そして、奇跡は起こった! の商品レビュー
アーネスト・シャクルトンを隊長に出帆した、大英帝国南極横断探検隊の物語です。 南極へ上陸し大陸横断を目標にしていたシャクルトンですが、エンデュアランス号が浮氷や氷山に閉じ込められたことで遭難してしまいます。 一心不乱に横断の夢を追いますが、船が損壊してからは全員の無事帰国を目標に...
アーネスト・シャクルトンを隊長に出帆した、大英帝国南極横断探検隊の物語です。 南極へ上陸し大陸横断を目標にしていたシャクルトンですが、エンデュアランス号が浮氷や氷山に閉じ込められたことで遭難してしまいます。 一心不乱に横断の夢を追いますが、船が損壊してからは全員の無事帰国を目標に舵を切ります。 状況によって優先順位が変化し、それを瞬時に認識することがリーダーとして重要であると感じました。 絶望の中で奮闘し全員を無事帰国させた彼は、本来の目標を達成できずとも大変立派です。 年齢を問わず、何かに取り組んでいる人に最適な一冊。
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南極点へ向かったにも関わらず、船が流氷で挟まれてこっぱみじんになった。それであきらめて帰るしかなくなったのだが頼りになるのはボート3隻。これを人力で何千kmも運びさらにボート1隻で1300kmこいで海を渡った。人のいる島へ着いたら、さらに3日間不眠不休で、山を越えた。ここまでで1...
南極点へ向かったにも関わらず、船が流氷で挟まれてこっぱみじんになった。それであきらめて帰るしかなくなったのだが頼りになるのはボート3隻。これを人力で何千kmも運びさらにボート1隻で1300kmこいで海を渡った。人のいる島へ着いたら、さらに3日間不眠不休で、山を越えた。ここまでで1年半。途方もない努力と忍耐の末に、シャクルトン隊は全員が生還を果たした。シャクルトンのリーダーシップと人間の底力に言葉もない。
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同じ探検について・様々な立場から書かれている・・「隊長」「隊員」「ロス支隊」・・・作者が違えば見方も異なる・・・・みんなの意見を聞けば納得・・・・・これが読書のおもしろさ!
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[ 内容 ] シャクルトンは、南極大陸横断を目標にかかげながら、南極大陸にたどりつくことさえできなかった。 目的を達するという意味では、そのはるか手前で失敗したことになる。 ところがその失敗から、人類の成しとげた偉業のなかでもとりわけ心を打つ奇跡が生まれた。 エンデュアランス号の...
[ 内容 ] シャクルトンは、南極大陸横断を目標にかかげながら、南極大陸にたどりつくことさえできなかった。 目的を達するという意味では、そのはるか手前で失敗したことになる。 ところがその失敗から、人類の成しとげた偉業のなかでもとりわけ心を打つ奇跡が生まれた。 エンデュアランス号の乗組員二十八名が船を失い、氷の世界を一年近くさまよったあとに、一人も欠けることなく生還した事実は、人間にこれほどの力があったのかと、心の奥にずっしりとした感動を呼ぶ。 オルビス・ピクトゥス賞、ボストン・グローブ賞オナーブック、アメリカ図書館協会優良図書、パブリッシャーズ・ウィークリー、ベスト・ノンフィクション受賞。 [ 目次 ] 想像してほしい 大英帝国南極横断探検隊 氷岩 南極のこぶし 氷山の上の冬 氷の圧力 深みのおもては凍りつく オーシャン・キャンプ 反乱 忍耐、忍耐、忍耐 ボートへ 氷からの脱出 エレファント島への航海 陸地 救命ボートの旅―最初の十日間 救命ボートの旅の終わり 洞穴 南極海のアルプス ワイルド・キャンプ エピローグ [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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シャクルトン隊の本はまとめて読んだことはなかったことに気がついた。シャクルトン隊が取り上げられるところが21世紀的なんだろうな。こういう人たちにちゃんと奥さんがいたのが、20世紀初頭らしいところか。
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たとえば自分が大きな災害に遭った時に、なにが一番自分の身を助けてくれるだろう? この問に「人とのネットワーク」と答えた知人がいる。「自分一人で持てる資材なんて限られる。能力だって得意分野が一つ二つあるだけ。それなら人と協力して資材も能力も共有したほうが、確実に助かる確率は高くな...
