女たちのジハード の商品レビュー
元気がでる!
第117回「直木賞」受賞の本作。結婚だったり仕事だったり、「人生の岐路」に立たされた5人のOLの物語。人生、うまくいかないことも多いけど大丈夫!というポジティブな気持ちになれます♪元気を出したい人にお薦め。
mari104
時代の古さを感じる場面も多いけど、女たちが逞しく自分を見つけていくのが爽快だった。 結婚とは…と改めて考えさせられたかな。 紀子にイライラしながら読んだ笑
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前半100ページ程はなぜ?直木賞受賞したのって感じだった(康子さんの競売物件、紀子さんのDV騒動)が、東大病院の医師、理想の夫を獲得したかに見えたリサが発展途上国民族への支援という男の夢に殉じてネパールへ旅立つ、翻訳家を目指し搾取され、遂にアメリカ留学し、英語で生きることをやめ、...
前半100ページ程はなぜ?直木賞受賞したのって感じだった(康子さんの競売物件、紀子さんのDV騒動)が、東大病院の医師、理想の夫を獲得したかに見えたリサが発展途上国民族への支援という男の夢に殉じてネパールへ旅立つ、翻訳家を目指し搾取され、遂にアメリカ留学し、英語で生きることをやめ、ヘリコプターパイロットを目指す紗織、脱サラトマト農家との出会いから食品加工で起業をはじめる康子。怒涛の聖戦、ジハードでした。『鉄道員ぽっぽや』と直木賞受賞を分け合った作品だ。小気味いい作品です。みんながみんな『たった一つの自分の人生を選び取る』お話です♪
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確か、高校生の時に初めて読んだと思いますが、性差の話とか、女性の努力とか、それまでまったく触れたことがないけど、多分世の中こんなもんなんだろうな…という世界の出来事が綴られているにも関わらず、なんか圧倒されて元気が出たのを覚えています。また読みたいな。
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お気に入りの作品!5人のOLが人生を切り開いてく。特にカッコよくて好きなのが康子。「やればできるのよ。いつも辛いことばかり思い出して後ろ向きに生きてちゃだめ。理由なんてどうだっていい。今やってることを一つ一つカタをつけて実績作っていかなくちゃ」
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結婚がすべてではない今に読むと、90年代ごろの結婚観や文化を知ることができて非常におもしろかった。現代ならセクハラ・パワハラになることのオンパレード。しかしこれがその当時の当たり前。 三者三様ならぬ四者四様と言おうか、主な登場人物となる女性たちの性格はさまざまで、でも共通してい...
結婚がすべてではない今に読むと、90年代ごろの結婚観や文化を知ることができて非常におもしろかった。現代ならセクハラ・パワハラになることのオンパレード。しかしこれがその当時の当たり前。 三者三様ならぬ四者四様と言おうか、主な登場人物となる女性たちの性格はさまざまで、でも共通しているのは誰かを見下しているというか、無自覚に自己評価が高くある点。 いろいろなことがある中で、女性たちがそれぞれの道を選んでいく様が丁寧に描かれていて、すっきりとした読後感を得られた。
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当初は、" 何なの男も女も" と目くじらを立てたいような・・・、呆れて、ため息が漏れたり・・・。 上手に読者の感情を右へ左へと揺さぶる。 篠田節子さんの小説は、面白い。 上手いなあーとワクワクしなから読んだ。 そして、物語は二転三転・・・。 だけど、彼女た...
当初は、" 何なの男も女も" と目くじらを立てたいような・・・、呆れて、ため息が漏れたり・・・。 上手に読者の感情を右へ左へと揺さぶる。 篠田節子さんの小説は、面白い。 上手いなあーとワクワクしなから読んだ。 そして、物語は二転三転・・・。 だけど、彼女たちの、アレもコレも可愛く見えてくる。 結局のところ、女たちは逞しいのだ。 それぞれの逞しさに魅了され、気が付かぬ間に、ホロリとさせらせている。 ほんとうに、上手い小説だと想う。
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これは面白かった。 それぞれの女達のキャラがいいのはもちろんのこと、ストーリーもすばらしい。 時代を感じる部分はあるが、それがまたかえって良い。
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25年振りに再読。 ぞくぞくするほど面白く、(ほぼ)忘れていたエピソードのお陰で新鮮な気持ちで読むことできました。 それにしても高々25年で世相ってこんなに変わるものでしょうか。 若い世代にも「歴史書」くらいな感じでお読みいただきたいです。
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バブル期が終焉を迎えようとする時代、実績でしか評価されない厳しい状況のなかで自立を目指す5人の物語。結婚、企業、海外留学などいろいろなエピソードが語られ読み応えがあった。
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