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馬と少年 新版 の商品レビュー

4

29件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

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2024/03/12

第一章を読み始めてすぐに物語に引き込まれた。外から見たナルニア。スーザン女王とエドマンド王に出会ったときには嬉しくて嬉しくて。 成長したエドマンド王の勇姿を映像でも見たい!! 読みながら考えていたが、今までの4作と時系列や視点が外れたからか、少々異質なかんじがしました。ただ個...

第一章を読み始めてすぐに物語に引き込まれた。外から見たナルニア。スーザン女王とエドマンド王に出会ったときには嬉しくて嬉しくて。 成長したエドマンド王の勇姿を映像でも見たい!! 読みながら考えていたが、今までの4作と時系列や視点が外れたからか、少々異質なかんじがしました。ただ個人的には最も面白くて読みやすかった気がします。

Posted byブクログ

2022/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

出版順ではなく、作者の推奨しているらしい物語の時系列順で読み進めることにする。 ①魔術師のおい ②ライオンと魔女 ③馬と少年(本作) ④カスピアン王子のつのぶえ ⑤朝びらき丸 東の海へ ⑥銀のいす ⑦さいごの戦い ライオンと魔女に登場した四人の兄妹が王座に座っていた時、別の国で起こった出来事のお話。 奴隷としてら生きていた少年シャスタと、政略結婚から逃れた貴族の少女アラビス。ナルニア出身のもの言う馬ブレーとフイン。この4名がナルニアを目指して旅をする。 登場人物たちによって、人間らしさが濃く描かれる。 カロールメンのティスロック王とラバダシ王子の会話や、ラサラリーン、総理大臣のアホーシタなど、良いキャラが揃っている。まさに名脇役たちだった。 そしてアスランは見事に最強キャラ。 読了。

Posted byブクログ

2022/10/02

はっきり言ってこれまでの巻よりパワーダウン気味の作品だと思う。ぶっちゃけこれナルニアで書く必要あったか? 話は奴隷身分の主人公が喋る馬と一緒に悪い国から脱出。色々冒険するうちに成長しました。実は王子様でしたーというオーソドックス極まりない展開。手癖だけで書いちゃったて感じで印象悪...

はっきり言ってこれまでの巻よりパワーダウン気味の作品だと思う。ぶっちゃけこれナルニアで書く必要あったか? 話は奴隷身分の主人公が喋る馬と一緒に悪い国から脱出。色々冒険するうちに成長しました。実は王子様でしたーというオーソドックス極まりない展開。手癖だけで書いちゃったて感じで印象悪いですね。

Posted byブクログ

2022/08/25

きた、やはり蛮族といえば南方にあり、砂漠の向こうに住んでいるわけだ。絵を見るに、オスマントルコとかがモデルかな? まぁそんな蛮族ではあるけども、ラバダシは命乞いなどせずに非常に潔い。砂漠を馬で越えて、補給に困った様子もなく、なかなか有能な武略家ではなかろうか。単なる王族のボンボン...

きた、やはり蛮族といえば南方にあり、砂漠の向こうに住んでいるわけだ。絵を見るに、オスマントルコとかがモデルかな? まぁそんな蛮族ではあるけども、ラバダシは命乞いなどせずに非常に潔い。砂漠を馬で越えて、補給に困った様子もなく、なかなか有能な武略家ではなかろうか。単なる王族のボンボンではないのだ。そのあたり、心ある歴史家なら評価を見直しても良いのではないか。 何しろいけ好かない正義を振りかざして良い子ちゃんの北方民族に比べて、カロールメンはアツいと思ったけど、あっさり最後は日和るんだもんなぁ。やっぱ魔法は怖いってことよね。いや、そりゃこんな得体のしれないもんは怖いわ。ティスロックは正しく、現実主義者であろう。

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2020/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。 『ナルニア国物語』第5巻。第4巻からは数百年前に遡り、第1巻『ライオンと魔女』と同時代におけるひとつのエピソードを描く。第4巻において、古くから歌い継がれてきた歌として「馬と少年」の名は現れていたが、今巻はその内容(少年と少女と、2頭のものいう馬による新天地への旅路)が語られる。 次巻でナルニア国の始まりが、次々巻の最終巻ではナルニア国の消失が描かれ、物語が終局へ向かっていくからか、この巻は明るく伸び伸びとした冒険物語といった印象。

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2020/01/09

ナルニア国の中で今のところ一番面白かったです。舞台が中東なところが目新しいし、他のナルニア国はアスランが出てきたら全て解決〜という感じがあるけど、本作はしばらく先が見えない展開が続きます。馬と少年(“The horse and his boy”)というタイトルが示す通り、馬が主役...

