は、生命の危機にある状態。 不安定な家族と、男の子、隣の少女や学校の教師・友達 さまざまな人間関係の中で、謎の男は輝いてみえるよう。 原書タイトルは『スケリグ』(男の名前)なのですが、 日本書名は『肩胛骨は翼のなごり』 なんてすばらしいタイトル!と思いました。 装丁は好みが分かれそう。
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息をひそめるようにして、読み終わった。秘密を共有したような気分で。 小さな物語である。でもとても大事な、美しい物語。
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不思議なタイトルに惹かれて手に取った作品。 少し不器用で、世間とうまく折り合えないけれど きちんと自分を持ち、心が負けないという人が出てくる作品が好き。
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みずみずしい夜明けの色をしてる本当に素敵な話。 どの文もガラスケースの中に大切に飾っておきたい。 原題「skelig」をこの邦題まで持っていったセンスがものすごい。 私には一生かかってもつけられない題だなあ。 宮崎駿監督推奨なだけあってジブリ要素も垣間見える。 あとミナが...
みずみずしい夜明けの色をしてる本当に素敵な話。 どの文もガラスケースの中に大切に飾っておきたい。 原題「skelig」をこの邦題まで持っていったセンスがものすごい。 私には一生かかってもつけられない題だなあ。 宮崎駿監督推奨なだけあってジブリ要素も垣間見える。 あとミナが引用するブレイクの詩がまたよいですほんとに。
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『マイケル』の生まれたばかりの妹は、生まれつき心臓が悪くお母さんは赤ちゃんの世話で忙しい。 引っ越し先の今にも崩れ落ちそうなガレージの奥でマイケルは『彼』を見つけた。死んでいる、とマイケルは思った。彼は両足を投げ出してすわり、顔をのけぞらせて、頭を壁にもたせかけていた。ガレージの...
『マイケル』の生まれたばかりの妹は、生まれつき心臓が悪くお母さんは赤ちゃんの世話で忙しい。 引っ越し先の今にも崩れ落ちそうなガレージの奥でマイケルは『彼』を見つけた。死んでいる、とマイケルは思った。彼は両足を投げ出してすわり、顔をのけぞらせて、頭を壁にもたせかけていた。ガレージの中の他のものと同じようにほこりまみれだった。懐中電灯の光を浴びせたマイケルに、彼は訊いた。 「何が望みだ?」 淡いブルーの表紙は足を投げ出して座っているマネキンの写真になってます。それを見て、なんとなく人形が動くようなファンタジーかと想像していたら、今にも死にそうな浮浪者らしき男が出てきたのでちょっとびっくりしました。でも、彼の背中には・・ 文中には「肩胛骨はなんのためりあるの?」という問いに、「肩胛骨は、人間が天使だったときの翼のなごりだといわれている。いつかある日、またここから翼がはえてくるって」と答えていますがイギリスでは有名な言い伝えなんでしょうか?日本ではそんな質問自体あまり聞かないですよね。でも子どもの背中なんかをみてると分かる気がします。ほんと翼が生えてきそうなくらいぐいっと出てる子っていますよね。もし、また翼が生えてきて空を飛べたら・・あるいは、人にまぎれて天使がいるんじゃないか・・そんな気分にさせてくれる話でした。
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♪かなり好き。 天使のような生き物を救おうとする少年と少女。 孤独な3人の世界がはじまる。 アーモンドは孤独な魂を描く。 孤独な魂たちが出会い、孤独でなくなるその瞬間を描く。 たったひとつのたいせつな絆が生まれる。 「あたしは夜が好き…」というセリフにキュン。(2003年01...
♪かなり好き。 天使のような生き物を救おうとする少年と少女。 孤独な3人の世界がはじまる。 アーモンドは孤独な魂を描く。 孤独な魂たちが出会い、孤独でなくなるその瞬間を描く。 たったひとつのたいせつな絆が生まれる。 「あたしは夜が好き…」というセリフにキュン。(2003年01月17日読了)
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