闇へ降りゆく(2) の商品レビュー
クーンツの短編集の第…
クーンツの短編集の第二分冊。1971年から1989年の約20年間に発表された五短編が収録されている。
文庫OFF
前作『奇妙な道』とは打って変わってこちらは純粋な短編集。 クーンツ得意のモダン・ホラーからファンタジー、幻想小説とその趣向は様々。 全7作の内、最も印象的だったのは最初の「フン族のアッチラ女王」と表題作。特に前者は植物のような宇宙生命体の侵略物語がどう題名に結びつくのかが興味深く...
前作『奇妙な道』とは打って変わってこちらは純粋な短編集。 クーンツ得意のモダン・ホラーからファンタジー、幻想小説とその趣向は様々。 全7作の内、最も印象的だったのは最初の「フン族のアッチラ女王」と表題作。特に前者は植物のような宇宙生命体の侵略物語がどう題名に結びつくのかが興味深く、その趣向に1本取られた感じだ(結局、内容的には大したことはないのだが)。 後者は家に現れる地下への階段というモチーフが秀逸。つまりこれこそが主人公の心の闇の深さのメタファーとなっており、人の悪意の底知れなさを仄めかして終わるラストも良い。 その他特殊な両手を備えた男の哀しみを描く「オリーの手」、実験で知能を備えた鼠の恐怖を描いた「罠」、異世界から来た熊の私立探偵とその異世界と現世との比較が面白い「ブルーノ」など前述のようにヴァラエティに富んでいるがずば抜けた物がないのも確か。 最終巻の『嵐の夜』に期待。
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他で読んだことある話も。新訳は「ブルーノ」がキャラもふまえて好き!ベストは表題作はもちろんなんだけど、前読んだ時から見事すぎるオチに「ぼくたち三人」を挙げておく。
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