たとえば自分が大きな災害に遭った時に、なにが一番自分の身を助けてくれるだろう? この問に「人とのネットワーク」と答えた知人がいる。「自分一人で持てる資材なんて限られる。能力だって得意分野が一つ二つあるだけ。それなら人と協力して資材も能力も共有したほうが、確実に助かる確率は高くなる」――これを100年近く前に実践し、遭難から生還したのがシャクルトン隊だ。しかも、彼らが遭難したのは地球上で生物が生きるのに最もふさわしくない場所・南極だ。そこで1年近く漂流したにもかかわらず、乗組員28人すべてが生還したというのだから驚きを禁じ得ない。 本を読み進めていくと、この偉業は28人の乗組員のうち誰か一人でも欠けていたら決して成しえなかったことがわかる。リーダーに必要な資質とはなにか、理想的な組織とはなにか、そしてその中の一員として生きるということがどういうことなのか。そんな、人生という行き先の知れない航海にも役立ちそうな一冊。
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シャクルトンによる、南極からの奇跡の生還。忍耐、不屈の意志、勇気、座右の書にする経営者もいるというように、この冒険から学ぶ事は多い。
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1914年、シャクルトン率いる大英帝国南極横断探検隊は、氷に阻まれ、南極大陸の手前で遭難してしまう。マイナス70度にもなる気温、そして引き返そうにも秒速90mの暴風に荒れ狂う海にかこまれた極寒の地で、船を失い、外界と連絡をとる手段は一切ない。まさに絶体絶命の状況に27人の隊員たち...
1914年、シャクルトン率いる大英帝国南極横断探検隊は、氷に阻まれ、南極大陸の手前で遭難してしまう。マイナス70度にもなる気温、そして引き返そうにも秒速90mの暴風に荒れ狂う海にかこまれた極寒の地で、船を失い、外界と連絡をとる手段は一切ない。まさに絶体絶命の状況に27人の隊員たちは置かれてしまった。しかし彼らは決してあきらめなかった。そして、1年半後、彼らはひとりも欠けることなく生還した――。 彼らはどうやって、そして「どうして」、生きのびることができたのか。この1冊の中にはたくさんのメッセージが込められています。挑戦し、失敗し、それでもあきらめず最後まで闘いぬいた人々の、偉大なる物語です。
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中学生のときに読んだ一冊。 南極で遭難したシャクルトン隊が1人も欠けることなく生還するまでの話です。 南極の厳しさに力をあわせて乗り越えた奇跡からは素直に勇気がもらえます。
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シャクルトンは、南極大陸横断を目標にかかげながら、南極大陸にたどりつくことさえできなかった。目的を達するという意味では、そのはるか手前で失敗したことになる。ところがその失敗から、人類の成しとげた偉業のなかでもとりわけ心を打つ奇跡が生まれた。エンデュアランス号の乗組員二十八名が船を...
シャクルトンは、南極大陸横断を目標にかかげながら、南極大陸にたどりつくことさえできなかった。目的を達するという意味では、そのはるか手前で失敗したことになる。ところがその失敗から、人類の成しとげた偉業のなかでもとりわけ心を打つ奇跡が生まれた。エンデュアランス号の乗組員二十八名が船を失い、氷の世界を一年近くさまよったあとに、一人も欠けることなく生還した事実は、人間にこれほどの力があったのかと、心の奥にずっしりとした感動を呼ぶ。オルビス・ピクトゥス賞、ボストン・グローブ賞オナーブック、アメリカ図書館協会優良図書、パブリッシャーズ・ウィークリー、ベスト・ノンフィクション受賞。
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