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日本の公安警察 の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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1952年の菅生事件…

1952年の菅生事件などの実例をもとに、戦後どのように公安警察が再建され、活動範囲を伸ばしていったかが書いてある。ちょっと触られただけで「公務執行妨害」で逮捕したりするという公安の手口が紹介されていて興味深い。地下鉄サリン事件の直後には、信者をありとあらゆる法令を駆使して一ヶ月間...

1952年の菅生事件などの実例をもとに、戦後どのように公安警察が再建され、活動範囲を伸ばしていったかが書いてある。ちょっと触られただけで「公務執行妨害」で逮捕したりするという公安の手口が紹介されていて興味深い。地下鉄サリン事件の直後には、信者をありとあらゆる法令を駆使して一ヶ月間に100人あまりも逮捕したらしい。

文庫OFF

2023/01/28

1999年刊行の本ですが、2023年現在マイナンバーカードに健康保険証機能を無理やりつけようとする施策が行われています。国家が本当に国民の病歴情報にアクセスすることはないのかとても不安です。

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2022/04/04

個人の尊厳をいとも容易く侵害できる公権力の所業は決して他人事ではなく、知らずに監視されている私たちの日常に潜んでいる。身に覚えはなくともデータとして記憶される個人の行動は必需となったスマホや街中の防犯カメラを通して蓄積されている。この見えない足かせに気づくと本当に自由な社会なのか...

個人の尊厳をいとも容易く侵害できる公権力の所業は決して他人事ではなく、知らずに監視されている私たちの日常に潜んでいる。身に覚えはなくともデータとして記憶される個人の行動は必需となったスマホや街中の防犯カメラを通して蓄積されている。この見えない足かせに気づくと本当に自由な社会なのかと疑念を抱く。国家とは一体誰を守るものなのか、その時の感情に任せず理性を持って行動することを再認識する。

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2021/07/26

エンターテインメントのように読めてしまう箇所があるが、これは実際に起こったことだと考えなおすと怖くなる。 自分たちの組織の存亡をかけて政治と結びつこうとするあたりは、先の世紀末頃に始まったのか?!などと思いつつ、こんな感想を書いてる自分はどうなんだろうと少し不安になるところが、...

エンターテインメントのように読めてしまう箇所があるが、これは実際に起こったことだと考えなおすと怖くなる。 自分たちの組織の存亡をかけて政治と結びつこうとするあたりは、先の世紀末頃に始まったのか?!などと思いつつ、こんな感想を書いてる自分はどうなんだろうと少し不安になるところが、抑止力ってやつなのか?…

Posted byブクログ

2021/03/29

公安警察から公安調査庁、さらに内調まで触れられており、網羅性は高いが、公表情報中心であること、そして何より古い…20年以上経つ今、最新版が出て欲しい。

Posted byブクログ

2020/10/22

公安警察は膨大な情報を持ち、秘密裏にそれらを活用して取り締まりを行ってきた。 警察の情報量は凄まじいのだろうと想像させられ、様々な情報を収集することが大切だと実感した。

Posted byブクログ

2019/01/17

読んでない状態で見つかって、この度読了。 20年近く前の様子も含めて逃げた「懐かしい」の方が先行した。 さて、今はどうなっているのやら、「巨像」が「巨像」ではなくなっているのかも。 2000.2.14購入 714円 2000.1.20 第1刷 帯付き

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2018/06/23

映画ゼロの執行人を見たら、公安のことが分からなすぎて、降谷零さんのことをもっとよく知りた~いと思って読みました。戦後、公安組織ができていくまでの過程、公安は複数あるという意味、公安警察の手口(手法ともいう)などちょっとわかって大変ためになりました。降谷さんは警察庁、風間さんは警視...

映画ゼロの執行人を見たら、公安のことが分からなすぎて、降谷零さんのことをもっとよく知りた~いと思って読みました。戦後、公安組織ができていくまでの過程、公安は複数あるという意味、公安警察の手口(手法ともいう)などちょっとわかって大変ためになりました。降谷さんは警察庁、風間さんは警視庁の公安。お勤め先が違うのね。 オウムの事件に付随した、警察庁長官の狙撃事件から始まる公安の大打撃の顛末、まるで知らなくて、そんなことがあったのか~と興味深かったです。

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2017/07/13

少し古くなりましたが、公安警察の入門書として最適。新書なんで内容は浅い。青木氏も若く、文章がかたい。

Posted byブクログ

2017/05/07

国内の公安体制、いわゆるカウンターインテリジェンスに対する概観ができる一冊。 公安警察をメインに、その歴史や組織体制、手法、代表的な事件など。 あわせて、公安調査庁や内閣情報調査室についても触れている。 しかし国家権力は、末恐ろしいと感じます。

Posted byブクログ