ナルニア国の中で今のところ一番面白かったです。舞台が中東なところが目新しいし、他のナルニア国はアスランが出てきたら全て解決〜という感じがあるけど、本作はしばらく先が見えない展開が続きます。馬と少年(“The horse and his boy”)というタイトルが示す通り、馬が主役級に頑張ります。立派になったエドマンドも登場します。

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2014/03/22

ナルニア国ものがたり第5巻。今回はナルニアの世界の少年少女が物語の中心となります。漁師に拾われたシャスタは奴隷に売られそうになった処をもの言う馬ブレーと共に逃げ出しナルニアへと向かう。途中同じくもの言う馬と親元から逃げ出してきた少女アラビスと出逢うのだった。 ブレーもアラビスも気...

ナルニア国ものがたり第5巻。今回はナルニアの世界の少年少女が物語の中心となります。漁師に拾われたシャスタは奴隷に売られそうになった処をもの言う馬ブレーと共に逃げ出しナルニアへと向かう。途中同じくもの言う馬と親元から逃げ出してきた少女アラビスと出逢うのだった。 ブレーもアラビスも気位が高く、シャスタはそんな姿にまごつくのだが、実はシャスタは…という貴種流離譚の流れを汲む物語は王道であるが故に面白いです。自分の生まれを知ってから使命に目覚めるのでなく、使命に目覚めたことが生まれを知ることに繋がるのがいいですね。そして今回もアスランが美味しい処をもっていきますなあ。まあ、そういう存在なのだから当たり前なのですが。

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2013/12/02

ナルニア国物語5作目。今回は第一作でピーター達4兄弟が、ナルニアを救ったのち、現実世界に帰るまでの数十年の期間の出来事。舞台はナルニアの隣国カロールメンから始まる。ある漁師の使いとして働くシャスタが主人公。見た目もカロールメン人とは全く違うシャスタが、境遇の不幸もあり、ナルニアに...

ナルニア国物語5作目。今回は第一作でピーター達4兄弟が、ナルニアを救ったのち、現実世界に帰るまでの数十年の期間の出来事。舞台はナルニアの隣国カロールメンから始まる。ある漁師の使いとして働くシャスタが主人公。見た目もカロールメン人とは全く違うシャスタが、境遇の不幸もあり、ナルニアに自分の故郷を求め旅立つ。ナルニア出身のしゃべる馬ブレーが旅の友である。その途中で同じようにカロールメンから亡命中だった王女のアラビスとその馬フインとも合流、意気投合しナルニアを目指す。道中様々な出来事に巻き込まれ、ごたごたがあるが、勇気と誠実さとでアスランのお告げを心に、アーケン国にまで到達する。  私自身が読みながら、寄り道をしすぎてしばらく時間がかかってしまったが、人間通のルイスの語りに心動かされ、読後感はすっきりでした。 13/12/1

Posted byブクログ

2013/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ナルニア国ものがたりの中で唯一、異世界の子どもたちが直接登場しないおはなし。時系列で並べるとちょうど1巻と2巻の間にあたり、1巻で異世界からやってきた子どもたちがナルニアで王と女王になっている時代にあたります。(したがって、子どもたちが異世界からやってくる描写はありませんが、異世界からやってきた子どもたち自体は登場します) この巻あたりから作者の好みが出てくるのか、「おしゃべり好きでパーティや服やぜいたくなことにしか興味のない女の子」をばかにするような描写が数々でてきます。その良し悪しはともかく、自分の好みを押し付けるような描写がちょっぴり気になりました。 お話しとしては典型的な貴種流離譚(王家や貴族のこどもが何らかの理由で遠方で育てられ、ふとしたきっかけで自分がその血筋であることをしる)です。ちょっと都合がよすぎやしないか、という展開もあり、4巻の壮大な冒険に比べると、個人的にはすこし見劣りするかな、というところでした。

Posted byブクログ

2012/04/04

馬といっても普通の馬ではありません。登場するのはナルニアの国の馬。逆境から抜け出そうとする少年と馬、王女と迫りくる戦争の物語です。 自分を捨てて襲い来る敵の知らせに急ぐ少年と、人間に囚われて長年普通の馬を演じて暮してきた気取り屋で臆病な馬の葛藤。 この物語の主人公はまさし...

馬といっても普通の馬ではありません。登場するのはナルニアの国の馬。逆境から抜け出そうとする少年と馬、王女と迫りくる戦争の物語です。 自分を捨てて襲い来る敵の知らせに急ぐ少年と、人間に囚われて長年普通の馬を演じて暮してきた気取り屋で臆病な馬の葛藤。 この物語の主人公はまさしく「馬と少年」。心に残る物語です。

Posted byブクログ