おもいでエマノン の商品レビュー
地球誕生からこれまでの記憶を持つ女性、エマノン。 梶尾さんと鶴田さんの世界が上手く融和していると思います。 好きだなぁ、こういう雰囲気。
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40億年の、おもいで。 長い髪、スレンダーな身体、ジーンズにナップザック。 「ぼく」がフェリーで乗り合わせた不思議な少女は、エマノンと名乗った。 地球に生命が誕生してからの記憶を全て持っているという少女。 彼女は何者なのか。 彼女が40億年の記憶を持つのはなぜか。 「数時...
40億年の、おもいで。 長い髪、スレンダーな身体、ジーンズにナップザック。 「ぼく」がフェリーで乗り合わせた不思議な少女は、エマノンと名乗った。 地球に生命が誕生してからの記憶を全て持っているという少女。 彼女は何者なのか。 彼女が40億年の記憶を持つのはなぜか。 「数時間一緒にいても、数十年間一緒にいても、好きだったというおもいでは私にとっては同じことなんだもの」 日本SF史上最も美しい連作短編シリーズ。 最近人気のある「キノの旅」をはじめとする、謎の多い主人公が旅から旅を続けるという形の連作短編型式のライトノベル小説群は、おそらくこの小説に大きく影響を受けているのではないかと思います(初版は1983年)。 残念ながらこの本は現在出版社品切れ状態なので、古書店などで探してみてください。 ぜひオススメしたい小説です。
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おもいでエマノン、コミック版を読んだ後に気になって読了。 この設定でいくつもの話を書ける。さらにそれが面白いというのは凄い。
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エマノンシリーズが文庫で復刊すると聞き、喜び勇んで購入したことを覚えている。単行本は古書店でも見掛けず、ようやく「さすらい」を先に手にした数年後に、本家「おもいでエマノン」と出会うことができ、しかも勝手に敬愛する鶴田謙二氏の表紙絵と有っては、何とすばらしい組み合わせだろうと胸躍ら...
エマノンシリーズが文庫で復刊すると聞き、喜び勇んで購入したことを覚えている。単行本は古書店でも見掛けず、ようやく「さすらい」を先に手にした数年後に、本家「おもいでエマノン」と出会うことができ、しかも勝手に敬愛する鶴田謙二氏の表紙絵と有っては、何とすばらしい組み合わせだろうと胸躍らせたことは、つい先日のように記憶に新しいと思っていたのに、8年も前だった。軽くショックである。胸に染み入るように入って行く、すべての記憶を引き継ぐ少女エマノンの物語はここから始まっており、そしてきっとどこかで今もなお続いているのだろうと思わせる。
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コミックの書評に惹かれて、でもやっぱり原作から読むことにしました。ふうん、ずっとシリーズで続くのね。「さかしまエングラム」がどこか昔見た映画の「アルタード・ステーツ」みたいで怖かったです。
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他人の記憶まで覚えていたらなんかすごく気持ち悪くなりそう・・・ 忘れたい記憶・思い出そんなのを抱えて生きるってどんな気持ちなんだろうか。
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15歳の時に初めて読みました。不思議な話だな、といつも感じます。エマノンは本当に居るんじゃないか、と思える様な優しく温かい本です。
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やっぱり梶尾真治の代表作だと思います。この徳間版も絶版?かも、その前の文庫版も絶版になっています。でも、一度読んだら忘れられない作品です。」
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失恋旅行中の「僕」がフェリーの上で出会った美少女、エマノンは「地球に生命が産まれてからの記憶」を全て持っていると言った……。(鶴田謙二のさし絵はハマりすぎで反則!/笑)
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地球のすべての記憶を持つ少女の放浪譚。 このシリーズは何冊かあるけれど、最初の2冊が一番完成されていると思ってる。 (特に高野文子のイラストバージョンがお気に入り♪)
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