神様がくれた指 の商品レビュー

佐藤多佳子(著者)

2009/10/04

惜しい！いい出来やったと思うんやけど、もっと良くなる作品とも思う。読んでて面白いと思うと同時に、残念と思う気持ちもありました。特にラストほど、残念な感じがした。

2009/10/04

2007/11/19
国分太一君主演で映画化された「しゃべれどもしゃべれども」の作者さん。
というくらいしか予備知識が無かったのだけどmixiのレビューをふらふらしてたら、この方の本が結構褒められてたので読んでみた。うん、mixiのレビュー機能っていいなと初めて思ったよ。
閑話休題。
ピカレスク小説っていうのかな…スリが主人公。だから「神様がくれた指」なんて逆説的なタイトル！うまい！主人公を取り巻くのは、女装の占い師だったり、チームでスリを行う職人(?)一家だったり。最初のうちは思ったよりもゆっくりと物語は進んでいく。でも、ラストに向かってどんどん収束していく内容にワクワクする。そんでもって主人公とその幼馴染の幼い恋模様とかも挿入されて。最後のページを読み終えて、あー楽しかった！って心から満足。もっとこの人の本読みたい。

2009/10/04

佐藤多佳子作品を読みつくしてやろうと思ったので読書。出所したばかりのスリと、オケラになった占い師。奇妙な出会いから一つ屋根の下で暮らし始めた二人は、身も心も引き裂く嵐に巻き込まれていた。天才スリと、天才占い師のお話。この二人の奇妙な同居生活や、スリの日常、占い師の日常はなかなか面白かった。ただ、このかけ離れた二つの職業を絡ませていくのがなかなか無理があったのか、イマイチ感情が入り込んでいかなかった。佐藤多佳子の他の作品のレベルに比べると、期待外れになるかも；

2009/10/04

スリの話。ちょっと長いかな？オチもいまいちな気も。。視点がスリと占い師と交互に語られるという「黄色い目の魚」と同じで好きな方法なのかしら？？

2009/10/04

たぶん実際いたらろくでもないだろう人物にも愛着が持てた。少年のスリ集団が恐すぎる。人の痛みに鈍感にはなりたくないなぁと思った。

2009/10/04

語り口が秀逸なのはいつもの事として、選んできた主人公達の職業がいい。
スリと占い師。本来なら関わらないハズの二人が徐々に友情を深めていく様に、心があったかくなった。

2009/10/04

期待通りおもしろい佐藤多佳子は、『しゃべれどもしゃべれども』が初読み。やっぱりいいなぁ。28歳占い師の昼間薫と25歳位のプロのスリ辻牧夫がメインの話。なんにせよ、プロってのはカッコイイ。マッキーのキャラが爽快。昼間さんには共感が多い。咲がちょーかわいい！仲間たちも魅力的です。ハードボイルド好きなら物足りないかも。

2009/10/07

　小さい頃からおじいちゃんにスリの技術を教えられていて、かつスリの才能も持っているプロのスリ、辻牧夫(マッキー)。出所した日にお母ちゃんと電車に乗っていてお母ちゃんの財布をスラれてしまう。そのスリを追いかけていて怪我を負い、ギャンブル好きの人のいい占い師、昼間薫(マルチェラ)に助けられる。それが縁で２人は一緒に住むことに。学生のスリのグループを追いかけたことで、周囲の人を巻き込み思わぬ事態になっていく。
　スリは悪いことだとわかっていても、辻くんのスリの手際のよさと人のよさからついつい応援したり、心配したりしてしまいます。辻くんも昼間さんも含めてプロってやはりすごいなと思いました。ラストのハルと組んでのスリはハラハラしました。終盤になるまでは盛り上がりにかけるような気がして、先を早く読みたい！という気分にはなれなかったのが残念でした。

2009/10/04

私が一番好きな本れす。
最近ムショから出てきたスリのマッキーと占い師のマルチェラこと昼間さんのお話。言葉がいかに大切かが分かる本です。とにかく良い本れす。ストーリー性もありとても面白いっす。暇をもてあましてる方にもｵｽｽﾒ

2009/10/04

佐藤多佳子の長編☆
　スリと占い師が出会って、そこで起こるスリに関する事件と、そして心温まる交流？なんだか20代後半の男二人の話なのに、とっても温かくて若い感じがする。スリと占い師と、若者スリグループの女の子との交流が素敵です。登場人物なんとなく多いんだけど、まぁ、その一人一人がちょっといいかんじ。漫画っぽい？　3分の１まではちょっとのれなかったけど、後半はサスペンス的にどぉーんって気分乗って読めました。