満月をまって の商品レビュー
たぶん15〜20分ぐらい 高学年向け かご職人の息子が街についていくのを許されたが 都会の人達にバカにされ葛藤するお話 日本語訳が素晴らしいのか 情景が脳裏に想像できるような言葉で綴られている。 絵も素晴らしいが朗読でも良い。
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トネリコの枝を編んで作る、美しく丈夫なかご。山に住む人々は、かごを作り、街へ売りに行くと、心ない声を浴びせる人がいる。それでも、誇りを持って作り、生きる姿が清々しく感動的です。
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男の子は、お父さんの篭作りをみて学び、少しずつ上手くなって、材料のことも詳しくなってきた。まだ見知らぬ町に、満月になると父と仲間たちは篭を売りに行く。自分も行きたいと言うが中々連れて行ってくれない。9さいになると連れて行ってくれた。知らない町に期待を膨らませながら父と篭を持って出...
男の子は、お父さんの篭作りをみて学び、少しずつ上手くなって、材料のことも詳しくなってきた。まだ見知らぬ町に、満月になると父と仲間たちは篭を売りに行く。自分も行きたいと言うが中々連れて行ってくれない。9さいになると連れて行ってくれた。知らない町に期待を膨らませながら父と篭を持って出掛けた。町は、カラフル、母に土産話をしてやろうと思い帰り道を行く。道中、町の人がやまざると自分たちの事をばかにした。男の子は、モヤモヤで胸が一杯だ。母にはなにも話さなかったが母はわかっていた。なだめるがだめだ。家族の居ない日納屋のかごを蹴飛ばした。壊れない丈夫な篭。父の仲間の一人が風は知っている。と呟いた。人の評価はどうでもよくなり、自分たちの仕事に誇りをもてた男の子
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〝もうすぐ満月になる。父さんが造る籠みたいにまんまるい満月に。満月になったら、父さんはハドソンに行く。今度こそ、ぼくを連れってて貰えるかも知れない〟・・・今から100年以上も前のこと、アメリカ北東部の山あいの地方に、籠を造って生計をたてている人達がいた。丈夫で美しい籠を造るための...
〝もうすぐ満月になる。父さんが造る籠みたいにまんまるい満月に。満月になったら、父さんはハドソンに行く。今度こそ、ぼくを連れってて貰えるかも知れない〟・・・今から100年以上も前のこと、アメリカ北東部の山あいの地方に、籠を造って生計をたてている人達がいた。丈夫で美しい籠を造るための技術と精魂こもった情熱は、長い間、父から子へと伝えられていくことに・・・。最後の作品となったバーバラ・クーニ-(1917-2000)の絵が、とても素晴らしい絵本です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ぼくのとうさんは月に一度、作った籠を売りにハドソンに行く。 一日で歩いていって帰ってこられるのですから、それほど遠くはないのかもしれませんが、ぼくはまだ連れていってもらえない。 もう8歳になったのに。 だからぼくは、とうさんたちのすることを、なんでもよーく見ている。 次の満月の時にはハドソンに連れて行ってもらえるかもしれないから。 9歳になって半年、ぼくはようやくハドソンへ連れて行ってもらえることになった。 とうさんと同じように、籠を括りつけた棒を肩に担いで歩くぼくの誇らしげなこと。 けれど街の人たちがぼくたちのことをなんといってバカにしているかを知ってしまい、もう、籠を作るのも、街へ行くのも嫌になった。 山の木の声なんて、聞こえやしない。 だけど、とうさんの仲間のビッグ・ジョーは言った。 「風はみている。だれを信用できるか、ちゃんとしっているんだ」 それを聞いた途端、ぼくは、僕も風が選んでくれた人になりたいと思った。 いつまでたっても使える籠。 じょうぶで美しい籠。 今から100年以上前にはこんな籠を作って生計を立てている人たちがいましたが、最後まで作り続けていた人も1996年に亡くなってしまったそうです。 ぼくたちがなぜ満月をまっていたか。 それは、満月の夜だと帰りが遅くなっても、お月さまが照らしてくれるから。 家族で作ったものを街に売りに行く。 バーバラ・クーニ―の『にぐるまひいて』が有名ですが、これも良い絵本でした。
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ニューヨークから、それほど遠くない山あいの地方に、 かごをつくって、生計をたてる人たちがいました。 満月の日に、父さんは街へかごを売りに行く。 僕はいつか一緒に連れて行ってもらえることになっているのだ。 父さんたちが作るじょうぶなバスケットは僕の誇りだった。 僕もバスケットを作...
ニューヨークから、それほど遠くない山あいの地方に、 かごをつくって、生計をたてる人たちがいました。 満月の日に、父さんは街へかごを売りに行く。 僕はいつか一緒に連れて行ってもらえることになっているのだ。 父さんたちが作るじょうぶなバスケットは僕の誇りだった。 僕もバスケットを作るのをてつだった。 9歳になったある満月の日、ついに僕も街へ出かけることに。 色とりどりの街に見せられて帰ってくる道すがら、 街の男たちから、 山ザルのかごはおんぼろのクソッタレかごだと、 大声でどなられます。 家に帰った僕は、もう父さんも、カゴも憎らしく、悲しくなっていました。 そこへ、かご作りの仲間のビッグジョーがやってきて言います。 「風からまなんだことばを、音にして歌いあげる人がいる。詩を作る人もいる。風はおれたちには、かごを作ることをおしえてくれたんだ。」 ぼくにも、風の声が聞こえる時がくるのです。。 素敵だなぁ。
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図書館本。満月の夜、お父さんは手作りの籠を売りに街に出る。子供から一歩踏み出したことが認められて、僕も初めて街へ。そこで見たのは…?
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アメリカの山間部でカゴを作って売ることで生計を立てていた人々にスポットを当てた絵本。 彼らに対する都市部の人々の差別・偏見も描かれており、非常に考えさせられる絵本です。 でも、良さが分かったのは大人になってから。 小学生の頃は内容はなんだか暗いし、後書きに書いてある話がちょっと怖...
アメリカの山間部でカゴを作って売ることで生計を立てていた人々にスポットを当てた絵本。 彼らに対する都市部の人々の差別・偏見も描かれており、非常に考えさせられる絵本です。 でも、良さが分かったのは大人になってから。 小学生の頃は内容はなんだか暗いし、後書きに書いてある話がちょっと怖くて好きじゃなかったなぁ。 大人にぜひ読んで欲しい一冊。
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このお話がわかる人たちの中で暮らしたい。 誠実に生きることの大切さがしみじみと心に伝わってきて、思春期の主人公の心の葛藤が美しい絵で描かれています。 満月を待って とは、満月のように心に満ちてくる思いを大切に待って、という意味でもあるのでしょうか。 クーニーの絵本の中で、一番訴え...
このお話がわかる人たちの中で暮らしたい。 誠実に生きることの大切さがしみじみと心に伝わってきて、思春期の主人公の心の葛藤が美しい絵で描かれています。 満月を待って とは、満月のように心に満ちてくる思いを大切に待って、という意味でもあるのでしょうか。 クーニーの絵本の中で、一番訴えるもののある絵本だと思います。
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図書館本。満月の夜、お父さんは手作りの籠を売りに街へでる。子供から一歩踏み出たことが認められて、僕も初めて街へ。そこで見たのは‥?
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