こころの食卓 の商品レビュー
20140614読了 偶然ながら精進料理関係の本が続いた。先に読んだ江戸時代下級武士の食生活を紹介する本で、当時の暮らしでは1日1度の炊飯が多く、冷や飯を粥にする食べかたが日常だったと知り、続いてこの本では朝食を粥で摂るスタイルの著者。幼少より禅寺で育っている。ひとくちに粥と言っ...
20140614読了 偶然ながら精進料理関係の本が続いた。先に読んだ江戸時代下級武士の食生活を紹介する本で、当時の暮らしでは1日1度の炊飯が多く、冷や飯を粥にする食べかたが日常だったと知り、続いてこの本では朝食を粥で摂るスタイルの著者。幼少より禅寺で育っている。ひとくちに粥と言っても、にんじん、緑豆、クコの実、山芋など、バリエーションがいろいろあるのが新鮮。体調が悪いときの食事として位置付けていたけれど、たまに朝食として粥を選択肢に入れるのもいいなと思った。煮物を翌日揚げ物に展開するのもいいアイディア。寒天寄せ、前々から挑戦したいと思ってるんだよな~。
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禅寺では、昔から「かゆに十徳あり」といわれているそうです。 1つには色といって、顔色、肌つやをよくする 2つには力といって、体力をつける 3つには寿といって、寿命を延ばす 4つには楽といって、食べ過ぎることがないから胃に負担をかけず、体が楽である 5つには詞清弁とい...
禅寺では、昔から「かゆに十徳あり」といわれているそうです。 1つには色といって、顔色、肌つやをよくする 2つには力といって、体力をつける 3つには寿といって、寿命を延ばす 4つには楽といって、食べ過ぎることがないから胃に負担をかけず、体が楽である 5つには詞清弁といって、頭の働きがよくなり、弁舌も流暢になる 6つには宿便を除くといって、胸につかえない 7つには風除といって、風邪をひかない 8つには飢消といって、空腹を癒してくれる 9つには渇消といって、のどの渇きを癒してくれる 10には大小便調適といって、大小便の通じがよくなる 以上の10徳である 朝食のお粥は人生のはじまり 人と出会う昼食 心をおさめる夕食 精進料理のイメージがかなり変わりました。 すべてのものに感謝して、そのものを無駄にせず、使い切る。 これが精進料理の精神なように思いました。
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